振り返りが3回目!

 

毎日snsを見ては、みなさんがまだワルブロを想ってくださっていることが伝わってきて嬉しいです。

 

間も無くお伝えできることもあるので、そちらもお楽しみに!

 

 

そしてまだまだ7月15日まで公演アーカイブ配信中です!

 

チケット

https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2423384&rlsCd=001 

 

配信公演:6月29日(土)/6月30日(日)全4公演

チケット(アーカイブ):3,500円(税込)

受付期間:7月15日(月・祝)21:00まで

視聴期間:7月15日(月・祝)23:59まで!

 

29日昼公演

ELは亜歩露(ピコさん)&雛(今村美月さん)回!

 

29日夜公演

ELはダンデ(__(アンダーバー)さん)&乃衣瑠(まなこさん)回

 

30日昼公演

ELは紅葉(浦野秀太さん)&楓(藍染カレンさん)回!

 

30日夜公演

SPアフタートーク&サプライズ告知

 

となっています!

エンディングライブは物語の後のお話として描いております!

なのでセリフの掛け合いも、その後の未来としての言葉。

 

紅葉と楓の掛け合い、ダンデと乃衣瑠の掛け合い、

亜歩露様祈留憑依(笑)など、レアなセリフの応酬もぜひチェックしてもらえたら嬉しいです!

 

 

そして配信でも触れましたが、

 

ワルブロのことや、このブログの後書きや前日譚をイラストにしてくださっている方々がいて。

 

もうね

感動です(号泣)

ありがとうございます!!

 

 

配信でたくさん答え合わせもしちゃいましたが、短めに?ブログでも。

 

 

今日はお馴染み神勢と、バンドチームを!

 

まずは神勢!

 

 

亜歩露(あぽろ)として存在してくれたピコくん!

 

 

雛(ひな)として存在してくれた今村美月さん!

 

雫月(しずき)として存在してくれたやみえんくん!

 

堕印(だいん)として生きてくれた緑川リクさん!

 

無二(むに)として生きてくれたウチクリ内倉氏!

 

言わずと知れたSEPTレギュラーズの5人。

 

今回はみんな新たな挑戦をしてくれた。

配信でも度々いじられる私の顔合わせでの一幕。

 

「楽しむために、過去の自分を超えてください」

 

いきなり顔合わせでピリッとさせてしまった、例のやつ。

 

でも、本当に思っていたことで、これまでの10年を超えるものを作りたい、その一心で伝えたものだったのですが、誰よりもまず自分が一番先に緊張しましたw

 

レギュラーの彼らだからこそ、その言葉を重く受け止め、
様々な分野での挑戦を、そして葛藤を乗り越えてくれたと思っています。

 

 

 

自らの成長という大きな壁に挑み、乗り越え、SEPTの柱の一人として、亜歩露として、この世界を誰よりも深く愛してくれたピコくん

 

初殺陣、初剣舞、初主題歌、初デュエット、5年を経て初めて尽くしな役割をストイックに表現し、やり遂げてくれた今村ちゃん

 

過去作のオマージュなシーンを一つひとつ大切に、それでいてレギュラーとしての役割も担い、心の構築をしてくれたやみちゃん

 

10年一緒に走り続けてきた中で、新たな挑戦を楽しいと感じて挑んでくれたリクさん

 

そして難解な脚本(自分で言ってます)を具現化し、三羽鴉の可能性を何段も上げてくれたうっちー。

 

 

彼らが率先して戦ってくれたからこそ、 SEPTってこうだよねって言ってもらえるのだと思ってます。

 

 

感謝です、本当に。

 

 

 

後にまた書こうと思っていますが、

古参勢と呼ばれる仲間達が振り絞って、先達として進む道を示し、新たな仲間達は受け止め、精一杯表現してくれた。

 

そんな素敵な物語になりました。

 

 

そしてそんな物語の根底を支えてくれたのは

 

come on! ミュゼリアムバンド!

 

on guitar ! 紫度を生きたhoto-D!

 

on base ! 華寿を生きたAyano!

 

on drums ! 薄荷を生きたAtsuyuK! !

