昨夜から泊まり込んでいます。
たった24時間の間でも
どんどんレベルがダウンしているのがわかります。
もう固形物で食べられるものは
ゼリーとアイスクリームだけ。
昨日までは
お刺身もトマトもスイカも
食べられていたのに。
意識が朦朧として、
言葉も何を言ってるのかわからないくらい弱々しくなっています。
今朝も
「・・・・を持ってきて」
と言うので
「え？何？」
「ニッショーコンバを持ってきて」
「ニッショーコンバ？」
「ニッショーコンバだって」
「ニッショーコンバって何？食べ物？」
（首を少し振る。表情にはイラつきが感じられる）
「ニッショーコンバを持ってきて。
石で研ぐから。」
思わずググる。
当て字で出てきたけど
結局何だったのか、わかりませんでした。
今日は何度かこういうやりとりがあって、わからない言葉がほとんどでした。
でも、昼間に見舞いに来た夫と息子と共に帰ろうと
「おばちゃん。私も行くね。」
と言ったその時、
ハッキリと
「嫌だ！」
と伝えてきました。
少し迷ったけど
スタッフたちに頼んで
明日もお休みをもらうことにしました。
家族を、家庭の事情を
優先できる職場を目指してきました。
スタッフのお休み希望を断ったことはありません。
現場は任せてください
そんな心強い言葉が帰ってきました。
親御さんからも、励ましのメッセージが届いています。
そんなわけで
今晩も叔母と共に過ごさせてもらっています。
聴力は最後まで残る、と聞いたので、手を握りながら語りかけます。
ガリガリに痩せ細った手が、
浮腫で膨らんでしまっています。
脚も。
これがお腹や胸に来ると
いよいよ
母の時もそうでした。
ここで、ブログを閉じようとしたそのとき
叔母が呼びます
どうした？
「天使の歌 歌って」
かろうじて、聞き取れました
天使の歌？
何だろう？
「感謝の歌」
感謝の歌？
何だろう？
あ！
私たち家族が集う教会の
姉妹宣教師たちが
この前叔母を訪問してくれて
歌ってくれたあの歌かも。
「神の子です
私やあなた
あふれる恵みに感謝します
私を助けて導いて
いつか御元へ
行けるように」
叔母の目に涙がにじんでいました。
母と子の幸せ応援団
～ひなたぼっこ～
浅井智子