【20年8月2日探索・9月28日公開】
現在地はこの辺(航空写真)
この記事の続きを再開しよう。毛無峠からずっと下ってきて小串鉱山に辿り着いた私は山神社と変電所跡を見て、その先の探索へと向かった。
現在時刻は10時25分、この後の予定も考えると、元々は12時に毛無峠に戻るつもりでいた。
しかし、まだ小串鉱山の先はかなりありそうだ。最下部までの到達は難しそうだが、どこまで行こうかは考え所だ。
ワイヤーの切れ端がいくつも落ちていた。
というか、元は1本のワイヤーだったものかもしれない。
この辺、植林を始めたようだ。
新たに林業を始めようというものではなく、植生回復が目的と思われる。
左の前の方に、何か見えた。
ズームアップした。
これが本坑の坑口とされるものだった。とりあえず、正面になる場所まで移動しよう。
ここがそうだった。
画像ではちょっとその気になれば簡単に坑口まで行けそうに見えるかもしれないが、到達は簡単そうではなかった。かなり急だしそもそも崩れやすい崖だ。こんな場所で無理してケガでもしようものならそれこそ遭難にまっしぐらという事になってしまう。
という訳で、ズームアップで我慢する事にした。
鮮明には中が見えないが、内部は塞がれている?
サッカーのゴール、だよな。
鉱山があった頃のものなのか、閉山後のものなのか不明だ。
今いる場所はボタ山の上部のような感じになっていて平場なんだが、そこから下の方を見てみた。この下は住居跡のあたりだろうか。
視線を左の方に移した。まだまだ下の方には何かありそうだ。
ホント、どこまで進もうか・・・
ちょうどこの辺で、私よりも15分前くらいに毛無峠からの道を下りて行った2人組と軽く挨拶をした。彼らはここまでで引き揚げるような雰囲気だった。
この先、私はどこまで進もうか。金具に結び付けられていたのはこのボタ山を下りていくために設置されていた補助ロープだった。
(その9へつづく)