【250年計画と水道哲学・・・に打ち震える168名の社員】

 以前、黒田クロさん(株式会社クロデザインスタジオ 黒田クロさん)が主宰される塾で講演をさせていただいた。

 そこで黒田さんから教えていただいた
 松下幸之助さんのエピソードをご紹介しましょう。

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昭和7年5月5日、
創業者は当時の全店員168名を大阪の中央電気倶楽部に集め、
松下電器が将来に向かって果たしていくべき真の使命を明示した。

「水道の水は加工された価のあるものであるが、
 道端の水 道水を通行人が飲んでもとがめられることはない。

 それは、その量が豊富で安価だからである。 
 松下電器の真の使命も、
 物資を水道の水のごとく安価無尽蔵に供給して、
 この世に楽土を建設することである」

そしてその使命達成のための方途として、

「この日以降、建設時代10年、活動時代10年、社会貢献時代5年、計25年を1節とし、
 以後同じ方針・方途を時代の人々に伝えつつ、
 これを10節繰り返し、250年後に楽土の建設を達成しよう」

という250年計画を発表した。

松下電器の真使命を明示した所主告示や
その使命達成のための遠大な250年計画に、
参加者は全員が感激し、
興奮して次々に壇上で決意を表明、
会場は興奮のるつぼとなり、
午前10時に開会した式典は、午後6時に至ってようやく閉会した。


松下電気の創業記念日

https://konosuke-matsushita.com/column/quiz/no69.php
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 この時代は、松下電器が町工場から飛躍した時代だそうです。

 時代的には1922年(大正12年)の関東大震災、1929年(昭和4年)の世界恐慌に端を発した大不況、企業倒産が相次ぎ、社会不安が増していた。

 そしてこの松下幸之助さんが「水道哲学」「250年計画」を唱えた10日後、1932年(昭和7年)5月15日には
「五・一五事件」(海軍の青年将校を中心とする反乱事件。武装した海軍の青年将校たちが首相官邸に乱入し、犬養毅首相を暗殺)が起きた・・・・・そんな時代だったのです。

 農村では娘を身売りまでする農家が現れ、都会の企業は人員削減や賃金カットで不況を生き抜こうと必死の時代でした。しかし松下電器は、ついに一人の首も切らず、給料も下げず、不況を切り抜けたそうです。

 そこには松下幸之助さんの志の高さ、ヴィジョンの大きさ、理念の美しさに心動かされた社員が多数いたのでしょうね。

 今の時代、会ったこともない、直接、話を聞いたこともない、私たちにも影響を与えるのですから、、、、。


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