泣いても笑っても、本日がドリテラ最終日。

 

最後まで私はドリテラを叫ぼうと思います。

 

燿さんの撮影してくださった写真、めちゃめちゃ素敵な一枚。

 

最後にもここまで溜め込んでいた素敵な1枚があるのでお楽しみに。

 

さぁ、ラストは主人公ズと呼ばれた仲間たち。

 

 

まずは江南朔弥を生きてくれた「天翔愛」ちゃん

 

 

今回上演するにあたり、彼女の存在無くしてステージの幕が開くことはなかった。

たった一週間なんです、彼女が稽古に費やせた時間は。

パンフレットに載せられないレベルでの時間のなさ、その間に、web写真の撮影や、レコーディングまでも全力で取り組んでくれて。

にもかかわらず、二日目には台本を離し、毎日主人公ズの仲間や、演出たけるちゃん・ウチクリさん・僕に役の意図を聞きにきてくれるんです。

こんなにもひたむきに朔弥に向き合ってくれた愛ちゃん。

本当に感謝と、心から尊敬しています。

 

最後の瞬間、愛ちゃんとみんなが一緒に満面の笑みで終えられたこと。

客席から見ていて、感動的でした。

 

昨日から特設HPで愛ちゃんの写真をクリックすると見ることができるコメントを掲載いたしましたのでぜひ、そちらもご覧ください。

 

ほんとうにありがとう、愛ちゃん。

 

 

お次はあえてお二人を同時に

 

水瀬二湖を生きてくれたhibikiちゃん

神鵙弥彦、通称もっちゃんを生きてくれたNORISTRYくん

 

人生で一度きりの初舞台でSEPTを選んでくれた二人。

初めは手探りで、悩むこともたくさんあったと思います。

それでも日々模索し、進化し続け、気がつけば、二湖はhibikiちゃんであり、もっちゃんはのりちゃんそのものでした。

 

このステージを見て二人を初舞台って思った人はいないくらいに。エンディングトークでその話をした時に客席から「え?(本当に?の意味)」って聞こえて来た時に、大きく頷いたものです。

 

真っ直ぐに向き合い、真っ直ぐに受け入れてくれたからこそ、届くんです、想いが。

 

全力で笑って泣いて、ステージを生きてくれた二人に本当に感謝しています。

 

しかしアーティストが本業の二人

もう圧巻のステージ!

 

客席から心振るわせられまくったこと、ここに残します。

 

ありがとう、hibikiちゃん

ありがとう、のりちゃん

 

 

お次は彼

尾上音羽を生きてくれた「平賀勇成」くん。

 

今作一番心が疲弊したのは、彼だと思う。

役に向き合い、音羽として生きるために稽古で戦い、本番中も僕に役のことを聞きにきてくれたり、音羽を生きることで本番中は周りとの距離を取り、舞台袖で一人でいたと聞いています。

本当はステージで笑いたかったと思う。

一緒にはしゃぎたかったところもあると思う。

でも、その全てを音羽として受け止めてくれたからこそ、最後まで貫き通してくれました。

 

ゲネプロでのみ、歌えたラストシーン。

本番中は想いが溢れて歌えなかったシーン。

彼が生粋の役者だからこそ、溢れる想いのままに届けられたのだと思います。

取り繕わないその姿が本当にかっこよかった。

 

ありがとう、平賀くん。

 

 

ラストは

須藤路刻を生きてくれた「佐藤たかみち」くん

 

顔合わせから本番が終わるまで、ずっと先頭を走り続けてくれた、たかみち。

本当はお芝居で考えることも、ピアノ演奏で考えることもたくさんあったはずなんです。

それでもみんなのために、物語のために、目一杯叫んで、目一杯走り回って、全力でみんなと向き合って

心でみんなを繋いでくれました。

 

こんな熱い男と仕事ができたことが、本当に誇らしいです。

 

本当に全力の思いを、ありがとう、たかみち。

 

 

【主人公たち】

この物語は彼らの物語。

2時間と少しの時間にギュッと詰め込んでお届けできたと思います。

 

なのでここでは綴りません。

皆さんが見届けたことこそが、彼らの物語だから。

 

その分、いただいた素敵な写真を添えておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてDREAM TELLERの世界は幕を下ろしました。

 

亜歩露様の言葉を借りして

皆さんの心には、何色の音色が届いたでしょうか?

 

ふとした時に思い出して心が温かくなるような、

そんな物語であれたなら、嬉しいです。

 

 

これでキャストの振り返りは全て終わり。

 

アーカイブ中に届けて終えられてよかったです。

 

 

 

よし、じゃあそろそろ……

 

勝手に!質問返答コーナー!

