配信が1公演、また1公演と終わりを迎えていく

寂しい気持ちもあるのですが、今はすでにロスタイムのような毎日

 

こうして配信で皆さんがまだ見られるうちに振り返りが書けることはとても嬉しい。

 

 

今日も今日とて長文なので、お暇な時にでも。

 

 

 

さて本日はReAnimationに登場するバンドであり、今回の物語の起点となった重要なバンド

 

「NOW OR NEVER」

 

それぞれを生きてくれた仲間達を紹介していきたいと思います。

 

Vo.佐輔を生きてくれた「小嶌宣輝」くん

初SEPT、初舞台ながら全力でステージに挑んでくれたよしぴ。本人の持つ柔らかい雰囲気から想像もできない今回の佐輔というキャラクターを等身大のよしぴで生きてくれました。

全力で声を張り上げ、精一杯で魅せようともがく彼の姿に佐輔とかぶるひたむきさを感じていました。

ラストライブで叫んだ「ナウネバが大好きだ〜!」は一生忘れないと思う。黄経な自分としては相方としてステージに立てたことが嬉しかった。

ありがとう、よしぴ

 

 

Gt.莉央を生きてくれた「山口賢人」くん

初参加ながら、過去に僕との共演もあって久しぶりの再会なけんと。3月の延期以降、一番関わり合いが多くてSEPT自体を愛してくれた男。ナウネバの司令塔は間違いなく彼だった。

役者面でも引っ張り、ステージでも沸かせ、新体制ナウネバアフターライブで披露した曲「トリガー」を生み出したけんと。

もし次回があれば必ず収録したいナウネバらしい一曲になりました。

音楽と役者を邁進する彼はSEPTと出会うべくして出会ったのだなと心底感じている。

ありがとね、けんと

 

 

ローガンさんを生きてくれた「okamu.」くん

実はokamu.君も通算81ステージ出演中という驚異の数字でしたw

普段の温厚なおかむ君からは想像できないほどの驚異的なパフォーマンスと、冷静なステージング。ステージを所狭しと動き回り魅せてくれました。

今回は音楽監督も務めてくれたおかむくん。

音楽と物語の橋渡しをしてくれているのは間違いなくおかむくんであり、その存在もあってこそ実現しているのです。

今回の楽曲も祈留の歌う「Winding Road」やサントラのみに収録されている幻の名曲「サニーデイ」を生み出し、佐香君が生み出した名曲「ReUnion」や「スポットライト」の編曲も手がけ、もうおかむくんという存在は"SEPT"なのです。

ありがとうございます、おかむ先生

 

神原を生きてくれた「AstuyuK!」くん

実は3月の延期確定後、6月に公演をする予定の時にはもうすでにキャスティングされていたアツユキくん。

なのでセプCh.にも早い段階で登場してくれていたのです。

 

そしてついに始まった12月verリアニでは本当に全力で楽しんでくれてたアツユキくん。

お芝居というものにとても興味を持って、誰かお休みの人がいたら進んで代役に入り全力で生きる姿はみんなを明るく、そして熱量をグッと上げてくれました。

知樹のセリフが気に入ったようでずっと「ドラマあるな〜!」と叫んで回っていた姿はもう、彼は立派な役者でしたw

そしてドラムを叩き始めたら一変、めちゃめちゃ熱く叩きながら、技術と笑顔でみんなを盛り上げて、アトラクティブなドラマーです。本当にかっこいい。

最高でした、ありがとうアツユキくん。

 

DANを生きてくれた「HAGI」くん

彼もまた初舞台なのですが、実はFATALISM≠のアフターライブでSEPTに参加してくれていて、その時も「上麿(かみまろ)」という役名を持ってステージ立ってましたw

今回DANを生きたはぎちゃんはもうね、凄かった(語彙力)。

何事も全力で"楽しみきる"姿はめちゃめちゃロックで音楽への想いの強さをそのまま物語のステージに持っていく。

「DAN=HAGI」は役を演じたのではなく"同じ人物"なのだなと。等身大で生きてくれたことが嬉しかった。

ありがとう、はぎちゃん

 

 

彼ら5人を「新体制NOW OR NEVER」と呼んでおりました。

彼らの活躍なくして物語の躍動は生まれなかったのです。

 

