右脳と左脳の働きの違いを具体的に
解説しています。一字一句字面を追うのではなく、
さっと読み流す程度で構わないと思います。
大まかな理解で十分です。
まさに、右脳を使ってイメージで認識する、
ということです。
30年以上にわたる脳半球に関する研究成果を
みると、左、右脳の4つの重要な相違点を導き
出すことができる。
① 左脳は右半身を制御し、右脳は左半身を
制御する
人間の脳には「対側性」がある。つまり、脳の
各半球はそれぞれ体の反対側の半身をつかさど
っているのだ。だから、脳の右側に損傷を受け
た人は左半身が麻痺し、左側に損傷があれば
右半身が悪くなる。
人間のおよそ90%は右利きである。つまり、約
90%の人が、書く、食べる、コンピュータの
マウスを操作するなどの重要な動作を左脳で
制御しているということだ。
(PP.49-50)
(007ー1-0-000-058)
② 左脳は「逐次的に」処理し、右脳は「全体的、
瞬時に」処理する
右脳が得意とするのは、複数の物事を同時に処理
することである。右脳は、「多くのものを一度に
見る、幾何学的な形のそれぞれの部分を見て全体
的な形状を把握する、ある状況における要求を
すべて見てその意味を理解する、などの活動を
専門的に扱う」。だから、表情を読み取るとき
には、右脳が特に役立つ。
(PP.51-52)
(008-1-0-000-059)
③ 左脳は「文」を、右脳は「文脈」の処理を
得意とする
ほとんどの人は左脳で考えて言葉を操っている
(これは右利きの人の95%、左利きの人でも
70%に当てはまる。残りの約8%の人の場合、
脳内で言語活動を分担している部位は、より
複雑になっている)。
だが、言語操作のすべてが左脳に委(ゆだ)ねら
れているわけではない。2つの脳半球は、互いに
補完し合いながら機能しているのである。
(P.52)
(009-1-0-000-060)
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