 

無常さん風な紹介でお届けしました。

 

OPからエンディングライブまで、彼らの存在無くしてSEPTは語れません。

 

 

 

10年の軌跡を一緒に長年連れ添った兄弟、ほとちん。

 

音の表現というSEPTにとって重要な部分を体いっぱいで表現してくれたAyanoちゃん

 

物語の背骨として、ムードメーカーとして、何よりも"楽しむ"を体現してくれたあっちゃん。

 

 

 

彼らもまたSEPTレギュラー陣なのです。

hoto-Dは10年、AyanoちゃんとAtsuyuK!くんはこの5年でお芝居を楽しむ、というところに辿り着いてくれた。

 

本役の重厚感や、雅さを醸し出す雰囲気から、通行人などでのコメディたっぷりな動きまで、実は彼らが率先してウチクリイズムを継承してくれているw

 

 

目一杯楽しむを表現してくれた3人に、全力の拍手を送りたい。

 

いや、ステージでの皆さんの大きくて温かな歓声と拍手が答えですよね。

 

ありがとう、また音楽しよう!

 

 

 

そして今回サプライズで登場した

我らが絵空(えうろ)様、杉浦太陽!

 

そして私、諷経(ふぎん)こと、杉浦タカオ

 

 

諷経は26日の神勢SPと、大千穐楽

 

絵空様は大千穐楽のみの出演でした。

 

 

26日の諷経は告知していましたが、

絵空様は完全なサプライズ出演。

 

この出演の経緯は遡ること3月のZEST。

 

あの日のワルブロの告知が出た時に、絵空様もいらっしゃいました。

 

その行末を見届けるために、早くから実は千穐楽を空けてくれたのでした。

 

なので全キャストが決まった時点でこのサプライズはすでに決まっていたという。

 

 

皆さんの大歓声が嬉しかった。

名前と写真の映像用意しておいてよかったw

 

皆さんに知っていてもらってこそ、僕たちは生きていられる。

 

またお目見えできる日を、楽しみにしております。

 

 

 

そして、26日の無二歌「結一」

 

これについては配信で語っている(フルコーラス載せてますw)ので割愛しますが、10年連れ添ったうっちーの新たな挑戦を目の前で見られたことが嬉しかった。

 

それも新たな柱のピコくんの作詞作曲

今や名物キャラとなった叶真くんのコード譜面起こし

もう一人のSEPT、hoto-Dの編曲

 

私もギターで参加しましたが、感慨深い一回でした。

 

 

 

さぁここからは後書き!

 

皆さんがたくさん考察してくれているのでとっても嬉しい。

すごく深く掘り下げてくださっている方もいて、もはや僕が書く必要がないのでは?と思うほどです笑 

いやもう思ってます笑

 

なのでここからは"こんなことがあったのかもしれない"という描かれていない部分を中心に書き残そうと思います。

(前回までもほぼそうですが笑)

 

 

 

【亜歩露の世界】

 

楽譜1、音楽はその価値を失い、人にとってただそこにある無駄なものとしたままに世界は終わりを迎えた。

 

楽譜2、音の存在を強く人々に認識させた。が、概念として存在そのものが負の感情として拒否された

 

楽譜3、音楽は人にとっての暴力となり、原因と根源そのものと成り果てた。

 

楽譜4、従者である雫月に人々を導くよう命じた。しかし元は無機物だった彼にはその心がまだ足りない。結末は変わらなかった。

 

楽譜5、楽譜6、7、8、9……

 

……

 

 

楽譜……もうどうでもいい。

彼(絵空様)の鴉を借りて導かせることにした。だが彼らも人々に寄り添い飛び立ってしまった。しかし音が傷つけあうことはなくなりはしなかった。

 

 

……違う、これも違う。

何が足りない? あるべきものは揃っているはず、なのになぜ?

 

 

亜歩露はある疑問を抱いていた。

 

「僕は、人々にとって本当に必要な存在なのか」と

 

初めは無垢な疑問からだった。

感じたことのない一抹の不安。それを払拭するために意気揚々と自らも世界に降り立ち、世界に問う。

自由と音楽の神である亜歩露はその存在を否定されることすら考えていなかった。まさか、望まぬ結末を迎えるなどと、夢にも思わなかった。

 

僕は彼らから生まれたはずなのに。

ならばなんのために、私は……?

 

様々な世界を創造しては消えていく。

何度も、何度も、何度も。世界は音楽を用いて対立し、負の感情の温床となってしまった。期待し、裏切られ、世界はバラバラになり、終わりを迎える。その答えはすべてが同じ。

 

否、否、否、否、否……

 

 

誰も、私が"聞こえない"のか? 