劇中バンドなのに、普段から活動しているような、実にバンドらしいバンドの彼ら。

大切なグルーヴ感をすり合わせ一体となってナウネバを作り上げてステージへと上がってくれました。

 

 

よし、ここまでは写真率100%だw

 

 

 

【NOW OR NEVER】

元はGt.Cho.悠真、Vo.祈留、Vo.佐輔、Gt.莉央、Ba.ローガン、Dr.神原の6人編成バンドでした。

バー「ROCKING NOW」で元々仲間だった悠真、佐輔、祈留、莉央で結成され、縁の下の力持ちで幅広い人脈を持つローガンをサポートに迎え、ムードメーカーで技術力の高い神原をメンバーとして迎え始まった。

順風満帆に活動は進み、界隈では新進気鋭のアーティストとして知られ始めていたが、デビュー目前での事故。

そう、物語の初めに起きる照明転落事故です。

 

そこから彼らの道はそれぞれの道へと分かれていきます。

 

助けたはずなのに、自分の大切なものを失って行き先を見失い自ら孤立してしまう「悠真」

守られたはずなのに、自分が音楽を続けることを悩み塞ぎ込んで孤独に蝕まれていく「祈留」

残されたはずなのに、一人強がって流されて、自分を殺して居場所を守ろうとした「佐輔」

どうにかつなぎ止めようと奔走するが報われない「莉央」

そんな一同を見守ることしかできず、残留することを決めた「ローガン」

悠真の脱退を機に自らも脱退を考えたが、佐輔のことを思って踏みとどまった「神原」

 

大小関わらず"たった一つの出来事"が原因でバラバラになってしまい、果てに解散するバンドは本当に多くある。

でもその先にある未来は誰にも分からない。こんな未来の答えがあってもいいんじゃないかという願いを込めて、一つのドラマが身を結んだのがこのナウネバなのです。

 

 

悠真の脱退を機に、新たなメンバーを迎えるにあたり内密なオーディションが行われたナウネバ。

実はショットくん( hoto-D)もローガンさんの紹介でオーディションを受けていたのですが、気になる方はセプCh.にてご覧ください。

完全に3月バージョンでのリアニの内容になっているので佐輔が濱川くんverでお送りしております。

1分29秒あたりから始まります。(完全なるコメディです)

 

幅広い人脈を持つローガンさんのもとDANが加入し、新体制ナウネバがスタートしました。

DANは実は佐輔の後輩でありナウネバが好きでよく見にいったり、コピーしたりしていたようです。そして憧れのナウネバに入れるかもと聞いてオーディションに参加、見事勝ち取りました。

 

 

佐輔はバンドのリーダーでした。

あんなに虚勢をはって、横暴に見せていたのは単純なことなんです。

彼は"守り"たかった。みんなで作ったこの場所を。

だからこそ、そうするしか方法がなかった。わからなかったんです。

 

悠真が脱退し、祈留も抜けて、佐輔にとっては続けることへの意味を見出すのは難しくもあったのでしょう。

虚勢を張り続けているのは、本当は小心者の自分を隠すため。仲間が去っていくことへの予防線をはってしまっていました。

その実、残ってくれたメンバーのために人一倍動き、フェスまで取り付けて、夢を叶えようとします。

 

悠真の脱退後活動を再開する時に祈留に言います

「あいつの分まで売れてやろうぜ」

 

連絡がつかなくなった元メンバーのこともちゃんと考えていました

 

悠真の怪我が治ったと聞いた時ぽそりと言います

「なんで今なんだよ」

 

この頃にはもうレコード会社に新メンバーへの入れ替えと体制の変更を伝えてしまっていたのでしょう。

今いるメンバーのためにもこのチャンスを棒に振るわけにはいかなかったのです。

 

言葉の端々に仲間思いな部分が現れているんですね。

ただ、素直になれず強がってしまい、勘違いされ続けるそんな切ない男です。

その佐輔の動きや心の中に気がつかないメンバーたちではありません。いろんな思いはあったはずですが、佐輔のためにと全員が奮起し、自分たちの努力だけで勝ち取ったフェスへの出場権。彼らはみんな互いに思いやれる"努力"の人たちでした。

 

 