 

いや、上とのテンションの違い、どうなってんだとw

真面目に綴りたい時と、楽しく綴りたい時があるということで、ご愛嬌!

というわけでコメントたくさんいただいていたのでこれは答えねば、な部分を勝手にピックアップし答えていこうというこのコーナー。

 

みなさん、本当に細かいところまで見ていただけて嬉しいです!

最後となりますがここでお答えしていければと思います!

 

 

 

Q_・先日の呑み配信で、雫月は亜歩露様を敬ってるが、他の3羽の上司はあくまで絵空様、大人だからたてているだけで亜歩露様なのか亜歩露さんなのかレベルとのことでしたが、亜歩露様は絵空様こと上司の部下5羽いるうち(別現場の諷経含め)4羽+雫月を連れ回してる訳ですが大丈夫ですか?千秋楽だと絵空様のステッキも持ち出してましたが怒られませんか?「興味深いねぇ~」で許してくれますか??

A_絵空「……興味深いねぇ」

はい、許されました!笑

亜歩露様のバックボーンとして「いつも何かを求めている絵空様、戯れに新たに「神」をも作り出します。その名は亜歩露。

人の作り出した”音楽”の神であり、人々を照らす神として創造されました」というのがありまして、亜歩露様のその行動こそが絵空様の興味の対象ということもあり、怒られないのですね。

 


Q_質問というか要望なんですが、3月のZESTにROCKINGNOWかSUNNYWEAVE出張所いかがですか??
A_それは流石に絵空様がなんというか……

絵空「興味深いねぇ」

亜歩露「唆るねぇ」

あ、神々がそういうのなら鴉は尽力するのみなので、聞いて見ます笑

 

 

Q.TV番組でのHI-ENDのセリフについて風磨があれって台本とあるんですが、これはリアムの時代はどうだったのかとふと思ってしまいました。

A_これは少し複雑な話になるのですが、ReverSingの時も人間「青井(無二)」として残した台本でリアムはキャラを作られたのですが、今回も人間「硬井(無二)」が潮のセリフをメイキングするなど、HI-ENDは意外と無二に振り回されているのですね。

エンペラーオブエンペラーの名付け親は無二なのです。

ねじれが解け、今が変化した際に、彼らの記憶はみんなから消えますが、痕跡は残り、誰か別の人の痕跡になっている、ということなのでしょうね。そうなると近くに残されるのは我同なので、結果がどうなのかもしれません。



Q.魔王戦での皆さんの羽ばたく様に移動する動きは何を表しているのでしょうか?

A_これは演出の部分で、多分よりコミカルに、よりロジカルにするための演出だと思います!

教えて!タケル先生!

 

 

Q_もっちゃん(弥彦)の言い回しに度々中二病っぽい部分があるのは、路刻が「昔はアニメキャラっぽかった」と言っていた事に関係があるのでしょうか? 

Q.夢の中でもずさんが記憶にある人々を召喚する時に唱えている呪文のようなセリフは一体、なんと言ってるんですかね?何度聴いてもわからないんです。ちなみにタカオさんの台本通りなのか、NORISTRYさんもしくは他の方の発案なのかも気になります。

 

A_この質問たちの答えは一つ、もっちゃんは元々アニメ系厨二病だったのですね。

過去作にも厨二病キャラは2人ほどいましたが、またジャンルの違う厨二病だと認識していただければと思います!

もっちゃんの魔法を使う際の謎のセリフ、あれは台本にはなく、演出です笑何かを唱えての方がいいのではないかという稽古での方針でしたね。その言葉実は我同が稽古中にぽそりと発した言葉になぜか決まったしまったとか。

 

ちなみ何を言っていたかというと

1回目「クーゲルシュライバー!(ボールペン!)」

2回目「アウトバーン!(車専用道路!)」

はい、全く意味のない、ただかっこいいというだけで唱えた言葉です笑

見た目とか響きがかっこいい、それが大事な厨二病です笑

 

余談ですが、路刻も少しその感じがしたのは皆さんお気付きだったでしょうか?これに関してはたかみち君がそもそもそういうのが大好きな子で、結果もっちゃんと同じレベルで楽しんでしまったというね。僕的にはそういうのもめちゃめちゃウェルカムなのでgoしておりました!

 

そう、何を隠そう私がいちばんの厨二病です。

 

 

Q_朔弥が目覚めないのは、本人が夢という心地良い世界から現実に戻りたくないという深層心理がどこかにあり、それが影響しているからでしょうか?

