高砂市、加古川市近辺にて、注文住宅・リフォーム工事などの
建築のご用命は、創業180余年の貝塚工務店にお任せ下さい!
ご訪問頂きまして、誠にありがとうございます。
本日、F様邸建設地の地耐力調査を行いました。
調査は、スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)で、
これは、北欧のスウェーデン国有鉄道が1917年ごろに路盤調査のために
採用され、その後、日本では堤防の地盤調査などから始まり、
現在では、戸建住宅等では一般的な方法です (・∀・)
スクリューポイントを先端に取り付けた鉄棒(ロッド)に重り載せていき、
地盤に貫入させます。
この時、軟らかい地盤だと重りを載せただけで沈んでいきます。
重りを載せても貫入しなくなったら、次にハンドルを回転させて貫入させます。
重り一個は25kgあり、100kgまで載せていきます。
固い地盤ほど貫入させるのに回転数が多くなります。
25cm貫入させるのに要した回転数を記録していきまして、
通常、10mの深さに達するか、十分に固い地層に達するまで行います。
計測箇所は、配置が決まった建物の四隅と中心で計5箇所。
先ほどの、載せた重りの重さと、貫入させるためにハンドルを
回した回転数で地盤の固さを調べます。
もし、地盤が建物を支える力が弱い場合、建物の場所によって沈む量が
違ってきますと、建物が傾きます。
たとえば、その傾きが1,000分の5を超えると、
住んでいる人は何か変だなと気づくそうで、
1,000分の5の傾斜とは、建物の一辺が10mあるとすれば、
建物の端と端で、5cmの高低差があることになります (゜□゜)
このように、建物が不同沈下を起こすと、窓やドアの開閉が
困難になったり、壁や基礎などに亀裂が入ったりします。
また、建物が傾いた状態だと、めまいや肩こり、自律神経にも支障
をきたすなど、住んでいる人の健康にも悪影響を与えることがあります ((>д<))
建物は丈夫でも、それを支える地盤がこのような状態だと意味がありませんので、
お客様が安心して暮らして頂くためにも、地盤の状態をきちんと把握し、
不同沈下の可能性がある場合などは、適切な補強方法をご提案いたします。