ようこそいらっしゃいました!
お元気でいらっしゃいますか?
宝塚ラボ子です。
【映画「月」】
すでにご覧になりましたか?
映画「月」。
地元の映画館では
2か月のロングラン上映でした。
私は初日に
遠方まで観に行きました。
「リアル過ぎてエグ過ぎて
すぐに上映禁止になるぞ」
・・・・という謎の噂に翻弄されて
焦って観に行ったのです。
内容は重たいです。それに2時間24分の長い映画。
ものすごく考えさせられる映画です。
内容と感想
磯村勇斗さん演じるさとくん。
一見、一番優しくて
一番まともに見えますが、
結局この人が入所者を
彼なりの正義感ゆえに手を下していく・・・。
「彼らは人間じゃないから」
「喋れないし心がないから」
というのが
さとくんの考える「殺してもいい理由」です。
宮沢りえ演じる洋子さん。
元売れっ子の小説家。
色々あって書けなくなってしまい
障害者施設の職員になります。
職員達の入所者への暴力などを見て
「おかしい!」という感覚がちゃんとあります。
でも上の人にはわかってもらえない。
そんなときに
高齢での妊娠がわかります。
でも全然嬉しくない。
心臓病で亡くした前の子供のことを考えると
「この子も障害を持って生まれるのでは・・」と考えてしまい
産むことに悩みます。
「産まない」ということは
「中絶する」ってことです。
「口ではどんなに綺麗なことを言っていても
それは殺人と変わらないのではないか」と
さとくんに言われてしまい
洋子さんは反論できません。
さとくんの発言は
偏った世界観だけど
でも全否定できない部分もあるからです。
実際に起きた事件を
題材にしてるのと
特別支援教育の現場で働いているので
この映画の内容は
他人事とは思えませんでした。
そして自分の心の中の
偽善者の部分を
じわじわと真正面から
見せつけられるような映画でした。
賛否両論ある映画ですが
私個人としては
ぜひたくさんの人に見て頂きたい映画です。
おまけ【1月のラボ学習会】
1月21日(日)に
宝塚市立東公民館で行いますのは