命に満ちている地球 | たからしげるブログ

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 古代宇宙飛行士説、というのがある。


 さくっといえば、現代文明が発祥するより遥かな昔に、宇宙の彼方からやってきた超高度な文明を持ったエイリアン(飛行士)によって現生人類は創られた、というものだ。


 スイス出身の作家・エーリッヒ・フォン・デニケンらが唱えている。


 生命の誕生に関しては、地上に動植物が生育するのにふさわしい環境がいくら整っていても、そうやすやすと死から生、つまり無から有を生じさせることはできないらしい。


 人類はこれまで、いかに単純な生命体も、実験室で創り上げることはできていない。


 しかし今後、人類文明が驚異的な発展をとげて、それがどれほど先の話になるかわからないが、ついには人類と同様の生物を、他の惑星に創造できる日がくるかもしれない。


 となるとわれわれ人類は、その惑星の住人にとって、隠れた創造主ってことになる。


 そうした可能性を一応肯定してみると、確かに人類も、古代に地球にやってきたエイリアンが自分たちの姿に似せたかどうかは知らないが、創造したという説は否定できない。


 でも待ってください。


 だったら、そうした人類創成を行ったエイリアンなる知性的な動物は、太古よりさらに太古のその昔、いったいどこのどいつによってこの宇宙に創成されたんだ?


 それはもちろん、他のもっと昔のエイリアンでしょ、なんていわれたらキリがない。


 それに、この地上で生命を維持して動き回っているのは人類だけじゃない。


 犬も猫も、トンボもカエルも、花も木も、アメーバやゾウリムシも、みんなそうだ。


 人類だけを知性ある最高峰の動物と持ち上げて、特別の存在にする必要があるのかな。


 宇宙に命が一つもなくて、どこもかしこも無機物だらけだったら、観察者がどこにもいないこんなにつまらない世界はないだろう。


 命はどうして生まれてきたんだろうね。

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