音色は暗く染まり、光であった過去は、未来に届きえないのか。

 

そう、そうなんだね。

もう僕は、必要ないのか。

ならばその存在ごとこの世界の全てを消して、無へと……。

雫月は亜歩露の行動が不可解に思いつつも従ってきた。だが、どうみても自らの存在を危ぶむ行動をとっているように見える。

自分にできることはなんなのか、今の彼には足りないものが多過ぎて結論に至れない。

 

亜歩露はついに山のように積み上がった楽譜を破り捨て、消してしまおうとした。

そのとき、

 

鈴の音が響き渡る。

広がる亜歩露にとっても興味深かった世界。

 

「これは……彼の創造した世界?」

 

すべての起因であった彼女の捩れはすでに解け、その存在ごと彼の元へと導かれ従者となった。

其のねじれの一因だった彼の者"蓮"、その存在の根源は人の作ったもの。僕と同じ。なればと私と共にあれるよう「雫月」として従者とした。

 

彼らの"心"を繋ぎ止めたのは? 

 

光は影となりこの世界に存在はしている。ならばいっそ、この世界に彼を呼び寄せ、あの鈴の音を起点としたすべての記憶を混ぜ合わせ、無垢な音色として響かせればどうなるか?

本来あり得てはいけない同じ魂の混在。その波紋は何を生むのか。

 

亜歩露は藁をも掴む思いで世界に緋い希望を落とした。

 

 

 

_____絵空の座す場所。

時の概念が存在しない絶対の間。

 

勝手に連れて行かれた鴉達の行末を興味深そうに眺める絵空。

元は無機物だった二羽が人間達に惹かれ、自らの内包された神力を燃やし守ろうとする。それは彼らが人間に堕ちることを意味した。気まぐれに堕としたことは何度もあったが、自ら望んでは初めての事。亜歩露のわがままを静観していたが思いもよらぬ面白いものが見れたものだ、と絵空様は満足げな表情。

 

同じく雛と諷経も眺めていた。

雛は先輩鴉達の行動に心が揺さぶられながらも、我慢我慢。

諷経は仕事が山積みになることに頭を抱え、亜歩露様に文句の一つも言ってやりたい様子。

すると亜歩露が雛のもといた世界を振り返り始めた。そこに残るは"黄色"と"緋色"。雛は胸騒ぎが止まらない。懐かしむようにその様子を眺める諷経をよそに駆け出していってしまった。

 

「お、おい!」

 

絵空はその一部始終を眺めながらも不敵に笑う。

 

「……おや、一羽になってしまったか。ふふ、興味深いね」

「申し訳ありません、絵空様。すぐに連れ戻して参ります!」

「その必要はないよ」

「え?」

「まだまだ楽しませてくれるのだから、いい拾い物をしたものだ」

「なら、俺も奴らのもとに行って……」

「……諷経、お前には別のお使いを頼んでいたはずだが」

「そ、それは……」

「彼らがいない分、お前には目一杯働いてもらわないとね」

「まじかよ!?」

 

お気に入りのジェリービーンズを頬張りながら絵空はただ眺めるばかり。諷経は後ろ髪を引かれながら、ため息混じりに自らの仕事へと戻っていく。

 

 

雛は雫月の元へ。

亜歩露様の従者として存在している元は同じ時代に生まれた大切な存在。今は別々の神に仕えてはいるものの、基本会うことはない。なのに雛が突然現れたものだから雫月の心は乱される。

目の前で緋い光が、この世界に落とされたことを目撃してしまった二人。もう一人の大切な存在、"藍備"の存在が亜歩露の手によってこの世界に巻き込まれそうになっていた。それと同時に雫月に流れ込む"蓮"として経験した多くの感情。彼は今何が起きているのかを理解した。

 

「どうしてこんな……!」

「……もはや、不可避な運命なのか」

 

亜歩露は二人の存在さえもこの新たな音色に必要だと巻き込み、伝える。

 

「……望むのならば、手を伸ばすといい。その音色とともに」

 

亜歩露の世界は音の記憶。

もはやエンドロールが流れている今、この終末のステージでどんな音色を響かせるのか。

 

「僕に見せてみなよ?」

 

それぞれの思惑によって"最後の一曲"は奏で始めることになる。

 

 

 

亜歩露様の世界の始まる前日譚でした。

こういうことが"あったかも知れない"、そんなお話。

 

