振り返りも2話目

 

もう"〇〇話"って言い始めたあたり長尺なの自分で理解してます。

 

はい、簡潔に描けるように努めます!

 

 

今回は「TV局の人々」!

 

今回の新キャラ"那桐晃鳴"を生きてくれた

「鷲尾修斗」くん

 

2年ぶりにSEPTに参加してくれた修斗くん

修斗くんだからこそやり切れたと断言できるほど、晃鳴は大変な役回りでした。

 

・回で変わる2つの物語

・全ゲストのシーンを担当

・一緒にいることの多い「木葉」がWキャスト

・挙げ句の果てにエンディングライブ前の三羽鴉シーンにまで駆り出される

 

文字で見るとより大変さが。。。

それでも膨大なパターンを抱えながらも、全てを想像以上にやり遂げ、現場の空気をも柔らかくしてくれる修斗くんに本当に脱帽でした。

 

「いろんなジャンルの方が集まるSEPTに"役者"として呼ばれていますから!」

その言葉の重みと矜持、尊敬しかなかった。

本当にありがとう修斗くん。

 

そしてHINAライブでの"蓮"の復活。これはエモかった。

蓮はFATALISM≠の世界で鷲尾くんが生きたキャラクター。

Vol.10という記念公演だからこそ実現したスペシャルライブでしたねw

 

その話はHINAの時にでも。

 

 

何度目の出演なのか我同零一を生きた「はましょー」

目の下のクマは日に日に濃くなり、今回はヘアメイクさんにいかに疲れて見えるかのレクチャーまで受け、ついにはほうれい線まで書く始末w

前回の振り返りでも言いましたが、毎日同じ世界線を生きているはずなのに、日々顔色が悪くなるという矛盾を起こした人物ですw

今回さらに休憩前と休憩後で結婚指輪が外されるという、悲しき男。彼なりの役へのこだわりがそうさせるのでしょう。

ありがとうな、はましょー

 

有平茉莉奈アナウンサーを生きた「Ayano」ちゃん

本役ではない方からの紹介になってしまったw

 

Ayanoちゃんは「Karen」役として"アカネイノルバンド"や"伊藤玲"、ゲストの”アンノウンズ(ウチクリ氏が大千穐楽で命名w)"などでベースを担当。

Karenの話はその時に。

 

稽古始まる時、有平さんの存在はなく、晃鳴が一人でMCをやる予定でした。

しかしここで演出ウチクリ氏の鶴の一声

 

"アナウンサー欲しいよね"

急遽Ayanoちゃんが稽古場で有平茉莉奈として生きることに。結果、修斗くんとのコンビは今やいなかったことが考えられないほどに重要なキャラになっていましたw

その実態はせっかくSEPTに来たのなら演劇を楽しんでもらいたい、というウチクリ氏の愛情が詰まっているのです。

初舞台でたくさんの役回りで大変だったろうにずっと笑顔で楽しんで、ステージでは豹変して、最高にSEPTを体現してくれたAyanoちゃん、本当にありがとう。

 

 

 

【那桐晃鳴】

MC業に加え、局内では企画を立ち上げる権限まで持つ敏腕プロデューサー。

12月には来栖兄弟が同じポジションを担ってくれていましたが、彼らはアーティストでもありライブにも参加していました。

しかし晃鳴は純然たるMCでありプロデューサー。

12月との大きな変化を生んだ一つの要因は、間違いなく晃鳴の存在でしょう。

 

仕事に対して真摯で、責任の重さを知り、妥協を許さないプロフェッショナルな晃鳴、だからこそ木葉に対しても冷静で時に冷徹な態度を取る。

 

しかし、代わり映えのしない日々、リスクを犯して勝負することなどなく、ただ淡々と仕事をこなす晃鳴

 

「心の奥底から震えるほどの衝動を与えてくれるものは現れるのだろうか」

 

計算高く常に業界のトップに君臨し続ける晃鳴にとって、新しい出来事はそうそう起きない。だからこそ、飢えていたのも事実。そんな時、熱意の塊みたいな木葉の行動が彼の心を動かしたのでしょうか。

