「ぺんぎん車中・謎解き篇」の巻〜雑多日誌
或る日の午前中のこと。
ぺんぎん舎活動へと、
合流して車に乗ったはいいのですが、
ぺんぎん舎代表にして鍵盤奏者である
Lilac氏の様子がおかしいのです。
いつも外向きにポジティブな感じが
自然に出ている人なのに、
妙に虚な感じでじっと前を見て、
黙ったまましょぼくれております。
あれ?
なんやろ?
こないだ、何か気に触ることでも
こちらが言ってもたんかなあ、
それとも、
なにか嫌なことでもあったのか……。
しかし、そういう類のことを
いろいろ考えてみても、
なにか違うような感じがする……。
なにか、
もっと的確な理由が
あるような気がする……。
もっと
重要なことが
抜け落ちているような……………、
はっ‼︎‼︎
「……………、あの、
………ひょっとして、
お腹空いてます?」
「……うん」
(おわり)