九州の中央に位置する緑の多い九州のほぼ中央山奥の町、神話の里。天孫降臨の地、宮崎県高千穂町。
高千穂町での奇妙な出来事について話のお話です。
私は、息子の結婚式の為、弁護士で外国人タレントのケント・ギルバートさんと、同僚の女性の3人で、結婚式の前日に高千穂峡の近くのホテルに宿泊した時、同僚の女性が遭遇した摩訶不可思議な出来事です。
挙式の前日は、高千穂町のホテルで3人で楽しく高千穂での夕食を囲炉裏を囲んで郷土料理を食べたました。海の幸、山の幸の盛りだくさんの美味しい食事でした。夕食の後ホテルのバスに乗り高千穂神社に夜神楽を、3人で見学に行きました。
200人位の観客に混じって私、ケントさん、同僚の女性で楽しく夜神楽を見学した後、ホテルに帰り22時頃には、みんな部屋に入り床につきました。
ところが翌朝、同僚の女性が『昨日の夜は、遅くまで寝れなかった』と言うのです。
何故かと聞くと寝付こうとした時、電気を消した部屋の中で、『ドーン！ドーン！』と音が何度も聞こえて、寝れなかった。まるで大砲の音みたいな感じで、昨夜は、寝れなかったと言うのです。そこで電気を点けて部屋の中を見回しても何もないので怖くなりったとの事でした。
どうしても気になると言うので、熊本市に帰り着いた後、あの大きな音が気になると言うので調べようという事になりました。
『部屋には音がする原因は何も無かったの？』と再度聞いたら、壁に額に入った気になる絵が一枚掛けてあって、どうもその絵の付近から音がしたとの事なので、どんな絵と聞くと『何かピラミッドみたいな感じ、記念塔かな？と思った』と言うのです。
そこでホテルに、その絵の事を聞いてみようと言う話になり早速、泊まったホテルに訳を話して、その絵の事を聞きましたが、このホテルを宮崎県から譲り受けた時から飾ってあった絵なので宮崎県庁に聞いてみて下さい。との支配人からの言われて、宮崎県庁に電話をしたところビックリ！です。
『実は絵は第二次大戦の時の大砲の砲台の記念塔の絵画なんです。』との返事。
なるほど、そうかァ〜 ドーンドーン と夜中の音は大砲の音に違いないと、その不思議な現象の原因が理解できて驚きました。
高千穂は、天照大神などの神々の降り立たれた里、『きっと結婚式を祝う砲台の祝砲の音だったのかもしれないよね。』と言う話しになり、夜中の不思議な絵からの音の件に関して納得が行きました。
まさか絵から大砲の音がするとは、とても不思議な出来事に遭遇した高千穂のホテルでの出来事でした。
その翌日、ホテルから雲海も見え、のどかな日に息子の結婚式は、創立時期が分からないほど歴史が古い地元で由緒ある荒立神社で挙式を挙げ、昨夜のホテルの絵からの祝砲のお陰か息子夫婦は子宝にも恵まれ幸せに神話の里の高千穂町で穏やかに暮らしています。
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観世