物語として対抗勢力的な描かれ方のように見えますが、仕事に忠実で面白いことには全力を注ぎ、部下の話もちゃんと聞く。理想の上司像ではないかと僕は思っています。

 

そんな晃鳴

 

ラプラスのドラマー「王太郎」との意外な接点が明らかになりました。実は晃鳴と王太郎は高校の同級生という設定。

 

「数少ない君の昔を知る仲間からの忠告だ」

 

その時の晃鳴はいつもとは違い、友達を思う仲間の顔をしていました。それも本当のこと。

しかしのちに彼の中で一つの回答が出てしまう。

 

ラプラスや王太郎への想い

プロデューサーとしての慧眼

そして木葉の企画

 

カードが揃った時、彼もまた"ねじれ"ていく運命に翻弄され新生ラプラスを画策し始めたのでした。

 

 

"ねじれ"

 

このワード、SEPT過去作「FATALISMシリーズ」をみていただいた方なら気になったと思います。

"ねじれゆく運命の糸"それがテーマの一つだったFATALISMの世界。詳しくは四羽鴉の時に。

 

「那桐晃鳴」=「蓮(FATALISM≠のキャラ)」

 

晃鳴は修斗君に決まる前からつけていた名前。イメージって面白いもので、修斗君が晃鳴に決まった時点で頭の中に蓮が思い浮かびました。キャラクターとしては似てないのですが、何故か自然とセリフも蓮の影が見えるような。

 

FATALISMに登場した三羽鴉の上司である神「絵空」

彼の気まぐれで純粋で無垢な蓮はこの世界に放り込まれ、絵空の影響さえも受け、出来上がったのが「晃鳴」なのでは、なんて想って書いていました。

 

これは僕の中でだけの設定。

そう見るとなんだかねじれが増していくようにも見えて、別解釈として楽しんでもらえるのかもしれません。

HINAありバージョンや、ENAゲスト回は特にw

 

 

那桐晃鳴の番組、実はもう一つ劇中に登場していました

 

「那桐晃鳴のKウェーブ」というラジオ番組w

ReViseにて初めて描かれたラプラスの事故に遭うシーン。

その車内で流れていたのです。

ちゃんと録音もしてよく聞くと新たな事実も。

せっかくなのでここで載せておきます。

 

 

【那桐晃鳴のKウェーブ】

「そろそろお別れの時間だ。さぁいよいよ明後日に迫ったRapidry Last全国5大ドームツアー。すでに多くの人がそのゴールドチケットを手にしているようだけど、みんな手に入れることはできたかな? 謎に包まれたラプラスのメンバー、しかしその魅力は日本だけにはとどまらず海を超え多くの人に愛されている。超絶技巧派のメンバーたち。特にボーカル由羅の切なくも引き込まれる歌声は他の追随を許さないまさに日本のトップ。この晃鳴も最終日、東京ステージにはMCとして参加するのでちゃんと会いにこいよ? それじゃあまた来週、『Kウェーブ』」

 

こんなことがシーン冒頭で流れていたんですね。

まぁほとんど聞こえないのですが、ちゃんと台本も書き下ろして、このシーンですでにラプラスとの関係性も話されるというw

細部にまでこだわるウチクリ演出の真骨頂でした。

 

 

 

【我同零一】

そんな晃鳴と新人の木葉に挟まれる「我同」。

今作では自身も企画書を提出したり、活発に動きを見せるが、どうにもうだつが上がらない。

要領の悪さからか、仕事は同じだけしかしていないはずなのに、目の下のクマは濃くなり、途中離婚(はましょーが役作りとして突如やり始めた設定w台本にはありませんw)し、どん底に落ちていきます。木葉からの電話もアゴで使われていると錯覚までし始め、街中では運悪く佐輔と肩がぶつかり絡まれ…悲しい男。

 

…ああ、我同さんw

 

「全部ぶっ壊してやろうかな」

 

彼が停電させたのでは、という考察を見かけましたが、僕とウチクリの中でもそうなんだろうねってなっていました。

 

 

ここからは劇中語られていない部分で、思いつきで考えた後付け設定w

 

