【24年3月24日探索・6月27日公開】

 

この記事の場所は3度目の登場になる。2008年初訪問時に記事を公開したんだが、その後私の記事を見たかどうかは不明ながら業界最大手サイトで取り上げられ、それによって少なからず影響があった事を感じた(2011年再訪)。

今回記事としては3回目なんだが、実は通るたびに気になっていて(この橋を最初にウェブ上に挙げた事への妙な自責の観点か)この橋を見たのはもう10回以上になる。そんな廃吊橋の2024年時点の状況をお伝えしておこうと思う。

 

現在地はこの辺

埼玉県秩父郡小鹿野町三山 国道299号線旧道だ。久月集落の一番端のあたりになる。通行止看板があるが歩行者まで制限するものでもないっぽい。

 

 

 

進んでいくと、沿道で建物が崩落しているのが見えた。

 

 

 

小鹿野町でも結構な数の廃墟らしき建物があるが、無管理で経年劣化が進むとこういった事にもなるという事なんだろう。行政でもできる事の限界はあるかと思うが、旧道じゃなかったら大変な騒ぎかと・・・

 

 

 

国道時代の街灯、まだ生きているのか?

 

 

 

そんなわけで車が通らない旧道を進んでいくと・・・

 

 

 

まだ吊り橋の橋台、主塔は健在のようだった。立入禁止などの看板も2011年時点から変わっていないようだ。

 

 

 

この主塔を見ると、現役時代に渡ってみたかったと思わせる。

 

 

 

ちかよるなとも書いてあったので、少し離れた場所から赤平川の河原に下りた。主索はまだ架かっているようだが、対風索らしきワイヤーは切れて私の足元近くにその端があった。2008年当時はあわよくば渡れないものかとも思ったが、これはもう絶対に渡るなんて自殺行為だ。

 

(後編につづく)