 

 

【無二と堕印の対立】

 

やれやれ。

亜歩露様の気まぐれにも困ったものだ。我らの主人である絵空様の許可もなく、連れ出されたこっちの身にもなってもらいたい。

だが、運命を観測するものとしてやることに変わりはない、ただ粛々と己の使命を全うするのみ。

 

何を言っても無駄ですよ。

また諷経にやいのやいの言われるのは勘弁願いたいですが、亜歩露様に真っ向から逆らうこともできないこともまた事実。さっさと終わらせて主人の元へと戻るとしましょうか。

 

 

_________

 

……心穏やかじゃありませんね。

あなたは一体何を考えているのです? まさか使命を忘れてしまったなどというのではないでしょうね? 人間への干渉は運命を狂わせる、それをわかっていてなぜ。

 

私には私の考えがある。

物事の本質は別のところにあるはずだがな。

 

理解ができない。あなたがなぜそこまで肩入れするのかが。

 

自ずとわかる、我らは同じ時、同じ主人によって仮初の命を得たのだから。

 

_________

 

いい加減になさい! それ以上の干渉は存在を危うくする、それを主人がお望みだと思うのですか?

 

我らの行動も、彼の方は見ていてくださるさ。この胸の奥にある温かな"感情"を私は! ……失いたくはないのだ。

 

……感情ですか。確かに人とは美しく、輝かしい。その心に寄り添いたいと思うのは我らの本能に近いものなのでしょう。

 

それがわかっているのなら!

 

ですが! それ以上の干渉はやはり私には見過ごせない。あなたの存在だけが危ぶまれる真似はしたくない。

 

彼の方の気まぐれで今何が起きているのか、お前にもわかるだろう! 世界を繰り返し、何度傷付けば許されるのか、私には理解できんのだ!

 

……理解ですか。我らに必要なものだったでしょうかね。

 

必要だったさ。今までも、この先も。

 

_________

 

なぜ認めない? そばにいて、彼らの情を知った今、手を差し伸べ、支えたいと、共に時間を生きたいと思うことは間違いではないはず!

 

それが彼らを苦しめる一つになると言っているのです! あなたの身勝手な行動で、世界を一つにするという目的さえも忘れ、片方に肩入れするというのなら……

 

お前ももうわかっているだろう? 寄り添い見届け、人の心が、感情が! ……今お前が彼らと共にあるのは、その答えなのだと思っていたが。

 

……だからこそあなたの行動を私は認めない。感情を知れた今、明確な想いが私にはある。彼らにとっての明るい未来に、我々はいない方がいい! たとえあなたと相対したとしても。

 

……寄り添い導くことと、手を差し伸べ支えること、何が違うというのだ。

 

あなたが言ったのですよ? 我らは同じ時、同じ主人によって仮初の命を得た、と。同じ感情を抱くことは何も珍しいことではないでしょう。

 

ならば!

 

なればこそ、です。

 

……私は引かんよ。

 

ええ、私もです。

 

________

 

 

堕印よ、いいかげん諦めたらどうだ?

 

それはこちらのセリフですよ。いつまでも固執して無二らしくもない。

 

私には私の考えがあるのだ。

 

またそれですか。はっ、あなたの身勝手な行動にはもううんざりだ! いつまでもあなたの暴挙を見逃すほど甘くはないですよ?

 

その答えが、敵対であっても?

 

もとより、どちらかが屈するまで終わりはないでしょう。

 

……話は平行線のようだな。

 

そのようですね。あなたがそちらにいるように、私は彼らと共にあるとします。

 

やれやれ、ならば私も、私の道を行くとしよう。

 

_________

 

 

 

無二と堕印の対立の理由、いかがでしたでしょうか?

言わば、初めての”兄弟喧嘩”といったところでしょうか。

 

亜歩露の身勝手な行動(亜歩露様には重要な理由があったのですが彼らの始まりでは知らされていない)で左右される世界。

 

人の感情に触れてしまったからこそ、人々に寄り添い、自らの手で支える道を選んでしまった無二。

 

人の感情に触れてしまったからこそ、人々に寄り添い、導き見届ける道を選ぼうとした堕印。

 

結果的に二人はよく似ているのです。だからこそ人に寄り添いその命をも賭して守ろうとしたのでしょう。

心に触れた人間たちを、そした互いを。

 

後に諷経にこっぴどく説教されたことでしょうね。

絵空様はそれを満足げに眺める、的な。

 

 

 

 

 

ついつい書き過ぎてしまうのが悪い癖。

長くなってごめんなさい。こんなことがあったかもしれないシリーズでした。

 

 

 

というわけでここからは

質問に答えようのコーナー!

