幸福感や生きがいは、人それぞれです。
しかし、マーティン・E・セリグマン教授によれば、
「誰もが、自分の持っている幅の上の部分――幸
せのもたらされる場所――に到達する方法を学ぶ
ことができる」そうです。
一部ではあるかもしれませんが、共通するところが
あるということですね。
仕事においても、人生においても、「生きがい」
が最も中心的な側面となったのである。確かに、
生きがいの追求は決して容易な仕事ではない。
そのためのレシピが載った料理本はないし、袋
の中の粉と水と混ぜあわせれば出来上がる、と
いうものでもない。だが、個人、家族、あるいは
企業が意義の追求を始めるための、実用的かつ
全体思考的な方法が2つある。
それは、精神性をまじめに考えること、そして、
幸福について真剣に考えることである。
(P.317)
(064ー1-0-000-115)
メイン・イベントの前、集まった報道陣に対し、
ダライ・ラマはこう語った。
「科学と仏教はとてもよく似ています。なぜ
なら、どちらもリアリティの本質を探ろうと
しているからです。そして、どちらも、人類
の苦しみを軽減することを目標にしているの
です」
(P.319)
(065-1-0-000-116)
(ペンシルバニア大学教授であり、「ポジティ
ブ心理学」運動の創始者でもある、マーティン・
E・)セリグマンによると、幸福はいくつかの
要因が絡まり合ってもたらされる。
その一部は生物学的なものだ。私たちは、生ま
れつきの遺伝子に組み込まれた、それぞれに
異なる幸福を感じる幅を持っている。その幅の
中でも憂鬱(ゆううつ)なほうに偏っている人も
いれば、陽気なほうに傾いている人もいる。だが、
誰もが、自分の持っている幅の上の部分――幸
せのもたらされる場所――に到達する方法を学
ぶことができる。
(P.327)
(066-1-0-000-117)
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