日経ビジネスの特集記事(13) 年収1000万円世帯の憂鬱(2) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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<このページでは、『日経ビジネス』の特集記事の
概要紹介と、管理人のコメントを掲載しています>



日経ビジネスの特集記事(13)

年収1000万円世帯の憂鬱 2013.7.1

もうカネは使えない


3人の例をご紹介します。


1 都内のコンサルティング会社に勤める中野博さん(仮名、48歳

年収は約1200万円。
ボーナスを除いた毎月の手取り額は約70万円。

「この収入では『月間の収支で見るとすぐに赤字になる』という」

とても信じられないことですが、記事を読むと納得してしまいます。


自宅は義理の両親が所有する2世帯住宅。
妻の実家には月10万円の家賃を支払う。
中野さんの実父がいる老人ホームに7万5000円。
大学に通う息子2人の学費と仕送りに平均月25万円。


ここまでで42万5000円がなくなる。


外食費が15万~20万円。
携帯電話などの通信費月5万円。
他に食費、水道・光熱費、ガソリン代、雑費。


これで手取りは消えることになります。


ボーナスは月々の赤字補填と、自分と妻の老後のための
貯蓄でほぼ全額が消えるため、
自由に使えるカネは残らないといいます。



2 さいたま市に住む星名洋一郎さん(39歳)

年収800万円。


昨年異動してリーダー手当や残業代を減らされたため
年収は100万円近く減った。


通信費が高くつくスマートフォンは諦め、今も従来型の
携帯電話(ガラケー)を利用。
新聞は紙からデジタル版に変更。
低金利の貯金から500万円程度の投資信託へ。
マイカーもプジョーから国産車に買い換えた。


専業主婦だったひとみさんは、介護のパートで働き始めた。



3 千葉県に住む長尾征明さん(44歳)

年収1300万円。


給与明細を見るたびに税金の高さに肩を落とすという。


将来年金をもらう頃にその恩恵を受けられないのではという
不安を拭えないという。


クルマを手放し、月3回以上は行っていた外食も一切控えた。
新聞購読をやめた。
不要な書籍やDVネットオークションで売却。


3人の例を見て頂きましたが、

「平均的な家庭からすれば、年収1000万円は
まだまだ羨望の対象であることは間違いない。
だがそれは、もはや『収入は多いに越したことはない』
というだけのことにすぎない。1000万円という所得水準は、
それを実際に獲得している人たちにしてみれば、
決して十分と思える額ではないようだ」

と、日経ビジネスは解説しています。



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