私は6月末(2006年)で51歳になりました。
その意味で、このタイトルの本は自分の半生を
振り返る機会を与えてくれた本ですし、
後半生を生き抜いていくためのよすがともなり
ました。
「人生とは何ぞや」をご一緒に考えてみませんか。
『50代からの選択』(初版 2004年11月10日
集英社)は、<ビジネスマンは人生の後半に
どう備えるべきか>というサブタイトルが示す
ように、自分の人生を真剣に考えるきっかけを
与えてくれます。
50代のかただけではなく、実は20代、30代、
40代のかたにも読んでいただきたい本です。
今日の名言 1 〈199〉今の50代以上の世代は、
戦後の焼け野原の中から育って
きているので、失うことを恐れず、
できないことはないという勢いがある。
それよりも一つ上の、戦中派世代は、
戦争の苦しみも経験しているから、
忍耐力があり、常に物事を前向きに
考えられるのが特徴だ。
今日の名言 2 〈200〉都市に住む若い人たちが、
もっとイデオロギー的に目覚め、
虐げられた怒りを政治の方向に
向けるようになったときに、
日本丸は再浮上し始める、
と僕は踏んでいる。これこそが、
僕が以前目指し、そして、
失敗したことなのだけれど。
政治も、この層の人々を幸せに
しようとすれば本当に見違える
ようにこの国は良くなるのだ。
今日の名言 3 〈201〉自分の持ているものが55ある。
そのうち50はこのまま持って
いれば今後生かせるかもしれない。
それでも、あえて一度切り捨てて
ゼロにする、これがリセットである。
使い道があるかもしれないから50
からスタートします、というのは、
引き算であってリセットではない。
こんなに変化の激しい時代を、
中途半端な引き算で渡っていこうと
したら、捨てられないものばかりが
増えてしまい、結局は身動きがとれ
なくなる。とっとと走れる状態でいる
ことが、会社にも個人にも必要だ。
自分のキャリアをリセットあるいはオール
クリアするには、相当の勇気が必要です。
大前さんは、敢えてしなくてはいけない、
と述べています。
50代ともなれば、公私共に多くの経験
を積んでいます。
その経験を一旦、自己否定し、新たな
挑戦をすることは、それこそ
「清水の舞台から飛び降りる」ほどの
開き直りが必要です。
しかし、失敗を恐れてはいけません。
取り返しのつかない失敗でなければ、
回復できます。
経験値の高さに自信を持って立ち
向かっていけば、必ず、解決します。
大前さんの、時には厳しく、時には心の
こもったアドバイスに従い、突き進んで
行って下さい!
あなたが進む道の後ろには、花が咲いて
います。
若い人たちがそれを見て、こうした生き方
もあるのか、と感じることでしょう。
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