『ビジネス・ウエポン』(初版 2002年12月20日 小学館)は、
大前研一さんがマッキンゼーに在籍した時に、
自ら開発したスキルなどの多くを披露している本です。
サラリーマンの武器(ウエポン)は論理力と創造力である、
という言葉はとても説得力を持っています。
今日の名言 1 〈130〉要するに、ハングリーな人間ばかりなのだ。
これが何を意味するかといえば、
ハングリーでなくなったら向上心がなくなる、
ということだ。
向上心は知的好奇心の原動力だから、
向上心がなくなったら知的好奇心もなくなる。
今日の名言 2 〈131〉いまの日本人の多くはハングリーで
なくなって向上心も知的好奇心も失い、
知的に怠惰になっていると思う。
重ねて言うが、厳しい世界競争の中で
戦っていかねばならない日本のサラリーマンは、
知的に怠惰になったら絶対に生き残っていけない。
今日の名言 3 〈132〉いま日本人に最も欠けているものは、
前例のない問題に直面した時に、
それを解決していく力である。
具体的に言えば、ロジカル・シンキング(論理思考)と
それを土台にした問題解決法
(PSA=Problem Solving Approach)のスキルである。
「前例がないからやらない」のではなく、「前例がないからやる」
という意識を強めていかないといけません。
役人がよく使う言葉は、「前例がありません」です。
これはおかしいと思いませんか?
あらゆることに当てはまりますが、物事をスタートする時、
前例がないのが当たり前です。
21世紀は、ますます前例のない出来事が頻発します。
前例のない問題を解決するには、自分が体験したことを
総動員し、その上で、ロジカル・シンキングと問題解決法
のスキルを活用することです。
向上心と知的好奇心を失ってはなりません。
年々、記憶力は低下していきますが、類推力はむしろ
高まっていきます。
経験値が高くなっているからでしょう。
もちろん、いろいろな経験を積んでいることが
前提になりますが・・・
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