ホワイトデーとは、毎年2月14日のバレンタインデーにチョコレートを贈られた(主に)男性が、相手にお返しとしてお菓子や花を贈り返す日(3月14日)だそうだ。
バレンタインデーの始まりは1936年2月、神戸のチョコレート会社「モロゾフ」が外国人向けの英字新聞に「バレンタインデーにはチョコレートを贈ろう」という宣伝記事を掲載したのが始まりだという。
欧米でキリスト教を信仰する人たちの間には、毎年2月14日に聖バレンタインの祝日があって、この日は恋人たち、あるいは家族同士が贈り物を交換し合い、お互いの愛を確かめ合うという習慣がある。
「モロゾフ」はそこに目をつけたのだろう。
が、その後は戦争などもあって、だれもチョコレートどころではなくなっていた。
戦後しばらくたって、だれが決めたのか知らないが、毎年2月14日には女性が「愛の証」として意中の(あるいは義理ある)男性にチョコレートを贈るというしきたりが、徐々に浸透してきた。
1970年代に入ってから、習慣化した。
チョコレート業界の巧みなPR戦術が功を奏したのだろうが、女性からチョコをもらってにんまりしない男性はあまりいない。
となると、チョコレート以外のお菓子の販売元も黙ってはいられなくなった。
1978年、マシュマロやキャンディーなどをバレンタインデーのお返しとして、今度は男性から女性へ贈ろうというキャンペーンが生まれて、これがホワイトデーになった。
いまでは男性や女性に関係なく、チョコレートやお菓子がたくさん売れたら万々歳の菓子業界の最大のお祭りになっている。
チョコもお菓子もお祭りも大好きだ。
2月にもらった(義理だってば)チョコのお返しは、やっぱりチョコでいこうかな。
チョコレートはお菓子の王様だから。
なぬ、煎餅かイカ燻がいいだって?