【座右の書・生きがいについて】

今日は、多分、来週発行予定の「読書○○協会」(伏字になっていないですね(^o^)丿)のメルマガを一足早く掲載しておきます。

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 皆さん、こんにちは。【歩くシンクロ・マスター】こと望月です。

 近々に福岡で講演をさせていただきます。読書○○協会の会員の皆さんも駆けつけてくださる予定です。ありがとうございます。
 今回、講演のタイトルとして与えられたのが『生きがいと宝地図』でした。

 そのテーマをまとめる時に座右に置いていた本を今回はご紹介させて頂きます。折に触れて読み返している良書です。いつかは読んでいただけると嬉しいな、と思っています。

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『「生きがい」とは何か―自己実現へのみち』
(NHKブックス/刊)     著:小林 司
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 生きがいとは何か? それを実に多角的にわかりやすく紹介してくれています。労作に感謝しないではいられません。発行は少し古い(1989年)ですが、当時集まられる内外の生きがいに関する書、実に500冊弱の参考文献からエッセンスが取り出されています。生きがいは十人十色でしょうが、本書を羅針盤にして生き方・生きがいを探っていくと相当の確率で生き方の方向性が見えてくるでしょう。

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『それでも人生にイエスと言う』
(春秋社/刊)     著:V.E. フランクル
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『フランクル心理学入門―どんな時も人生には意味がある』
(コスモスライブラリー/刊)   著:諸富 祥彦
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 第二次大戦中、ナチス強制収容所での生活を生き抜いた精神科医。その生き地獄のような極限状況を乗り越え、『それでも人生にイエスと言う』。その生き方、考え方には、大きな悩みや苦しみを抱えている人にさえも、勇気と希望を与えてくれることでしょう。
 「生きがい論」では必ず触れられるフランクルの考えをわかりやすく理解できることでしょう。
強制収容所での生活に触れた『夜と霧』は全米で最も感銘を受けた本のベスト10に入っています。併せてお読みになることをお勧めします。

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『生きがいの探求―本当は、人生は、あなたに優しい』
(PHP研究所/刊)     著:飯田 史彦
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 飯田史彦先生の『生きがいの創造』を始めとした『生きがい』シリーズとの出会いは人生に大きな影響を与えた、という人が私の周りに何人もいます。その飯田先生の最新の研究書。
 多くの人が気づいていないだけで「本当は、人生は、あなたに対して、とても優しく接してくれている」ということがわかる希望の書です。 今までのシリーズのエッセンスも含まれています。

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 ソクラテスは「書物を読むということは、他人が辛苦してなしとげたことを、容易に自分に取り入れて自己改善をする最良の方法である」と言ったそうです。体験しないと身に沁みないことは多々ありますが、それでもこれらの書籍に出会うことによってどれだけ慰められたか、そして遠回りしないですんだのか、私は計り知れません。

 インドのマハラジャたちの絢爛豪華な財宝に目を奪われたエドワード・ギボン(歴史家。『ローマ帝国衰亡史』の著者)が、それでもこう語ったそうです。
「インドの全財宝をあげても、読書の楽しみには換え難い」

 ホント読書って素晴らしいですね。




著者: 小林 司
タイトル: 「生きがい」とは何か―自己実現へのみち



著者: V.E. フランクル, Viktor Emil Frankl, 山田 邦男, 松田 美佳
タイトル: それでも人生にイエスと言う



著者: 諸富 祥彦
タイトル: フランクル心理学入門―どんな時も人生には意味がある



著者: 飯田 史彦
タイトル: 生きがいの探求―本当は、人生は、あなたに優しい