こんにちは。
宝塚ラボ子です。
今日は支援で
子どもとの適度な距離を保つコツ
についてです。
その子ども理解への
ひとつの手がかりが
子ども自身の「愛情確保の方法」です。
日頃の子どもの行動から
どういう愛情確保の方法を
取る傾向が強い子かを
あらかじめ知っておくことは
支援の大きなヒントになります。
「甘えたい」というときに
距離感なくベタベタと身体接触を求める子。
やはり育ちの中で満たされなかったり
十分なスキンシップがなかったのかもしれません。
また極端にスキンシップを嫌がる子も
育ちの中に何かあるかもしれません。
また「いい子」に多いのですが
「期待に応える」ことで
愛情を確保しようとする子。
「いい子」でいるために
我慢をしたり
自分を押し殺したりすることが
すでに癖になったりしています。
場合によっては
嘘をつくこともあります。
いい子でないと
受け入れられないと思っているのです。
一見問題のない子に見えるだけに
なかなかフォローが入らず
問題が大きくなってから
ようやく名前が挙がったりします。
また無意識に行うのですが
「困らせてこっちに関心を向けたい」
「心配させて注目してほしい」
といく気持ちが高まり
身体症状で「病気」が出たり
「反抗」したりする子もいます。
これらは
誰にでもある愛情確保のための反応ですが
その子が愛情を求めたとき
どの方法を取ることが多いかを
あらかじめ知っておくことで
支援者との不必要な摩擦を
ある程度は避けることができます。
こころの距離が近づき過ぎると
まず相手に嫌がられますから
これって結構大事なんです。
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