先日(5月27日)は久しぶりに、アローファイブの練習(音合わせ)で、都内晴海のスタジオにいきました。
アローファイブは、都立杉並高等学校の同級生で組んでいるエレキバンドです。
太古の昔、全員が高校2年生か3年生だったときに、ベンチャーズやシャドウズ、ビートルズやアニマルズなんかがはやっていた時代に結成しました。
オリジナルメンバーは、菅沼雅明、上田益義、猪俣寛、古川光二、宝田茂樹の5人だったので、だれが名づけたのか忘れましたが、5本の矢になったのでしょう。
飛び入り歌手には、志村徳幸がいました。
当時はエレキバンドが雨後の筍状態で、猫も杓子もエレキギターを弾きたがりました。
結成時の5人もエレキギターフェチだったのですが、バンドとなると全員ギターというわけにはいきません。
ということで、5人の中でギターがいちばん下手だったぼくは、茶碗を箸で叩くのが好きだったので、ドラマーになりました。
放課後の教室で、みんなが持ってきたギターを1台のアンプにつなげて、ドラム代わりにステンレス製のちりとりを叩き、ベンチャーズのヒット曲〈ブルドッグ〉を演奏していると、体育の教師が怒鳴り込んできました。
あまり華々しいデビューではありませんでしたが、その後ぼくは貯めていた小遣いをはたいて、いずれも安価なスネアドラムとシンバルとハイハットを買いました。
最終的に演奏メンバーは菅沼、上田、古川、宝田の4人に定まりました。
大学受験で全員が枕を並べて滑落すると、バンドも自然解散になりました。
バンドの再結成は、2012年1月、東京駅近くの寿司店に、いずれも定年を迎えていた菅沼、上田、志村、宝田が集まって、やろうぜ、という話になりました。
古川は大阪在住でしたし、猪俣には後ほど伝えよう、といった感じでした(敬称略・続く)。
高校時代のとある集合写真。中に確定したメンバー4人が写っている。上田益義(前列いちばん左・サイドギター)、菅沼雅明(最後列いちばん左・リードギター)、宝田茂樹(前列左から2番目・ドラムス)、古川光二(右から2人目・ベースギター)。再結成後にメンバーのひとりになる吉良友孝(最後列のいちばん右・後述・リズムギター)と、同じく応援団長?になる佐竹哲夫(中列のいちばん左・後述)も写っている(敬称略)。