 

 

神勢については質問多かったですね〜。ありがたい(泣)

確かに人間たちに比べて設定感や世界観がある分、気になる点は多かったのかなと。

質問が多かったものはまとめてお答えしちゃいます!

 

 

 

Q_象徴ズの名前について質問です。

フェイタ→ドリテラ→ワルブロ、雛菊→朝陽名命→雛、藍備→紅葉→紅葉、蓮→雫月→雫月名前の遍歴はなぜこうなっているのか不思議です。その辺のお話聞かせてください。

 

A_フェイタの世界と、そのほかの世界、という分け方をしていただければわかりやすいかと。

雛はフェイタは「雛菊」、神の使い時と、絵空様によって人間界に落とされたときは「HINA(雛)」、仕事として人間界に混ざる時のみ人間名「朝陽名命」となっております。

雫月も同じく、フェイタは「蓮」、神の使い時は「雫月」

藍備はフェイタは「藍備」、人間名「紅葉」

ちなみに当初紅葉にも苗字を付けていたんですが、ワルブロを見越して、名字があると後々ややこしくなりそうと思いアーティスト名として「紅葉」だけにしたという感じです!

 

 

 

Q_紅葉を残して、雛と雫月だけ先に神様の下につくようになった経緯や設定があればお伺いしたいです。

Q_2人は今の存在になった時点でフェイタの雛菊と蓮の記憶は全て持って受け入れている状態なんでしょうか?

Q_絵空様が出てきた千穐楽で、雛に対して「勝手に飛び出した」と言ってましたが、雛は勝手にこの世界に来たのは紅葉がいることを知ってですか?

 

A_上記後書きが答えになっていれば嬉しいです!

 

 

 

Q_亜歩露に利用された?負の感情を抱え込んでいる人達(楓や芽吹、翡翠)の衣装に今回の亜歩露カラーである紫が含まれているのは意図的なものですか?そうなると水面には紫ないし、ダンデに紫が入ってるのが説明つかないような気もしますが……

 

A_これはあってます!裏では紫は「裏切りカラー」と呼ばれておりましたw

ダンデについてはデザイン時から暴走するキャラとして描いてもらった分、紫が少しだけ入っていたのをそのままにしてもらいました。

ダンデ(歌華身命):丹左(O/D)=赤:青、合わせて"紫"。上記で説明した何度も繰り返す世界で望まぬ結末を迎え続けたある意味"世界を裏切り続けた二組"を合わせると亜歩露様のテーマカラーになることは、切ないですね。

 

水面に紫がない理由は決して

"流石に水面に紫入ってたらすぐバレるやん"という理由ではないです、はい、ないです(ごめんなさいそういう理由です)

 

ちなみに、衣装に黄色が混ざってる人がいたので"諷経暗躍説"も出ていたのですが、これはバランスを考えてのカラーリング。歌華身命の華やかさを演出するために黄色も解禁させていただきました。

ただ、衣装的に葛(サックス)、竜胆(三味線)、髪色的に金髪だった煙(ヴァイオリン)、奇しくも演奏勢が黄色だったのは別現場で音楽担当している諷経の謎パワーかも知れませんw

……え? 金髪なら芽吹(西田祥くん)と寧々(華奈)さんもではって?

やはり諷経パワーは偶然だったようです(泣)。

 

 

 

Q_「残りの人生を全うしなさい」という亜歩露様のセリフがあります。無二さんと堕印さんは繰り返さずに寿命があるのでしょうか。

A_この世界において人間に寄り添い、自ら力を失い人としての感情と、寿命を得た二羽。亜歩露様の計らいで寿命を全うしてこいという優しくも切ない指令だったのでしょうね。

ちなみに神々にとっては時間の概念は存在しないので、彼らの寿命は刹那と同じ。人として出会いと別れを経験することで無二と堕印も大きな変化を得て帰ってくることでしょう。

諷経はご立腹ですがw

 

 

Q_雫月は「近々2勢力(歌華身命とOD)がぶつかる」という情報をどこから仕入れたのでしょうか?やはり神は全てお見通しなのでしょうか?

