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日経ビジネスの特集記事(6)
メコン 2020年、新「世界の工場」へ 2013.5.13
日本製造業のラストリゾート
ASEAN域内だけでも6億人の人口を抱えることはとても魅力的です。
前回、タイが自動車生産の拠点になっていることをご紹介しました。
「とりわけ日系企業にとって最大の利点はメコン地域でライバル企業が
少ないこと」です。
タイで自動車生産が始まったのはトヨタ自動車がトラック工場操業した
1964年です。それ以来半世紀が経つ今でもタイ資本の自動車メーカーは
1社もないのです。
日経ビジネスはミャンマーとの関係に着目しています。
ミャンマーと中国が蜜月であることを大型プロジェクトを通じて、
紹介しています。
今年5月末、中国雲南省の昆明とミャンマー西岸にある海底ガス田を
結ぶパイプラインが稼働するということです。
さらに、来年には同じルートを通る石油パイプラインも完成する予定
だといいます。
総額25億4000万ドル(約2540億円)を投じたこのプロジェクトは軍事政権
時代のミャンマーと中国との蜜月ぶりを象徴するものと言えるでしょう。
韓国の投資は、日本企業の進出が圧倒しているタイを避け、ベトナムに
集中しているそうです。
日経ビジネスは、次のようにまとめています。
歴史的な関わりや文化の違い、日本からの物理的な距離を考えると
日本企業の進出先としてふさわしいのはASEAN、中でもメコンとなる。
メコンの「向こう」に大規模な生産拠点のフロンティアはない。
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