『考える技術』(7) 新・大前研一名言集(改)(7) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『考える技術』(7)


『考える技術』(初版 2004年11月4日 講談社)は、大前氏の考え方のフレームワーク(枠組み)のエッセンスを述べた本です。

なかには、かなり厳しい意見もありますが、真摯に受け止め、少しでも実行する心がけが必要であると痛感しました。

重要な内容を多く含んでいますので、10回以上にわたって名言を取り上げます。



もし事実に対して忠実なら、自分がどの立場にいるかは関係がないはずだ。事実が出てきたらそれに対して忠実になり、その事実を素直に認める。でなければ物事を見抜くことはできないし、正しい解決策を生み出すためのプロセスを踏むことなど不可能だ。解決策を生むためには、まず自分がバイアスがかかっていない状態に身を置かなければいけない。

              今日の名言 1 〈19〉




繰り返すが、問題解決に必要なのは、まず事実を認めたうえで「正しいことは何か、なすべきことは何か」を考えることである。たとえ社長が反対の立場であっても、それを説得する勇気をもつ。どんなに相手が嫌がっても、事実に対しては忠実になる。これが問題解決の大原則である。

              今日の名言 2 〈20〉




自分の意見が相手の意見と違うときに、事実に裏打ちされた信念を持って、どうやってその意見を相手に納得してもらうか。そういう努力を平素から行っている企業と、同質の集まりの中で訓練をまったくしていない企業とでは、極めて大きな差が生まれてしまう。

              今日の名言 3 〈21〉





「事実に忠実であれ!」

と、大前さんは繰り返し説いています。

たとえ、事実が、自分が考えていたことと異なっていたとしても、
事実を歪めることは、決してしてはならないということです。

これは、時には事実に対して「敗北」を認めることにもなります。
「敗北」を認める勇気が必要なのです。

事実を積み重ね、問題の本質に迫っていく態度が求められます。
主観に頼って、客観(事実)を軽視することはビジネスにおいて
許されません。いや、ビジネス以外でもそうかもしれません。

論理的思考において、事実が前提であることは、言うまでもない
ことです。

「事実に忠実であれ!」

この言葉を、頭の中で繰り返し、繰り返し、つぶやいてみましょう。





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