日々疲弊はしていくもののフェスでも真面目に働いていたように見えた我同。

アンノウンたちのエスコートもしつつ、走り回わったり、消毒したり。

しかし、ZESTの途中、木葉に対して並々ならぬ対抗心と自分だけがうまくいかないジレンマで、ふと気がつくと、彼は配電室に立っていた。

ステージには木葉推薦のUN1ONの姿。

感情の赴くまま、ついに電源を抜いてしまいます。

 

そこに現れる晃鳴。

その姿を見てはっと我に帰り、自分のしてしまったことに気がつき青ざめる我同。頭の中がぐちゃぐちゃになり、そのまま配電盤を壊そうと振りかぶると晃鳴が言います、

 

「今一度言おう。チャンスは誰にだってある。それに伴って責任もね。そのままでいいのかい?」

 

自らの犯した罪、そのことに気がつき、崩れ落ちる我同。

懐にしまっておいた辞表を晃鳴に渡す。

"責任"、晃鳴の言うその言葉を胸に堅実に仕事をしていた我同はいつでも責任を取れるように辞表を持っていた。

 

受けとらない晃鳴。

「言っただろう、チャンスは誰にでもあると。部下である君のしたことの責任は私が取ろう。だが、物事には流れというものが存在し、時にはアクシデントが演出に変わる時もある。……見ているといい」

 

晃鳴は電源を入れ直すと、プログラムを驚くほどの速さで復旧、すると程なくしてステージから歓声が。

我同がステージへと向かうと、溢れんばかりの輝きを放ちステージを楽しむUN1ONの姿

我同も当時は自分で企画演出をしたくてこの業界に入った。晴れ舞台で輝くアーティストのサポートがしたかった。

溢れる涙、自らがしでかしたことの重大さに気がつき崩れ落ちる。

その後、晃鳴は責任を取るが、その手腕で瞬く間に返り咲き、いっそう勢力的に活動、我同また1から平社員として、晃鳴のそばで働いているという。

 

 

的な?w

 

 

晃鳴とのやりとりは基本軸はあるものの、フリーな瞬間もあって修斗くんとはましょーに任せてありました。

 

 

那桐晃鳴といえば「有平茉莉奈」とコンビを組む冠番組

「那桐晃鳴のYHO!YHO!YHO! MUSIC JUMP」

 

12月の物語の並行世界な今作

那桐晃鳴バージョンとして番組は残りました。

この世界での来栖兄弟はアーティスト一択で頑張っていることでしょう。

 

有平茉莉奈はフリーアナウンサー。

王太郎発見の時や、ラプラス復活の際には現場にも出たり、精力的に活動している様子。

孤高の歌姫「伊藤玲」のバックを支える売れっ子ベーシスト「Karen」との関係性は謎が多く、顔が似ていることから双子説や、茉莉奈のアーティストネームがKarenだとか、まことしやかに囁かれておりますが、真相は本人のみぞ知ることでしょうw

 

そんな二人が担当する番組「YHO!YHO!YHO! MUSIC JUMP」

そして今回もまた、何故かずっと飛べなかった。

カメラが回っているときはあんなに楽しそうに晃鳴と息のあったパフォーマンスをする有平さん。途中ジャンプできないことが悔しくてカメラが止まった瞬間「信じられない!」と帰って行ったのは印象的でしたw

 

千穐楽にはついにジャンプに成功、みんなで飛ぶことができたのですが、改めて言います。この物語は同じ世界線ではなく全公演並行世界のお話だったということでしょう。

 

 

そしてここからはフェスを彩ってくれた

 

日替わりゲストたち!

