バックナンバー(68)
ここに掲載しているのは、管理人・藤巻隆が
携帯サイトで運営していた時のコンテンツです。
2007年1月8日号からスタートしています。
1カ月分毎にまとめてあります。
● 2012.08.27
(No.3)<284>
失敗こそ進化の道標
正垣 泰彦(しょうがき・やすひこ)氏
[サイゼリヤ会長]
やはり重要なのは客数を増やすことです。お客さんが取られているなら取り返す。それには努力が必要です。
コーディネーションというのは、核となる売れ筋の商品があって、それと一緒に食べたらもっとおいしいといったものを組み合わせることです。
お客さんや店にとって一番大事なことは日々変化していくけれど、その時々で優先順位があり、その優先順位通りに徹底できることが大事なんです。
ビジネスも含めて、何かが起こればそれはチャンスに転換できる。福島においては、これを機に世界一の都市になるというビジョンを描くことでしょう。
● 2012.08.20
(No.2)<283>
自国で作ることが文化
パトリツィオ・ディ・マルコ(Patrizio di Marco)氏
[グッチ社長兼CEO(最高経営責任者)]
この数年でグッチは危機を乗り越えました。それも単に危機に対処できただけではなく、我々のブランドの歴史や伝統、ストーリーを消費者に伝えることができた。そこに私は大きな満足感を覚えています。
確かに日本経済は15年以上、停滞を続けています。それにもかかわらず、日本は今もラグジュアリー業界では最も重要な国です。日本人は世界中で最も豊富な知識を持ち、洗練されている。
グッチが「メード・イン・イタリア」であることは、グッチのDNAであり、我々自身の一部でもあります。「メード・イン・イタリア」ということはそれ自体が文化であり、文化は一夜にして作れるものではありません。
消費者のロイヤルティーを獲得し、増やす必要があります。消費者との感情的な結びつきを持つことです。
● 2012.08.06-13
(No.1)<282>
「世のため」を10兆円創出
樋口 武男(ひぐち・たけお)氏
[大和ハウス工業会長兼CEO(最高経営責任者)]
私は創業者(故・石橋信夫氏)から「創業100周年(2055年)の時に売上高10兆円を達成してくれ、それが俺の夢だ」と言われ、これが中長期の経営目標となっています。
もう1つ、我々が非常に大切にしている創業者の教えがあります。それは、「儲かるから」ではなく、「世のために将来必要とされるか」の視点で事業を考えろというものです。
(キーワードとして「明日不可欠の(アスフカケツ)」があります)これは私が考えた造語です。もともとはフ(福祉)カ(環境)ケ(健康)ツ(通信)でしたが、21世紀を前にしてア(安全・安心)ス(スピード)を加えました。さらに、今世紀に入ってからノ(農業)をつけました。
リーダーたる者には4つの力が必要です。先見力、判断力、統率力、そして人間力。この人間力が一番難しい。後ろ姿で部下を引っ張れる力で、俗に言うオーラです。
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