スティーブ・ジョブズと私には、たった一つですが、
共通点があります。
それは、1955年生まれであることです。
偶然に過ぎませんが。
本著に、「1954年と1955年生まれのテクノロジー
リーダーは、ジョブズのほか、ビル・ゲイツ、
ポール・アレン、スティーブ・バルマー、エリック・
シュミット、スコット・マクニーリなどがいる」
(P.69)と書かれています。
そうそうたるメンバーです。
彼らと同じ時代に生きられたことを光栄に思います。
ジョブズは「すごい仕事をするには、自分がする
ことを大好きになるしか方法がない」と語っています。
「好きこそものの上手なれ」ということわざがあり
ます。逆に、「下手の横好き」もあります。
自分が好きなことは続けられますが、嫌いなことは
続かないのは、誰にでも言えるのではないでしょうか。
ジョブズが語るとき、そこには情熱があり、
勢いがあり、活気がある。その情熱がどこから
来るのか、ジョブズ自身が語った言葉がある。
「大好きなことを見つけてほしい。仕事と
いうのは人生のかなり大きな部分を占めるわけ
だけど、本当に満足するには、すごい仕事だと
信じることをするしか方法がない。そして、
すごい仕事をするには、自分がすることを大好
きになるしか方法がない。まだ見つからないなら、
探し続けてほしい。あきらめちゃいけない」
(P.65)
(013ー1-0-000-136)
ジョブズは億万長者であり、ずばぬけたコミュ
ニケーターでもあるが、そうなったのは自分の
気持ち、自分の情熱を追い続けたからだ。
そうすれば、お金はついてくる。ジョブズなら
そう言うだろう。
(P.65)
(014-1-0-000-137)
『天才! 成功する人々の法則』(講談社刊)に
おけるマルコム・グラッドウェルの分析も紹介
しよう。パーソナルコンピューター革命を進め
た人は1955年生まれが多い。1955年は魔法の歳
だとグラッドウェルは言う。そうなった理由は、
世界初の「ミニコンピューター」、アルテアの
登場というパーソナルコンピューターの歴史に
おける大きな節目が1975年だったからだという。
「1975年当時、大学を卒業して数年たっていた
人たちは旧時代に属するしかなかった。家を
買ったばかり、既婚、もうすぐ子どもも生まれ
る・・・・・・今の仕事と将来の年金を捨て、397ドル
のコンピューターキットという夢物語にかける
などありえない」
逆に若すぎても、革命に乗り遅れてしまう。
当時、20歳か21歳、つまり、1954年か1955年に
まれた人がハイテク界の巨人になる大きなチャ
ンスを手にしたとグラッドウェルは見る。
(PP.68-69)
(015-1-0-000-138)
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