『伊藤雅俊の商いのこころ』(19) 言葉の迷宮(85) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『伊藤雅俊の商いのこころ』(19)






静岡銀行で思い出すのは、バブルが弾けて、
都市銀行をはじめ、多くの銀行が莫大な不良債権を
抱えた時、静岡銀行は傷が浅かったことです。


それはなぜだったのか?


静岡銀行はなかなか融資しない銀行だったからです。
銀行は融資することが、商売の核です。
それなのに、静岡銀行は無茶な融資はしなかった
のです。


ムーディーズとスタンダード&プアーズによる、
当時の静岡銀行の格付けは、日本の金融機関の中で、
第1位でした。都市銀行より上だったのです。


その静岡銀行がヨーカ堂に融資したことは、
ヨーカ堂を高く評価していたことを物語るものです。




 華やかな製造業のソニーと、地味な小売業の

 ヨーカ堂はあらゆる点で対照的な会社ですが、

 のれんの大切さに変わりはありません。

 セブン-イレブンの親元であるアメリカの

 サウスランドが経営危機に陥った時、私が

 セブン-イレブンのブランドを守るために

 買収を決意した背景に、誰よりもブランドを

 大切にした盛田さんの影響があったのは

 事実です。


                    (P.204)

         (055-1-0-000-256)



 


 自分が育てた、自分の分身のような会社が、

 大きくなって自分の手の届かないところに

 いってしまった寂しさを抱えながら、その

 会社が間違いのないように発展していって

 ほしいと願わずにおれないのが、創業者の

 偽らざる気持ちであり、業(ごう)でも

 あります。
 

                    (P.207) 

         (056-1-0-000-257)





 油断すると危なっかしい商売になりがちな金融
 
 の世界で堅実経営を貫いたのが静岡銀行で、

 平野繁太郎さんは頭取、会長を歴任された

 地方銀行家です。平野さんとは、昭和四十年代

 のはじめに、ヨーカ堂が東京・大井に出店した

 時、頭取の平野さんが開店祝いに来てくださって

 以来のお付き合いです。 


                    (P.210)

         (057-1-0-000-258)





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