ヨーカ堂には幹部が合宿する「箱根会議」が
あると、伊藤さんは話しています。
最近読んだ、日経ビジネスのインタビューで、
サイバーエージェントの社長・藤田晋さんが、
同じようなことを披露していました。
「あした会議」という、会社の幹部50人ほどが
参加する会議で、「中長期的な成長を考える
うえで、問題になり得ること、新しい事業を
立ち上げること」をメーンに話し合っている
そうです。
本社がある渋谷から離れ、熱海などで合宿して
会議を開くそうです。日常から非日常へ場所を
変え、普段と異なる環境で問題や将来を
じっくり考えることが企業の成長に欠かすこと
ができない、と考えているからでしょう。
たとえ、IT企業と言われても、効率一辺倒
ではなく、異業種企業からも良いことは学ぶ
姿勢が大切であると、トップが感じている
からでしょう。
セブンーイレブンについては語り尽くせない
ほどの思い出がありますが、もう一つだけ、
付け加えておきたいことがあります。私が
尊敬してやまない経営学者のP・F・ドラッ
カー先生がヨーカ堂の幹部を集めた講演会で、
セブンーイレブンを高く評価してくださった
ことです。
「ヨーカ堂グループがセブンーイレブンという
フランチャイズビジネスを通じ、小売業の
主流から落ちこぼれるはずだった個人商店に、
商売の主流に乗る方法を提示したのは偉大な
社会革命である」
(P.113)
(019-1-0-000-220)
資本市場が企業を評価する際の基準は、売上高
や利益、総資産などの規模ではなく、利益率や
自己資本比率などの財務内容です。大事なのは
量ではなく、質ということです。しかし、
教科書的な理屈を頭で理解することと、実際に
体験して分かることは全く違います。
(PP.119-120)
(020-1-0-000-221)
ヨーカ堂には、幹部が山ごもりして合宿し、
経営計画を練る「箱根会議」があります。8月
の中間決算の減益が確定した1981年の
箱根会議で、万年ペシミストの私は幹部を前に
不吉な予感を披露しました。
「我々が気付かぬうちに世の中が変わり、大変な
ことが起こっているのではないか」
(P.125)
(021-1-0-000-222)
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