私は6月末(2006年)で51歳になりました。
その意味で、このタイトルの本は自分の半生を
振り返る機会を与えてくれた本ですし、
後半生を生き抜いていくためのよすがとも
なりました。
「人生とは何ぞや」をご一緒に考えてみませんか。
『50代からの選択』(初版 2004年11月10日
集英社)は、<ビジネスマンは人生の後半に
どう備えるべきか>というサブタイトルが示す
ように、自分の人生を真剣に考えるきっかけを
与えてくれます。
50代のかただけではなく、実は20代、30代、
40代のかたにも読んでいただきたい本です。
今日の名言 1 〈187〉大経営者の共通項とは、学歴ではなく、
彼らがいずれも傑出したアイデアマンであり、
ほとんどが20代で思い思いの会社を興して
いるということなのだ。
今日の名言 2 〈188〉戦後の大経営者たちが、いずれも30代
という時期に、集中的に会社の原型を
つくり上げ、経営者として花開いているのは、
決して偶然ではない。30代という年齢が、
成功に向けて100%の態勢で突入できる
またとない時期だったからなのである。
今日の名言 3 〈189〉会社組織であれ、官僚組織であれ、
年功序列型の組織におけるステップは、
知識や力量に応じてステップアップして
いくものではない。
だから、こう言っちゃ何だが、上に行く
ほど実務面では役立たずばかりという
ことになる。
もう20年位前の話になりますが、ある企業の部長職
にあった人が、転職することになったそうです。
面接官に「あなたは何ができますか?」と質問され、
部長職にあった人は、こう答えました。
「部長ができます!」
「・・・・・?」
面接官は、その答えに絶句したそうです。
大企業や官公庁の場合、上に行くほど実務が
できない、仕組みになっていることが多い
ですね。
実務をすべて部下に任せ、自らやらなくなって
しまったツケが回ってくるのです。
部下が優秀で実務に強い組織の場合、部下が全て
お膳立てしてくれないと、何もできないという
役職者もいます。
その結果が、「部長ができます!」という答えに
なったのです。
大企業に長年勤めた人が定年退職後、個人の名前
でなく、前職の企業名を振り回して、中小企業で
働こうとすると、お荷物になる可能性が大きい
ことを自覚するべきです。
そうならないように、出世したからといって、
驕り高ぶるのではなく、ひたすら自分の「武器」
を磨き続けることを忘れてはいけません。
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