1年生の楽しいお金の計算のしかた | 夕菜の宝箱

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~がん(私)でも発達障害(息子)でも上手くつきあって幸せに暮らすことを目標にする毎日~



 100円玉


2002年07月06日(土)


にいちゃんが、ガムを買いに行こうよ!と言い出した。
なんでも…近所のお店に一緒に行った時にレジ横のガムを見つけて今度買い物にきたら買ってもらおう!と楽しみにしていたそうな…。

 

でも今日は買い物の予定はなし…
たったそれだけのために一家総出は面倒なのでこう言ってみました。

「今日は買い物行かないもん!

欲しかったら一人で買いに行ってみれば?」

 

そうです!
にいちゃんはまだ、ひとりで買い物にいったことがないのです。

 

幼児期を田舎で過ごし、5歳で保育所に行っているとね、1年生の今、考えてみると全く機会がなかった~。


案の定、初めは「え~!それはちょっと…」としり込みしていましたが、欲しい気持ちが勝ったのか、やってみる気になりました。

そのガムがどういうものだったのか、見ていなかったので、いくら位のものかが私にもさっぱりわからなかったのですが、にいちゃんは貯金箱から200円を出してお財布にいれて、出かけようとします。

 

お金の計算、できるんだろうか?!

と念のため軽く検査をしてみました。


 
200円持っていくのね。

いくらですか?って聞いてみて130円です、と言われたら買える?



 「う~ん。買えない。」

 

(おい…。)

 

 

じゃ、250円です、と言われたら?

 



 「買える!」 

 

(ありゃりゃ…想像以上にさっぱりなのね。)

 

 


ひとまず一応説明をしてみる私…。

「わかった!じゃ、いってきま~す!!」

あ!ちょっと待った!30円です、と言われたらどう?

とダメ押しをしてみると…

 

 

 

 

「そりゃ、2より3が多いから、買えない!」


(こりゃぁ重症だなぁ…(-_-;))
再び、説明してみる私ですがね・・・。

 

・・・・・・。



でも、なんだかやる気満々で、

張り切っているので行かせてみました。

にいちゃんは考えたらしい。


「いくらですか?」と聞くのではなくて
「100円であのガム、買えますか?」

って聞いたらしく無事にニコニコして買って来れました。


そしてちびちゃんが、なんにもなかったらかわいそうだから~って、あめも買って来てくれたのには感動!

しかし、最後にしつこく

「いくらだったの?」と聞けば100円!との返事ですよ。


ガムも100円。あめも100円だった!

 

と自信たっぷりに答えます。
お財布からはじゃらじゃら~っと

おつりがたくさん出てきてるんですけど(-_-;)


ほら!書いてるでしょ?って見せてくれたレシートは
消費税とあわせて
31円となっているのが2枚あるんですけど(-_-;)

100円玉を出して買ったら

100円玉がなくなったから100円の買い物なのかしら?
困ったものです。

私が子どもの頃は異年齢の子どもと遊んでいたから、小さい頃から友人についていった駄菓子屋さんで自分も買いたくて、買いたくて…
5歳で一週間に70円のお小遣いをもらっていた記憶があります。


吟味して10円、20円のお菓子を選んでは、残りはいくらだ?!と自然に覚えていったものだったっけなぁ。


お金の計算は親や先生に教えてもらって勉強した記憶って、ない気がする…。就学前にはすでに1週間ごとにもらうお金のやりくりを身につけていたから1年生の時にはとっくに1ヶ月ごとにもらうお小遣いになってもやりくり上手にできるようになっていたしな…。

にいちゃんはやりくり以前の問題ですよね…。
今までほったらかしていた私が悪うございました(-_-;)

つい、スーパーで後ろに並んでいる方の視線を気にして、1から10までにいちゃんに任せてお金を払わせてみたいな!と思ってはみても私がほい!と500円玉や100円玉をにいちゃんに渡して、「コレで払ったら、おつりもらえるからね」


なんてことをやっておりましたです(-_-;)

やっぱり経験の原理ですね。
10円単位の楽しい買い物経験をさせてあげたいですね~。


そうこうしていくうちに、70円払う時に10円7つ探すより
50円玉を利用した方が便利!って勝手に学習するだろうし、90円を払う時に、100円を出しておつりを10円もらった方が楽かも?っていうことが自然にわかるんだろうな…。

この夏は、10円玉が10個で100円なんだ!という基礎といいますか…
100円のありがたみをひしっと体験していってもらうことにいたしましょう…。


といっても、のどかなやり取りのできるお店がほとんどないからね(-_-;)
家で買い物ごっこをするとしましょうかね。

 

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おお~勝手に学習とか自然にわかるとかこの当時は思っていたんだ!!と自分の日記なのにびっくりです(笑)

親も成長するんですね♪

 

ま、はじめての子育てですし、自分が子どもの頃と同じように育つと思ってますから就学前に5の分解がなかなかわからないことに「おや?」とは思ったけれど別に本人困ることなく友達とも楽しく過ごしていたし、どこに相談することもなかったです。

 

自分が他の人より丁寧でおだやかな子育てをしていれば問題ないかな~と思って接していたつもりでしたが、まだまだ勉強不足だったもよう。