焼き入れと色々! | takara-kuruのブログ

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鈴木刃物製作所、カスタムナイフとニッパー爪切りを作ってます。
随時カスタムオーダーナイフ製作を受けてます。



ニッケルダマスカス鋼と

炭素鋼のナイフは自分で焼入れをします。



おっと、忘れちゃいけません。!

サムノッチを施さねば後ではヤスリが掛かりませんね!



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当方はコークスの焼き入れです。

粒は一番小さな物で3分の5分止まりです。(昔の言い方)

小粒のコークスは”火の加減”にムラが無く

この炉では一尺位の刃物が焼ける様に設計してあります。





送風して先ずは炭を少々起こし>
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徐々にコークスを被せ>
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タップリと起こします。>
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ナイフは冷えている状態から予熱焼きして>
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青色程度に熱したらコークス中に差込み、時々表裏を返し

所定の温度まで赤めます。
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安全策を取って冷却は油です。

冷えたら再度180度程度に熱し焼き戻しします。

多少の狂いは出ますが焼き戻しで熱した時点で叩き直します。
※此処の工程は写真を撮る余裕が有りませんね!



焼きが入った状態です。
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タングからリカッソにかけて平面研磨
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ナロウタングのネジ部は指定サイズに丸め>
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タップを切ります。
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オマケ



ヒルト材いろいろ

ニッケルシルバー、玉鋼 錬鉄、にブラスのハバキ風が加わります。

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