A_上記の後書きの中で書いた、数えきれないほど繰り返された世界。そこで亜歩露は全ての行く末を知っていたからこそ紅葉に託しました。でもそれはあくまでもヒント。それが全てではないとは言わず、生まれてくる音色、つまり結末を期待していたのでしょうね。

 

 

 

Q_ワルブロ大変楽しませていただきました!今回は、初めて台本も購入して、物語を深く味わっていたのですが、3回目の公演の観劇中に疑問が湧いてしまいました。台本の中に紅葉の「事件でなくなった人が一人いるって」というセリフがあり、丹左は「事件に巻き込まれた孤児だと思っていた」と言っていますが、15年前のシステム暴走事件は、ワルブロの世界では最悪の事件であり、事件前は、争いはあれどもミュゼリアムの存在によって死者が出るほどの事件はなかったと想像しています。ということは、15年前の事件では死者はリオンの他にいなければ、事件による孤児はできないし、事件前にも孤児はいないので、事件に巻き込まれる孤児はそもそも存在しえないのではないか、と考察してしまいました。

 

A_なるほど、とても興味深い考察ですね!

この丹左の刺す孤児は

「事件に巻き込まれ、その火事で親を亡くした子ども」という意味ではなく、「事件に巻き込まれた"身寄りのない子ども"だと思っていた」と言う意味でした。

 

この世界はすでに音楽によって疲弊した世界。世の中は荒れ果て、腐敗し、争いが争いを生む。一体を取り仕切るO/Dや歌華身命などの存在は、人々にとっては忌むべき存在だったことでしょう。なので孤児という存在をこの世界では珍しくないものとして描かせていただきました。(登場キャラの半数ほどは身寄りのない孤児という設定です)

事件はシステムによって街が大きく焼け、幸い一人の死者もいない事件(唯一の死者と思われていたリオンも生きていたので)となりましたが、住む場所を追われ、仕事も食べるものもなくなり、生きることが難しくなった人は多くいたはず。

その後O/Dの贖罪行動でことなきを得た人は多くいましたが、詳しくはO/Dの時に書いたとおりです。が、生きているからこその苦痛がそこにはたくさんあった、だからこそ多くの人の心に残る大事件となった。

 

深く考えてもらえて嬉しいです!

 

 

以上となります!!

たくさん質問ありがとうございます!

まだあと一回振り返りが残っているのでなにかあればどしどし質問ください!

 

 

 

最後は歌詞を残します。

 

主題歌の「LOST WORLD」

 

3月のZESTで初めてお披露目されたこの曲。

初の主題歌デュエットという試み。

2番の歌詞まで見ると、また面白い繋がりを発見できるのではないかと思っています。

 

「LOST WORLD 」

作詞:杉浦タカオ

作曲/編曲:okamu.

 

 

感情を超えて

 

短い夢 こぼれ落ちていく

エンドロールも気づかないまま

遥か遠く囚われる記憶よ

何度も巡るように 運命の音

 

一期と一会の 衝動 撚より合わせて

夜を纏い 眩しいほど 

想い叫ぶと 遠き日を嗤う

終末のステージで

 

繋いだ今は何色でも

譲れない信じたあの日から

何度でももがきながら

審判の祈りを

君がいない世界でも笑い合えるように

過去でも未来でも感情を超えて

 

 

いつのまにか失われていく

理解を未来と刻まれたまま

どうか願う 消えていく想いよ

いつかを選ぶように誓いの鼓動

 

偶然を秩序と 必然を自由と呼んだ 

揺れる魂 抱きとめたい

集い散るだろう 何が起きても

蒼月のフィナーレを

 

幾重求めふいに目に映る

忘れられない温もり

もう一度 もう一度だけ

この結末を 切な願いを

終末のステージで

 

繋いだ今は何色でしょう?

伝えたい感じた明けた空

今はまだ淡く咲いた小さな命でも

君と見てた世界ならきっと叶うように

過去でも未来でも感情を見つけて

 

もう二度と迷わない

譲れない信じたあの日から

何度でも もがきながら 

審判の祈りを

君がいない世界でも笑い合えるように

過去でも未来でも感情を超えて

音色に乗せて

 

 

 

さて、残すはミュゼリアムの人々と主人公ズの二人!

 

最後まで、叫びましょう! ワルブロと!

 

 

本当に最後? ふふふ、続報をお楽しみに。