『考える技術』(5) 新・大前研一名言集(改)(5) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『考える技術』(5)


『考える技術』(初版 2004年11月4日 講談社)は、大前氏の考え方のフレームワーク(枠組み)のエッセンスを述べた本です。

なかには、かなり厳しい意見もありますが、真摯に受け止め、少しでも実行する心がけが必要であると痛感しました。

重要な内容を多く含んでいますので、10回以上にわたって名言を取り上げます。



問題解決力とは、仮説を裏付けていくために労を惜しまない行動力であり、それが絶対に正しいと結論づけられるまで徹底的に考える思考力であるとも言えるだろう。

              今日の名言 1 〈13〉




たとえば売上を伸ばすための議論には、基本的には3つの方向がある。商品をいじる方向、価格を下げる方向、そして営業のやり方を変える方向。それらのうちのどれがもっとも費用対効果がいいかを検討し、択一する。多くの改善案のうち、もっとも効果が高く、費用や実現可能性、競合反発などの観点から見て最適の案を1つだけ選ぶのである。
これがプレゼンテーションにおける全体の結論である。

              今日の名言 2 〈14〉




現象というものは、必ず原因があって出てくるものだ。しかし原因を見つけようとせずに現象だけで判断してしまうと、まったく、筋違いの解決策にならない解決策を提言してしまうことになる。

              今日の名言 3 〈15〉

         




今回のポイントは、真因と現象を間違えないということです。

現象面だけを見てしまうと、「モグラたたき」、つまり
「対症療法」になってしまい、一向に問題解決ができない、
という愚を犯すことになります。

炙りだされたことが、現象なのか、はたまた真因なのか、
を見分けることが重要です。

また、真因は1つとは限らないことにも、注意か肝心です。

学校のテストと違い、前もって答えは用意されていないこと、
と答えは1つとは限らないこと。

この2点は、常に考慮しなくてはなりません。





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