北海道・羽幌 甘エビの街にて(二島物語) | 会長のホーロー記 高橋会長のオフィシャルブログ

北海道・羽幌 甘エビの街にて(二島物語)

まだ、外遊中ですが、予定投稿した記事をお届けします。


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2週間くらい前に時間が戻りますが…、


会長は、札幌から羽幌行の高速バスの車中の人となっていました。


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留萌と稚内のちょうど中間に位置する羽幌は、日本海沿いを走る、国道232号線(通称オロロン (=ウミガラスの別称)街道)で3時間ちょっと。留萌と稚内の中間地点にあります。


日本海に沈む夕日はいつ観ても、キレイです。


位置的には、ざっくり言えば北海道をダイヤモンド型にみたてると、左上部中央部分。


…え? もっと解らない?


詳細はこちら をご覧ください。


この街は、その昔、炭鉱で栄え、石川県内灘町からも入植が行われニシン漁などに従事。


内灘から加賀獅子が奉納され、加賀獅子舞が今でも行われているのが縁で、同町とは姉妹都市の提携を結んでいます。


1970年の炭鉱閉山以後は人口は減少の一途をたどっていますが、暖流と寒流が混じる近海は良好な漁場であることを生かし水産業が活発で、甘エビ、蛸(ミズダコ)は国内屈指の水揚げを誇っています。




特に甘えびの水揚げ高は日本一、石川県の比ではありませんぞ(笑)。


そんな羽幌の名物は、勿論、甘エビとタコを生かした料理。

「えびしおラーメン」と「えびタコ焼き餃子」。

町内の「最高級ホテル」兼道の駅兼日帰り温泉「
はぼろ温泉サンセットプラザ 」内にある二島物語で頂きました。


H21年に「えびタコ餃子」(発売当初「揚げ餃子」で、近隣の苫前村、初産別村と合同で売り出していたが、焼き餃子については羽幌町のみで実施)、


H25「しおラーメン」の登場と、歴史の浅い「ご当地グルメ」ですが、お味の程はいかが、か…。



まずは、えびタコ餃子(620円)を頂きます。


ポン酢と辣油の入ったものと2種類のタレが用意されています。



外見は全くフツーの餃子ですが…。

ひと口頂くと、…。


中身の餡は、魚のすり身を頂いている感じ。


タコがかなり細かく切られているため食感的にはインパクトなく、エビの風味も薄く、言われなければ、「上品な魚のすり身」で終わってしまいそう。


個人的にはビミョーな感じがしました。


地元関係者の話によると、このビミョーな感じが災いしてか、リピーターは少なく、当初、町内でこの餃子を取扱っていた飲食店は10店近くあったけど、現在では4店にまで減少、地元商工団体は(あせって)新たな「名産」、えびしおラーメンの開発を急いだ、とのことでした。

それでは期待の新星、えびしおラーメンを頂きましょう。


えびしおラーメン(880円)。

このラーメンの提供ルールは以下の12点。


① 正式名称は「羽幌えびしおラーメン」とする。

② えびしおラーメン、3種類の薬味(布海苔、特製えび粉、特製えび油)、甘えびの刺身の3点セット。
③ 留萌管内産の小麦を使ったオリジナル麺を使用。
④ 協議会指定のタレを使い、甘えびと鶏ガラでダシをとった透明スープとする。
⑤ 素揚げした甘えび4尾、揚げた「羽幌えびタコ餃子」1個、白髪ネギをトッピングする。
⑥ 3種類の薬味(布海苔、特製えび粉、特製えび油)を別皿で提供する。
⑦ 甘えびの刺身をつける(3尾、殻付き)
⑧ 協議会指定のラーメンどんぶりと薬味皿、各店で揃えた刺身皿、醤油皿、箸、箸置き、レンゲ
を御膳の上に配置して提供する。
⑨ 注文後、最初に甘えびの刺身を提供し、その後にラーメンを出す。
⑩ 紙おしぼりを付ける。
⑪ 食べ方シートをつける。
⑫ 料金は1,000円(税込み)以下。


非常に細かい(笑)。取説が細かくて面倒なので、取扱いは2店舗のみ。


注文して、甘エビの刺身の到着後、時間差でラーメン到着、早速頂きましょう。


この甘エビの刺身、金沢のモノより甘みが強く、ウマイ。


これだけで料金の半分以上のモトを取った気がします。


羽幌えびしおラーメン(880円)。

1杯で4つの味が楽しめる様になっています。


①まずは、そのままで
②ふのりをのせて、磯の香りをたのしみながら
③特製えび粉をまぶして、甘えびの旨みをたっぷりと
④えび油をかけて、甘えびの風味を味わって


えび粉は、甘エビを丸ごと乾燥させたものと向き殻を乾燥させたものの2種類を使用し、甘エビ本来の風味の生かすように作られています。


えび油は、甘エビを丸ごと乾燥させたものを低温に熱した油に入れ、時間をかけてコクと香りのエキスを抽出したもの。


まずは、そのままのスープを頂きます。

甘エビの風味が効いていて、塩であるにもかかわらず、色付きがやや深めになっています。


塩の味もちょっと濃いかな。


でも味はイイ。えび粉、えび油を順番に加えていくとさらに風味が強くなっていきます。


最後に全部加えると相当風味が増してきます。


悪く言うと、海老臭い。


個人的にはエビ粉半分に抑え、えび油を2/3~全部の範囲で調節するのが、一番いいのではないかと思います。


麺はちぢれ系の中細麺。

冷凍麺との噂ですが、これだけの風味のスープにはよく合います。


初めての方には、話のタネにお勧めですが、リピートとなると、距離的なものもあって、二の足を踏みますねぇ。


近くを通りの際には、立ち寄って賞味いただくのも一興かと思います。


美味しかったです。


ご馳走様でした。


二島物語

北海道苫前郡羽幌町北3条1丁目29 羽幌サンセットプラザ1F
電話0164-62-3800

営業時間 11:30~14:30 17:30~20:30

定休日 基本的に無休(ホテル併設レストランのため)

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