そんな彼が「UN1ON」で活動を再開した悠真を見た時、どう思ったでしょうか。

嬉さと、寂しさ、なんとも言えない感情を全部、虚勢をはってなかったことにしようとしました。

わざわざフェスに出ることを伝える必要なんてないんです。

それでも言わずにはいられなかった。

 

「お前が居た場所は、こんなにでかくなってんだぞ」

 

そう言わずにはいられないほど小心者な佐輔は動揺していたのでしょう。

莉央たちも佐輔の思いがわかるからこそ、言葉少なく立ち去ったのでしょうね。

 

一人になると震えが止まらず、虚勢をはってまた繰り返す悪循環。

そんな折にガラの悪い金髪の不思議な存在(黄経)がちょっかいをかけにきます。まるで見透かしたように心の中を当てていく金髪。佐輔にとって投げかけられる言葉は、まるで自問自答しているかのように思えたことでしょう。

 

「お前の心の奥底にある、本当の"声”に従え」

 

佐輔は自分の心と対話し、かき乱されたままフェスへと向かっていくのです。

 

 

そして、フェス当日

自分たちが実力で勝ち取った枠、そこに祈留も悠真もいました。歯痒かったことでしょう。彼らも同じ場所にいたはずなのに、たどり着いた時にはバラバラの場所にいたのですから。

 

神の悪戯なのか、本番直前に3人は同じ場所に集まってしまいます。

未だ歩み寄れない3人、言い合いになってしまった時に、佐輔は思わず自分の心を吐き出しました。

2人はその佐輔の心からの言葉を聞いて、姿を見て口を揃えました

 

「「「Now or never」」」

 

莉央の登場で緊張の糸が緩み、堰が切れたかのようにお互いに言いたいことをぶつけ合い、そして過ちを認め合い、もう一度、当時のような仲を取り戻すことができました。そして……

 

佐輔と莉央は自分たちの場所に祈留を迎え入れ、ステージに上がるのです。

 

ローガンと神原はそれはそれは驚いたでしょう。

しかし受け入れることになんの抵抗もなく、むしろ曲も祈留が歌える曲に急遽差し替えて、一緒になって待つのです。

新メンバーのDANも憧れた頃のナウネバ、そのVo.である祈留と同じステージでギターが弾けることを素直に喜ぶのです。

彼らはたとえ離れていた時間があったとしても、音楽で繋がってさえいれば、理由はどうでもいいんです。

 

 

ではなぜ悠真を誘わなかったのか?

 

佐輔から見て、悠真にはもう新しい仲間たちがいたから。そしてそこに乗り越えないといけない悩みがあると感じたから。

 

佐輔って空気読むのうまいんです。本当は。

 

でも祈留は違う。メンバーはいるけど、踏み出せてない一歩があったから。だからこそ、祈留をステージに呼びました。

 

莉央はいいます

「最初から誰も悪くねぇんだって。今、こうしてみんなここにいる、それでいいじゃねぇか」

 

ようやく彼も報われた瞬間でした。

手を怪我をして塞ぎ込んだ悠真にも何度も連絡を取り、祈留にも戻ってきて欲しいと何度も連絡し、そして佐輔のそばを離れようとしなかった莉央。

だからこそ3人はギリギリのところで仲直りができたのだろうし、彼の存在が3人を繋ぎ止めていたことは間違いないでしょう。

 

フェスを終えてそこから各々の音楽活動が始まります。

 

悠真は「UN1ON」

祈留は「アカネイノル」

そして佐輔と莉央は「NOW OR NEVER」

 

でも、たまには集まって「旧体制NOW OR NEVER」としてもライブをやったりしている様子。

物語の先の未来で、もう一度あのライブをやり直そうって。

そして、もう一度みんな進もうって。

 

 

そんな意味も込めて、アフターライブで旧体制のNOW OR NEVERを届けましたが、物語を知った上でみてもらいたかったんです。

だから最終日の昼に入れておいたのです。

 

バンドは違ったとしても、音楽で繋がっている

だから彼らは未来へと進んでいったんでしょうね。

 

 

……ね?

 

長いでしょ?

 

本当にすみません。。。

 

書きたいことと想いが溢れて文字を打つ手がとまりませんw

 

 

さて、次はアカネイノルバンドを紹介したいと思います。

 

 

「やるなら、今」

 by NOW OR NEVER