日経ビジネスのインタビュー(29) バックナンバー(28) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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このブログでは、主に(1)~(4)を扱っています。
(5)と(6)はそれぞれ別のタイトルで運営しています。

日経ビジネスのインタビュー
バックナンバー(28)


ここに掲載しているのは、管理人・藤巻隆が
携帯サイトで運営していた時のコンテンツです。

2007年1月8日号からスタートしています。
1カ月分毎にまとめてあります。


2009.4.27
 (No.4)<118>

中国で稼ぎ世界支える
楊 元慶(Yang Yuanqing-ヤン・ユエンチン)氏[レノボ・グループCEO(最高経営責任者)]

好機があればM&A(合併・買収)を真剣に考えます。

その可能性を放棄しません。

特に私が興味を持っているのは日本メーカーとの協力です。

我々は日本企業から技術革新や製造プロセスの改善などをずっと学んでおり、先生のように感じられます。

現時点では、具体的な考えはなく、冗談にとどめておくしかないのですが(笑)。

本当にチャンスがあれば真剣に考えます。


2009.4.20
 (No.3)<117>

会計は特効薬にあらず
増田 宏一(ますだ・こういち)氏[日本公認会計士協会会長]

争点になりそうなのが、繰り延べ税金資産です。

繰り延べ税金資産は将来に利益が出ることを前提に、課税所得を先取りして資産計上することを認める制度です。

実はこの制度は、金融機関が自己資金不足に直面した時に、救済措置として導入されたのが初めです。

自己資本比率を上げるために10年分の課税所得の計上を認めた時もありました。

あまりにもひどいということで、5年分ということになり、一般の事業会社にも計上が急速に広まったのです。

ただ、100年に1度の危機と言われ、5年後どころか、1カ月後、半年間の経済状況すら分からないという状況になると、当然、取り崩す必要が出てきます。

取り崩せば、それは純利益の減額に直結します。

本来は、多額の繰り延べ税金資産を何年にもわたって計上することには問題があります。


できるだけ少なくすべきで、せいぜい1年分ぐらいではないかと思っています。
経営者は、計上する時に、多額の税金資産を積めば積むほどリスクが高まるのだということを、理解していなければいけません。


2009.4.13
 (No.2)<116>

悪い経営者は去るべき
マイケル・ゲーガン(Michael Geoghegan)氏[英HSBCホールディングス グループ・チーフ・エグゼクティブ]

個人的には、銀行が公的資金を受け入れることに対して賛成しかねています。

ですから、HSBCは株主に増資を求めました。

企業は、株主や従業員のために経営しているのですから。

資金調達できない経営者では意味がありません。

「良い経営者」と「悪い経営者」がいるのだとしたら、悪い経営者は舞台から降りるべきです。

もし銀行が政府からの支援を仰ぐのであれば、政府は銀行の経営者を刷新すべきなのです。


2009.4.6
 (No.1)<115>

変革迫る100歳社会
上野 千鶴子(うえの・ちづこ)氏[東京大学大学院教授]

企業社会における優秀さって、ある特殊な尺度から測った優秀さですよね。

その人たちが家庭人として優秀か分からないし、社会人として優秀かどうかも分からない。

つまり全部自分ではない誰か他人の中にある評価基準なんですよ。

名誉もモテるということも何もかも。

人様からもてはやされ、人様から褒められ、人様から評価される。

その評価基準と、最後に自分が人生を終える時に、それこそ棺を蓋おおう時に、
ああ、自分の人生は面白かった、楽しかった、生きてきてよかったと思えるかどうかは別のことですよね。

私はまだ死にたくないの。

なぜかというと、私の人生はまだ楽しみが足りない。

私の今の一番の悔いは遊び足りないこと。

仕事をしすぎた。

もうちょっと遊ばないと死ねません(笑)。






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