『伊藤雅俊の商いのこころ』(7) 言葉の迷宮(74) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『伊藤雅俊の商いのこころ』(7)





ヨーカ堂には幹部が合宿する「箱根会議」が
あると、伊藤さんは話しています。

最近読んだ、日経ビジネスのインタビューで、
サイバーエージェントの社長・藤田晋さんが、
同じようなことを披露していました。

「あした会議」という、会社の幹部50人ほどが
参加する会議で、「中長期的な成長を考える
うえで、問題になり得ること、新しい事業を
立ち上げること」をメーンに話し合っている
そうです。

本社がある渋谷から離れ、熱海などで合宿して
会議を開くそうです。日常から非日常へ場所を
変え、普段と異なる環境で問題や将来を
じっくり考えることが企業の成長に欠かすこと
ができない、と考えているからでしょう。

たとえ、IT企業と言われても、効率一辺倒
ではなく、異業種企業からも良いことは学ぶ
姿勢が大切であると、トップが感じている
からでしょう。




 セブンーイレブンについては語り尽くせない

 ほどの思い出がありますが、もう一つだけ、

 付け加えておきたいことがあります。私が

 尊敬してやまない経営学者のP・F・ドラッ

 カー先生がヨーカ堂の幹部を集めた講演会で、

 セブンーイレブンを高く評価してくださった

 ことです。

 「ヨーカ堂グループがセブンーイレブンという

 フランチャイズビジネスを通じ、小売業の

 主流から落ちこぼれるはずだった個人商店に、

 商売の主流に乗る方法を提示したのは偉大な

 社会革命である」
 
                    (P.113)

         (019-1-0-000-220)



 


 資本市場が企業を評価する際の基準は、売上高

 や利益、総資産などの規模ではなく、利益率や

 自己資本比率などの財務内容です。大事なのは

 量ではなく、質ということです。しかし、

 教科書的な理屈を頭で理解することと、実際に

 体験して分かることは全く違います。


                 (PP.119-120)

         (020-1-0-000-221)





 ヨーカ堂には、幹部が山ごもりして合宿し、

 経営計画を練る「箱根会議」があります。8月

 の中間決算の減益が確定した1981年の

 箱根会議で、万年ペシミストの私は幹部を前に

 不吉な予感を披露しました。

 「我々が気付かぬうちに世の中が変わり、大変な

 ことが起こっているのではないか」
 

                    (P.125)

         (021-1-0-000-222)






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