『伊藤雅俊の商いのこころ』(17) 言葉の迷宮(83) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『伊藤雅俊の商いのこころ』(17)





この本の後半は、伊藤さんの真摯な姿勢が
伺われるエピソードが溢れています。


交友関係が広く、相手から学ぼうとする姿勢は、
見習うことが必要だと思います。


伊藤さんは、いつもメモ帳を手元に用意していて、
対話の最中でも、メモを欠かさないという話を
読んだことがあります。


ご本人は、忘れてしまうからメモする、
と謙遜されていますが、記憶力を過信し、
間違って覚えることを防ぐためではないか、
と思います。


特に、数字が係る場合、桁違いや単位を間違ったら、
意味をなしません。


「記憶より記録」は大事なことだと思います。




 食品と繊維を比べると、命にかかわらない繊維の

 方は不真面目なところがあります。製造業と商業

 を比べると、人間相手の商業の方がだらしない

 ところがあります。それぞれ業には業の特性が

 あり、仕方のない面はありますが、他業に学ぶ点

 は多いのです。

                    (P.196)

         (049-1-0-000-250)



 


 儲かるかどうか、締めてみるまで分からないのが

 商売というもので、コストプラス適正利潤で

 売れるのが当たり前という計画経済の考え方です。

 企業は潰れるものと思えば、厳しいギリギリの

 ところで取引し、僥倖(ぎょうこう)で思わぬ

 利益が出れば、取引先と分かち合うというのが

 本当ではないでしょうか。商売人が努力するのは

 当然ですが、自分の儲けしか考えない人、相手

 のことも考える人に分かれます。
 

                    (P.197) 

         (050-1-0-000-251)





 花王の社長、会長をなさった丸田芳郎さんは

 私が尊敬する経営者の一人です。「花王石鹸」

 の社名の通り、戦前は一石鹸工場だった花王を、

 世界的なトイレタリーメーカーに育てられた

 のは丸田さんです。 


                    (P.197)

         (051-1-0-000-252)





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