岐阜市長良の川辺のオルタナティブスクール

共育オアシスあいぎふ自由学校

あやちゃん先生です。

 

先日のブログにも書いたように

次男くんが無事義務教育期間を終え

卒業証書をいただいてきました。

 

スクールにとっても

ここを成長のベース基地として長年過ごした

初めての卒業生です。

 

 

さて、今でこそ

不登校でも大丈夫!

学校へ行かないという生き方

というブログタイトルで記事を書いている私ですが

次男が不登校になった時は

わが子の不登校が受け入れられませんでした。

 

長男の場合は

明らかにいじめがあったこと

転校前の学校との様々な違いが生じていたこと

そして、体調不良を訴えていたことがあり

すんなりと「休めば?」と言えていました。

 

さらには、長男は

勉強も心配していなかったし

しっかりもので一人でお留守番もできるタイプ。

いける日は行っていたし

野球少年団は休まず行っていたので

心のどこかで「何とかなるだろう」と思っていたのです。

 

そして、その長男の経験もあり

私は企業を退職後

子育てコーチング講師活動や

サドベリースクール(オルタナティブスクール)のお手伝いなど

学校へ行っていないお子さんや親御さんのサポートにも関わっていました。

 

「学校がすべてじゃないです。大丈夫ですよ。」と

親御さんには言っていたにも関わらず

次男が学校へ行きたくないと言い始めたとき

素直に受け入れられませんでした。

 

学校で何かトラブルがあったわけでもない

仲の良いお友達もいる

優しい担任にも恵まれて

給食だって「おいしい」と言っている。

学校生活楽しんでいるかのようだったのに

「なぜ???」

 

風邪による熱で2日間休んだのをきっかけに

生き渋るようになりました。

 

初めのうちは

「まだ熱が下がったばかりだし、今週くらいゆっくりしてもいいかな」

と思ってある程度受け止められたのですが・・・・

 

ちょっぴり繊細で

少しポーっとしたところがあって

マイペースで

文字の読み書きと時間の認識に遅れのあった次男くん。

このまま行かなくなったら

もっと勉強遅れちゃうじゃないの!?

と、心の中で焦りが芽生えました。

 

「何で行きたくないの?」

と聞いても、泣きそうな顔になるだけで言葉になりません。

「言葉で言ってくれないとわからないじゃない!!」

だんだんと焦りと怒りで私もパニックになっていました。

 

次男の不登校は

本当に青天の霹靂。

 

1,2年生の頃は宿題バトルで朝遅刻することもあったけれど

基本、「遅刻したくない」子でした。

一緒に登校していた長男が中学校進学した後も

登校班の集合時間よりも早く集合場所に行く子でした。

元気に「行ってきま~す」と出ていき

帰りは近所の子たちとおしゃべりしながら帰って来る。

 

学校の中ではちょっぴりみんなより行動が遅れることがあっても

周りのみんなが優しく助けてくれて

何の問題もなさそうな学校生活。

 

そう思っていました。

 

けれども、”風邪で休んだたった2日間”を境に

「学校へ行きたくない!!」

が始まったのです。

 

今、沢山の親御さんの相談にのっていますが

わが子の不登校を受け入れられずに悩んでいるケースも多いです。

 

そりゃそうですよ。

サドベリースクール(オルタナティブスクール)のスタッフである人間が

わが子の「学校へ行かない」を受け入れられなかったのですから。

 

こうした話は他のスクールでもたまに聞きます。

他人の子にはできることが

わが子となった瞬間に戸惑い、焦り、怒る。

 

それは心のどこかに

なやんやかんや言って、わが子は周りと同じであってほしい

と思っていたからなのでしょう。

 

あの頃は、思い返すとぞっとするくらい

息子を追いつめていました。

まるでヤ〇ザです。

 

ランドセルを玄関から放り出し

「昨日は『明日は行く』って言ったやろ!!

何で約束守れんのや。」と。

 

それでトボトボと遅刻しながら行く日もあり

帰って来るとご機嫌さん。

学校の先生も「大丈夫でしたよ」と。

そうして、私は翌日に期待をし

そしてその期待は裏切られ

またバトルが繰り返される。

 

そうこうしているうちに

毎朝のバトルは激化していったのでした・・・

 

 

そんな次男の不登校のはじまりから約6年。
まさか6年後にこんなに悩みのない毎日を送れているなんて

当時は思いもしていなかった。

そこに至るまでの私たち親子、そしてスクールのお話を

日々お届けしていきます。

 

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ではまた明日。
いつもありがとうございます。