 

北條知樹を生きてくれた「SHIN」君

 

彼は12月のレギュラーであり、今回も同じ役としてゲスト出演してくれました。

続投組からすると不思議な気持ちになりました。

いない日があることがむしろ違和感なくらいでw

それでも変わらないキャラクター性とパフォーマンスは圧巻の一言。

そこにいるだけで安心感と高揚感を与えてくれる彼の存在はまさにエンターテイナーでした。

今回も最高のステージをありがとう、SHINくん。

 

 

ウィル・エルを生きてくれた「後藤健流」くん「紗亜弥」ちゃん兄妹(前二人)

もうずっとSEPTに関わり続けてくれている二人

安心感しかないw

日々進化する圧倒的なステージ力。体いっぱいで表現する二人の熱量は今回もたくさんの人の心を動かしました。

そしてこれからも一緒に歩んでいくんだろうなぁと。

「SEPTは楽しんでこそ!」その言葉をいつも思い出させてくれる最高の二人。

ステージを楽しんでくれてありがとう、健流ちゃん、紗亜弥ちゃん

 

今回初参加、鈴羽を生きてくれたのは「R!N」ちゃん

 

芝居ではあの「伊藤玲(みのり)」さんと対立しつつも、コンビのように場を沸かせ

音楽では圧倒的な歌唱力で会場を沸かせ倒してくれた、最強のディーバ。

劇中ではSEPT過去曲である「Othello」を歌ってくれました。この曲は2018年に上演したSEPT Vol.6の続編「SANZⅡ」という物語の主題歌。過去SEPT楽曲の中でも難しいランキング上位のこの曲を歌い上げる姿はもう言葉も出なかった。

最高のステージをありがとうございました、R!Nちゃん

 

 

ENAを生きてくれた「澁谷梓希」ちゃん

 

彼女もまたFATALISM≠ぶりの参戦。

今回の新キャスト、FATA組が多いからやっぱり深読みしてくれることも多くて、脚本家冥利に尽きましたw

初日にして千穐楽という日にち的にもプレッシャーなところに飛び込み、全力で自由に生きるずっちゃんの生き様、見事でした。

歌中でのENAの言葉、セリフは書いていません。

あれはずっちゃんがエイ…ENAとして生きた結果溢れ出た言葉。圧倒的なステージはさらに磨きがかかって最高の時間でした。

ありがとう、ずっちゃん。

 

 

【アンノウンズ(w)】

ゲストチームの総称だそうで(ウチクリさん命名)w

彼らの存在が毎日のステージを並行世界だと知らしめてくれたようなものでした。

みんな色が違って、個性がすごい。

同じフェスの流れでも、ゲストたちが入れ替わることにより全くその流れも色も変わってくる。

前後の物語シーンにまでも大きな影響を与えること、これだから"音楽"って面白いなって心底感じました。

 

 

「北條知樹」は「シンデレイル」よりスピンオフキャラとして

 

「鈴羽」は今回の新キャラでありつつも、Vol.6「SANZⅡ」の曲を担当

 

「ウィル・エル」はVol.5「クロックミュージアム」の スピンオフキャラとして

 

そして「エイナ(ENA)」はSEPT Vol.7「FATALISMシリーズ」のスピンオフキャラとして

 

 

それぞれ過去にお届けした物語のキャラクターを生きていただきました。

 

ENAに関しては物語上の時代が違うので「I」を抜いてENAという名前での参加でしたね。

 

キャラクターもそのまま活かし、登場してからのセリフも当時の劇中で言っていた言葉を今に合わせてつむぎ直したもの。

 

物語の壁をこえSEPTの世界をより混ぜることができたのはVol.10だからこそで、より強く推したかった部分。

SEPTの世界は繋がっているのだと知ってもらえたなら嬉しいです。そんな隠れSEPT、ぜひ探してみてもらえたら嬉しいです。

 

それぞれ、持ち曲を披露する中で、ウィル・エルはシンデレイルの曲をチョイス。それもそのはず、二人はシンデレイルにも出演しており、健流ちゃんは演出も担当。深い関わりがあっての選曲でした。

 

ちなみにその曲「true fake」

 

今回那智を生きてくれた「濱川英也」くんがシンデレイルで歌った曲。かかるたびにソワソワしているのがみて取れて微笑ましかったw

 

 

劇中Fes「ZEST」のことはまた後ほど綴らせてください。

 

 

はい、簡潔に描けるように努められませんでした。

 

 

…まだその②

 

まだ9人しか紹介できていない…だと?

 

 

しかし、まだまだ続きます。

 

その③では「アカネイノル」バンド&伊藤玲さんを

 

 

「音楽は人救うもんだ。決して恨むもんじゃないんだよ。」

by丈助