日経ビジネスの特集記事(13) 年収1000万円世帯の憂鬱(3) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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<このページでは、『日経ビジネス』の特集記事の
概要紹介と、管理人のコメントを掲載しています>



日経ビジネスの特集記事(13)

年収1000万円世帯の憂鬱 2013.7.1

節約だけでは未来はない

ステータスシンボルの代表格のメルセデス・ベンツの
神通力は日に日に弱っているといいます。
背伸びをしなくなったということです。


「ブランドが持つステータスとしての価値に対価を
払わなくなってきたことが大きい」


日経ビジネスは次のような見方をしています。

「かつて、男性にとって稼ぎがいいことは
何より評価されるべき事柄で、自尊心から
それを誇示したいという動機もあった。

だが女性の社会進出が進み、『稼ぎ』は
家庭内の絶対的な評価軸ではなくなった」


妻が働きに出て男性以上に稼ぎ、夫が家事をする
「主夫」は、もはや珍しいケースではなくなっています。


千葉県に住む会社員の北上貞義さん(仮名、42歳)は
日々の節約生活に疑問を感じるようになったといいます。
1年前まで人材関連の企業を経営していました。

「ピーク時の年収は1000万円を確実に超えていた」

そうです。


「当時の消費はすさまじく、1000万円以上する
スポーツカーを乗り回し、外食には月に数十万円を
費やした。自宅には伊アルマーニなどの高級ブランド服を
揃え、5000円未満のワインは置かなかった」といいます。


現在は妻のパート代と合わせた世帯年収は約700万円
だそうです。


家賃6万円のアパートに住み、職場に毎日弁当を持っていく
などして、コツコツと二人の子供の教育費を積み立てて
いるそうです。


穏やかな今の暮らしには満足しているそうですが、
1つ気がかりなことは子どもたちの将来だと言います。

「自分の世代が節約ばかりしていたら、
この子らが大人になる頃にこの国はもっと悪くなる」


日経ビジネスは次の言葉で結んでいます。

「一定の負担増はやむを得ないとしても、
未来への不安を取り除き、消費意欲をわかせる
戦略も必要だろう。
求められているのは、一時的な株価上昇ではなく、
10年、20年先を見通す真に骨太な成長戦略だ」


2013年7月21日は「参議院議員選挙」の投票日です。


参議院の必要性の是非を問う前に、
とりあえず未来を見据えて、国民の利益を最大に実行
できる候補と党に投票しましょう!
たとえその結果が思わしくなくても。






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