日経ビジネスのインタビュー(83) “地図出版社”から脱却する 高山 善司氏[ゼンリン社長] | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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“地図出版社”から脱却する 2013.8.12・19

高山 善司(たかやま・ぜんし)氏
[ゼンリン社長]


2013年3月期、スマホ向けなどのデータ配信事業の売上高
は141億円。


昨年同期比33%増でした。全体の売上高549億円に対して
25%を占めるようになり、かつては稼ぎ頭だった地図出版
事業を抜いて、今ではゼンリンの主力事業になっています。


グーグルとは2005年からライセンス契約を交わして地図
データを提供しています。


今後は、付加価値を高めて有料でのサービスにも力を入れ
たい。今はどんなコンテンツにすれば利用者に納得してもら
えるか模索しているところです。今までになかった斬新な
機能を出す必要があります。


建物名だけでなく、その中にある設備や提供しているサー
ビスまで地図で表そうと考えています。完成すれば、例えば
「宅配便」を検索すれば、宅配便を扱っているすべての場所
が地図上に表示されるという形です。


地図データは軍事的な問題から国によって管理が難しい
ため、これまではなかなか海外に進出を果たせませんでし
た。

ですが今後はインドを足がかりに、ゼンリン流の地図を世界
に広めたいと考えています。




ゼンリンは地図情報はカネになる、ということに
逸早く気づいた会社と言えるでしょう。


今までに熟練した技術者が作成してきた地図を、電子化する
ことによって使い回しができ、いかようにも加工することが
できるようになりました。


1つのデータを何倍にも売ることができるのです。


コストを下げることができ、利益率を大幅に向上させることが
できます。


WindowsなどのOSやアプリケーションの販売と同じですね。


最初に作成するときにはコストがかかりますが、大量にコピー
することによって、売れば売るほどコストは小さくなっていきます。


ほとんどDVD1枚のハードウェアだけの値段になります。





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