捨てられたバイオリン（バイオリンの価値）

トシ（望月）です。

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00:30　何歳からでも結果が出る本当の勉強法
02:28　〇〇を捨てた結果驚くほど勉強の成果が出た
04:53　勉強中の現実逃避　実は有益です
07:02　正しい勉強法とは
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あるものを捨てると、驚くほど勉強の成果があがります。
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#チラヨミ

捨てられたバイオリン（バイオリンの価値）

　ある男が、バイオリンを歩道に置いて売っていました。

ゴミ捨て場で拾った汚れてボロボロのバイオリンです。

「バイオリンだから、うまくいけば１万円くらいで売れるかも知れないな」

そんな思いとは裏腹に、道行く人は見てはくれるものの、

誰も買おうとまではしませんでした。

なかには試しに弾いてみる人もいましたが、

ちょうりつもされていない捨てられたバイオリンはひどい音をたてるばかりです。

売っていた男は、バイオリンの値段の一万円が高すぎのかなと５千円、

３千円と、だんだん価格を下げていきました。

それでも、誰も買おうとは言ってくれません。

とうとうヤケになってしまいます。

「エーイ！　１００円でもいいから誰か持っていけ！」

そう叫びかけたところ、ひとりの紳士が出てきて、

男に声をかけました。

「ちょっと私に貸してください」

その紳士は、バイオリンをハンカチで愛おしむように磨き、

弦を一本一本、入念に調律しはじめました。

しばらくして、紳士はバイオリンをあごにはさんで静かに弾きはじめました。
するとどうでしょう。

そのバイオリンは、

とても美しい音色を奏ではじめます。

その場にいた人は、バイオリンの奏でる音色に幸せな顔になって聞き惚れています。

一曲、弾き終わると紳士は、

バイオリンをしみじみと眺めながら言いました。

「これはすばらしい名器だ。きっと価値のあるものに違いない。

でもその価値がわからない人が手放してしまったのだろう。

それとも事情があって、手放さざるをえなかったんだろうか。　　　
このバイオリンを大切にする人に出会えば、きっと喜んで感謝して、

このバイオリンは素晴らしい音を奏でて持ち主を幸せな気持ちにしてくれるに違いない」

そのとたん、紳士の演奏を聴いていた人の中から手を上げる人が出てきました。
「２０万、いや、３０万でもいいから、このバイオリンをぜひ売ってくれ」
「いや、私はそれ以上、出すよ。息子がバイオリンを習っているのだ」
何人もの人がバイオリンの持ち主になることに名乗りをあげたのでした。

私たちの周りにも同じ様な話がたくさん、たくさん転がっています。

あなたは自分の価値を勝手に決めていませんか。

人から評価されないといって、簡単に値段を下げたりしていませんか。

幸せを与えてくれる人がいないからといって、

自分が幸せになる価値がないと決め付けてしまっていませんか。

もう、自分を「捨てられたバイオリン」だと思うのはやめましょう。」

もっと自分を愛してあげましょう。

紳士がやったのと同じように、

自分の価値を信じて自らを調律してあげましょう。

いままで、あなたは自分の調律の仕方を知らなかったかもしれません。

でも、今は幸せブーメランのことを知っています。

どんなに小さなことでもいいのです。

幸せブーメランをあなたの近くにいる人に投げてみてください。