まずは2022年1月、最近の話からです。
恵子さん(仮称)から驚くようなLINEが入ってきました。
『実はかかりつけの大阪のクリニックに、午前中に予約を入れていたところ急遽用事ができ午後に変更しました、だけど午前中に行けなくて良かったです命助かりました。』という内容でした。
とても悲しいことですか、その大阪のクリニックで火災が起きて数十人の死傷者が出たのです。
これから先は長い話になります。
この例と同じような出来事は、実は私も経験していたのです。
命は時に、周りの人によって助かる?
神様や守護霊に守られている?と思えるような出来事も起こるのです。
恵子さんの場合も、私の場合も素直に行動した事で自分の運命を変えられたのだろうと思います。
《熊本で占い「あなたの美癒健」を始める以前、25歳の頃にさかのぼります。》
当時、私は大阪の日本で大手のカバンメーカーの宣伝課に勤めていました。しかし、その会社を辞めて熊本で再就職することにしたのです。
熊本には、その当時、3つのデパートがありました。その中でもTデパートは、熊本で1番の規模で買い物客で何時も賑わっていました。買い物、食事をするならTデパートとゆうほど熊本市では勢いのあるデパートでした。
私はそのデパートへの就職を母の同級生で、そのデパートに長く勤めているS氏にお願いしたら話はトントン拍子に進んで人事部長、取締役にも紹介され面接を受けました。当然、デパート内で評判の良いS氏の紹介だったので直ぐに採用通知が来ました。
ここから話の流れが少し変わるのです。
勤める1週間前なって、突然、紹介者S氏から連絡があり会に行くと『君は、デザイン関係の仕事をしてたからデパートに就職するより、今度、君の学校の先輩が、近く市内にデザイン事務所を開くから、それを手伝ったらどうかな?』と言われました。
私は『入社1週間前の辞退は、Sさんの社内での立場は大丈夫ですか?』と聞くと『うちのデパートで働くより、君の学校の先輩の仕事を手伝ったほうが君の将来には良いと思う』と言われるので素直に『はい!わかりました、そうします』と言ったものの内心は入社1週間前になって辞退するとS氏の社内での顔がつぶれるのではないかなぁ〜と心配しました。
何故、急にS氏がそんな風に言われたのか不思議でたまりませんでした。
その後、S氏の言われた通り私の出身学校の先輩のデザイン事務所に勤めることにしたのです。
しかし、そのデザイン事務所は経営が上手くいかず2年ぐらいで閉鎖、そこで私は当時、熊本でかなり急成長していたスーパーチェーンの本社の店舗開発部に採用試験を受けて就職をしました。
ここまでは普通のありふれた転職話です。
ところが、ここから流れが大きく変化し、私はこの後おこる災難から命びろいする事になったのです。
《昭和48年11月29日午後1時頃の出来事です》
私の運命が大きく変わったと言ってよいのでしょう。
そのスーパーチェーン本社が大分にあるので本店改築のために佐伯市にいた時のことです。
昼休みにテレビをつけたところ驚く状況がテレビの画面に展開していたのです。
私が、勤めるはずだったTデパートの火災の状況が生放送で映っていたのです。
後日知ったのですが、私の勤務が決まっていたデパート7階のインテリア売り場付近が1番被害者が多かったのです。
死者103名負傷者124名の方が犠牲者になられた、この火災はデパート火災の危険性を世に知らしめる事になり消防法が改正される事になりました。
話は長くなりますがもう少し続きます。
私は勤め先のスーパーチェーンの本社が、そのデパートのすぐ近くだった為、昼休みの時間にはいつもの3階から5階の階段の踊り場で長椅子に座って休憩していたのです。
火災の日に限って大分に出張していたので難を逃れました。
宿命は変えられないけど運命は変えられます。
迷った時に、どの道を選ぶかで人の運命は左右されてしまう時があるのです。
大阪のクリニックの火災でも、急用ができて行けなくなり恵子さんは命が助かったのです。
運命は見えないもので左右されてますが、その人の動き方、選ぶ道で、その先は変わってくるのです。
家に帰るのも、いつもの道を通った時と違う道を通った時では、その先に起こっている出来事は同じように感じますが、実は道の選び方ひとつでも、その先で起こる事は微妙に変化しているのです。
とにかく私は、勤め先を紹介してくれたS氏が、他の道に進めと言われたので素直に従って命が助かったのです。
命が助かった2つの不思議な出来事のお話でした。
このような火災で、亡くなられた方々に対して心より哀悼の意を表します。合掌!
熊本占い「あなたの美癒健」鑑定師 観世