「木を見て森を見ず」という言葉があります。
細かいところに視点が集中し、全体像を見る
ことができなくなることです。
私たちが、時として陥りがちなことですね。
「共感」はとても大切になってきています。
フェイスブックなどに使われる「いいね!」
は、まさに共感を表現したものです。
本心から出たものであるかどうかは、
別の問題ですが。
誰かに共感してもらいたい、
という時代なのかもしれません。
「いいね!」と共感してもらうことは、
自分はこの世で一人きりではない、
と自覚する手段でもあるのです。
全体像を見る力が役立つのは、ビジネスや仕事の
世界に限ったことでは決してない。
「調和(シンフォニー)」の一側面であるこの能力
は、福祉や健康の面でも不可欠な能力になってき
ている。
たとえば、「統合医療」を求める声が高まってい
るが、これは、従来医療と代替医療や補完医療を
組み合わせたものである。
(P.227)
(043ー1-0-000-094)
全体像を見る能力は、目覚ましい発展によって
豊かになった現代、さまざまな精神的苦痛に
対抗する手段として、最も重要なものではない
だろうか。
(P.228)
(044-1-0-000-095)
「共感」とは、相手の状況に自分を置き換えて
考えられる能力であり、その人の気持ちを直感
的に感じ取れる能力である。また、誰かの立場
に立ちその人の視点で考え、その人が感じる
ように物事を感じることのできる能力である。
(P.242)
(045-1-0-000-096)
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