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日経ビジネスの特集記事(11)
社員(あなた)は見られている
ここまで来た監視社会の現実 2013.6.17
会社は全部お見通し
背筋が凍る、と今週の記事を読んで感じました。
そのくらい恐ろしい世の中になった、ということなのです。
あなたも会社のPCで、業務に関連のないサイトを閲覧したことは
あるでしょう。
私もちろんあります。
もしも、あなたが閲覧したサイトのURLを監視され、
何を見ていたのか会社側にすべて知られていたとしたら・・・・
そして、業務外のサイトを見ていたことを咎められ、
リストラの候補になったとしたら・・・・
これはSFの話ではありません。
現実なのです!
日経ビジネス(2013.6.17)によると、すでに監視ソフトウェアがあり、
あなたが使っているPCにインストールされているかもしれないのです。
その監視ソフトウェアは『SEER INNER』というそうで、
「ネット閲覧記録以外にも、送受信したメールの文面から印刷画面、
USBメモリーに保存されたファイルまで、社員のPCの動きをほぼすべて
補足できる」(同システムを開発したソフトウェア会社、
エンカレッジ・テクノロジの丸山良弘専務兼CTO(最高技術責任者))。
もう少し詳しく見てみましょう。
「社員のPCにインストールした「エージェント」と呼ぶソフトが端末の
操作データを専用サーバーへ送信監視するという」。
企業がこうした監視を始めたのはいつ頃なのか?
企業システムに詳しい日本セキュリティ・マネジメント学会の
萩原栄幸・常任理事はこう断言しています。
「企業が社員のPCを監視し始めたのは約15年前から。
今や大企業はもちろん、中小企業でもシステム開発会社などが
監視ツールを導入している」。
では目的は何なのか?
「こうした端末監査システムはこれまでは、社員の監視というよりも、
むしろ情報漏洩対策に使われてきた」のですが、「今まではともかく
今後は、職場の監視システムはサイバー犯罪から社員を守ること以外の
目的にも使われる可能性が高い。端末操作記録は格好のリストラの材料
にもなるからだ」。
仮にそのような状況であっても、何年も前の閲覧記録まではわからない
だろうと、たかをくくっていると痛い目に遭います。
「PCのモニタリング記録はサーバーの容量次第で半永久的なアーカイブが
可能。フォレンジックという手法を使えば、5年、10年前の履歴でも
調べられる。
それだけの過去にわたって私的利用を何一つしていない、と言い切れる人は
どのくらいいるだろうか」と日経ビジネスは問うています。
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