 

A_朔弥は自分自身のことがいちばん信じられなかったです。

繰り返し見る優しくて残酷な夢。幸せな記憶と、約束を果たせなかったという罪の意識に囚われながらも、夢に縋ったのに、生きたいと願う気持ちも含めて、自分が信じられなかった。

結果、2年もの間眠ったままだったのです。

だからこそ残り時間を使って最後に、みんなと会いたかった。

そんな朔弥に4人の想いが伝わり、ようやく吐露した瞬間。

それは最後に明記した歌詞をご覧ください。

物語で朔弥が歌った部分こそ、彼女の本当の心の部分です。

 

 

補足ですが、少しだけ物語に。

記憶やその事柄にまつわることを全て無かったことにされたとき、なぜ和朔はパソコンを持っていけたのか。

音羽の心の変化で、いつも自分本位に縋っていた和朔に朔弥のためにとパソコンを渡したシーン。ここに関しては「路刻たちや和朔さんのライブを朔弥に見せてやって欲しい」という夢に抵触しない理由だったからこそ。

ここで自分本位に夢で朔弥と!みたいな話をしていたら、ここも無かったことになっていたでしょう。

だからこそ、朔弥はみんな音楽を聴くことができたし、繋がることができた。

だからこそ、和朔は路刻・二湖・もずに朔弥が見ているからと伝えられたのです。

 

その全ては亜歩露様の掌の上なのか?

いいえ、彼ら自身変化が起こした奇跡であり、軌跡なのです。

 

 

 

長らくの間お付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

 

SEPTが始まって10年。

 

20作品目となったDREAMTELLER

 

これでようやく、全ての延期作を皆様に届けることができました。

 

それは当たり前のことじゃなくて、奇跡なのだなと。

 

紆余曲折あって、体調不良で降板した倉丸莉子さんの思いも持ってのステージ。

 

最後のキャストとして江南朔弥を生きてくれた天翔愛ちゃんに最大の感謝を。

 

そしてその全てを笑顔に変えてくれたキャスト・スタッフのみんなにも同じく最大の感謝を。

 

 

いつも書き残しますが、

 

"人の縁に恵まれていること"

 

僕が唯一、人に誇れるものだと思っています。

 

 

本当に、みんなありがとう。

 

 

数ヶ月の稽古を経てたどり着いた8公演の本番。

 

一期一会のステージ、その一回一回がすべてが素敵な瞬間で、かけがえのない時間で。

 

 

僕は「ハッピーエンド」が好きです。

 

今までの物語その全てがハッピーエンドです。

 

10年歩んできて、今回外から見届けて

やっぱり間違っていないと確信しました。

 

 

みんなが笑顔で終われる物語が大好きだから。

 

目一杯笑って、たくさん涙して、出し切って

 

観に来てくれた皆様に余すことなく全部届け切って

 

最後を迎えられたこと。

 

たくさんの声援と、煌びやかな光

 

それが観てくださった皆様がくれた最後の答え。

 

この景色を心に深く刻み込んで

 

次への一歩を踏み出していこうと思います。

 

 

まだまだSEPTは20年目を目指し進んでいきます。

 

これからも応援していただけたなら、嬉しいです。

 

 

最後にあたためていた

 

最高で、かけがえのない一枚を。

 

改めましてご来場、ご視聴いただき、

応援してくださり、

 

誠にありがとうございました!

 

次回、2024年3月12日は

 

夢と掲げたステージ「Zepp」

 

ぜひ、見届けてもらえたら嬉しいです!

 

ステージで、待ってます!

 

 

 

最後にこの歌詞を。

 

ストレートに書かせていただいた物語最後の曲。

 

みんなの心からの想いと、朔弥の心の吐露、そして音羽が返すアンサー、そして

 

「足りないもの、みつけた」

 

物語と照らし合わせて見てもらえたら嬉しいです。

 

 

 

「Daydream」

 

繋いだ手に感じた あの瞬間からきっとまた同じ空見上げてた

 

一人 重ねた足跡はいつのまにか

繰り返し問いかけ(る)自分を見ないふりして

薄れる記憶組み合わせ 今もここにあるのになんて

止まってしまった時間の中でもがいてた

 

今なら言える

 

足りないもの探して 振り返るだけじゃ

信じきれない 自分自身を受け入れられなくて

繋いだ手に感じた また明日の合図は 夢の続きだったんだ

 

バラバラになった今と たった一度の奇跡

忘れられない 優しい世界で

明日に輝いた夢と未来を求めてもいいの?

 

きっと見るものじゃなくて 叶えるものでもなくて

泣き笑いした時間の中 描いたものなんだよ

 

足りないもの見つけた 繰り返す前に

隠しきれない 輝きは 涙を照らすだろう

繋いだ手に感じた あの瞬間からきっとまた同じ空見上げてた

 

同じ夢 見てたんだ