『考える技術』(6) 新・大前研一名言集(改)(6) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『考える技術』(6)


『考える技術』(初版 2004年11月4日 講談社)は、大前氏の考え方のフレームワーク(枠組み)のエッセンスを述べた本です。

なかには、かなり厳しい意見もありますが、真摯に受け止め、少しでも実行する心がけが必要であると痛感しました。

重要な内容を多く含んでいますので、10回以上にわたって名言を取り上げます。



本質を見抜くとは、その問題の本当の原因は何かを見極め、正しい解決方法を導き出すこととほとんど同義である。逆に言えば、問題の本質を見抜くためのプロセスをたどっていけば、正しい結論を導き出すのはそう難しいことではない。

              今日の名言 1 〈16〉




ジャーナリストに求められる基本中の基本は、「5W1H」だが、これらの記事(注:藤巻 自衛隊が多国籍軍に参加する問題に関する2004年6月16日の朝日、読売、毎日の3大新聞の記事のこと)には、いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)言ったのか、まったく書かれていない。

              今日の名言 2 〈17〉




日本人が論理的思考が苦手なのは、日本人のメンタリティーにも原因がある。論理的思考のベースには事実の積み重ねがあるが、そもそも「事実に対して忠実になれない」日本人が多いのだ。

              今日の名言 3 〈18〉





私たち日本人は、客観的な事実より感情を優先させる傾向が
あります。

「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、事実は、
時に、冷徹な現実を見せつけられることがあります。

そうした事実から目を背け、オブラートに包んで伝えることが、
メディアとしての正しい姿勢だ、という背景があります。

メディアは伝えるべき内容を伝えず、時には事実を歪めて
伝えることがあります。いわゆる「やらせ」です。

「事実に対して忠実であれ」という、大前さんの指摘を、
真摯に受け止めるべきです。

そうした文脈で、「特定秘密保護法」は大いに問題がある、
と思います。国民の知る権利が侵害されかねないからです。


         

      
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