「FATALISM ≠ Another story」

 

振り返り番外編。

 

この世界を作るにおいてずっと支えてくれたスタッフチーム。

 

彼らの存在なくして、このステージは出来上がりませんでした。

 

まずは演出を担当した

 

 

「佐々木仁」くん

 

古い付き合いでもうかれこれ20年。

 

初演では役者として出演しており、初代シュウジでした。

それが今回は演出。

いろんな思いがこもっていたように感じます。

ここまであとがきを書いておりますが、今回の脚本、仁とともに本当に試行錯誤しました。

 

初演の脚本→2時間ものの脚本→キャスト決まってからの脚本→本番用の脚本

 

何度も何度も話し合って、そしてセリフ一つ一つを大切に紡いで、さらに稽古場で最終調整でセリフの増減。

誇張なしでこの話し合いで7〜8割くらいいじりましたw

そして僕の脚本を表情や見せ方、効果などを駆使してより伝わりやすく紡ぎ直したのは外でもない、「佐々木仁」という演出家でした。

 

FATALISMへの思い入れも、SEPTヘの愛情もとても深い。

古い付き合いの仁とだからここまで突き詰められたんだろうなと。

 

ほんまにありがとな、仁。

 

 

音楽監督「Jeff Miyahara」さん

 

写真はレコーディング時に撮った澁谷梓希ちゃんと3人。

 

今作で初めてタッグを組ませていただき、新たなSEPTを、FATALISMを「≠」な世界として生まれ変わらせてくださいました。

全てが圧倒的で、このご縁をいただけたことが幸せでした。

はじめてお話しした時、SEPTのチャレンジ的な内容、将来的なビジョン、その熱意を杉浦さんから感じたからこそ、この新たなチャレンジ、ご一緒したい。

 

そうおっしゃってくださいました。

今までがあっての今だということ、積み重ねてきたとと、今後のチャレンジを見据えて、ご縁が繋がったこと、本当に嬉しかったです。

 

そして、音楽制作はスペシャルチーム

チームJeffさんの「J-POP MUSIC GROUP」の皆様と

そしてSEPT最古参の「hoto-D」

 

新旧揃う形でのBGM作り

新しい今回の世界観はこの音楽によってもたらされたと思っています。物語を作る根幹となってくださいました。

 

またご一緒できるように、全力で進みたいと思います。

 

Jeffさん、J-POP MUSIC GROUPの皆様

本当にありがとうございました。

 

そしてhoto-D

いつも本当にありがとね。

 

 

 

そして今回の新たな要素のイラスト。

 

その一手に担ったくださり、そして衣装デザインも担当してくださった「沙月ゆう」さん

 

雛菊、蓮、藍備、夢百合

そしてライトノベルでは挿絵で絵空様、三羽烏

 

実に8体ものキャラクターを具現化してくださいました。

僕の紡いだ物語からキャラクターが具現化する。

 

もう、夢のようで、嬉しすぎて。

 

現場にも多く足を運んでくださり、ビジュアル撮影時には細かい部分を一緒になって再現してくださいました。

 

一緒になって「あ、この人書いたことありますw」

なんて冗談言い合いながら、2次元から3次元になった時、一緒に喜べたことが、とても感動でした。

 

この物語への愛情がとても深く、こんなにありがたいことはありません。

 

本当に、ありがとうございました、沙月さん。

 

 

 

 

振付「後藤健流」くん

そしてその補佐を「後藤紗亜弥」ちゃん

 

人間バージョンの四羽烏の写真を。

 

ステージでは三羽烏を一緒に生きながら、二人はこの物語の重要な要素の一つ「ダンス」を担ってくれました。

そこには「剣舞」も含まれていて。

振付師としてたくさんの現場を抱えながら、SEPTは必ずやるといつも颯爽と現れるたけるちゃん。

 

演出と話し合って流れは決めるものの

その場で踊る本人のもつ雰囲気を感じて作っていく振り。

その人を感じて作る振り付けは本当に最高で。

今回も阿吽の呼吸で、繰り出される

 

「こうでしょ、タカオさん!」

 

その言葉に何度安心したか。絵空様の「興味深いね」並みですwそしてその補佐を兄妹にしか出せない呼吸で作り上げていくさあやちゃん。

 

本当に最高の兄妹なんです。

 

「SEPTは楽しんでこそSEPT」

 

そのために死ぬほど真面目に頑張り切る。

その重要な思いを感じてくれてるからこそ、ずっと一緒に走ってこれたのだと思う。

 

これからも真剣に、そして最高に楽しんでいこう。

こっちでもありがとう、タケルちゃん、さあやちゃん。

 

 

今回一緒に撮れませんでしたが

 

 

映像「坂内友樹」くん

 

場面転換や効果でその物語を表現するもう一人のSEPT。

Vol.5からずっと一緒に戦ってくれる戦友です。

 

彼の作る映像はその物語に寄り添い、そして音楽と融合し、まさにエンターテイメント。

こだわる場所が、めちゃめちゃ僕の好みを突いてくる。

 

今回の重要な要素だった背景に浮かぶ「月」

その効果についてツイートしている人がいましたが、そういう機微を彼は入れ込むのです。

もちろん、全て狙いなんです。

演出と話し合って決めて、その先にさらに追求し、提案することがもう最高なんです。

 

本当の意味で身を削りながら作るその映像、終わる頃にはげっそり痩せてしまいます。それでも楽しんで最高のものを作ることだけを目指すバンちゃん。

出来上がった映像をこっそりさきに僕に見せてくれるばんちゃん。二人で連絡取り合いながらきゃっきゃっ喜んでる様は、誰にも見せられませんw

 

いつも寄り添ってくれて、ありがとう、ばんちゃん。

 

 

 

まだまだたくさんの仲間達や先輩方が支えてくれたこの物語。

いつも分かった上で、あとでごめんなさいをいうので、書かせていただきますwでも一言づつだけでも、ここに残させてください。
 
 
稽古場から本番まで、ニコニコと一緒になって物語を楽しみ、そして声をかけてくださる時の安心感、本当に感謝でした。
舞台監督・ぺこ(久住幸子)さん
 
素敵な美術を創造し、そして出来上がった時のあの感動。演出とたくさん話し合った上で具現化したステージ、本当に素敵でした。
舞台美術・佐藤朋有子 さん
 
 
三羽烏がいつもご迷惑をかけるのですが、まるで隣にいるかのように寄り添って、あの時はみなさん合わせて烏でした。
そして物語の機微を届けてくださったこと感謝です。
音響・高橋ゆーすけさん
 
 
そして同じく心から寄り添い、物語を一緒に作ってくださって、そして今回の物語で再会できたこと、本当にご縁に感謝です。
音響・wiseManさん
 
 
SEPTの根幹であるバンドの大事な部分、何度もわがまま言わせてもらい、それでも全て対応してくださりSEPTのステージを盛り上げてくださって本当に感謝です。
PA・難波浩史 さん
 
 
いつも思うこと、それは翼さんの照明で、僕たちはステージで輝くことができているということ。ステージを最高の形で照らし、そして、キャストやみんなの心をも照らしてくれる
照明・新里翼さん
 
 
初めての現場、SEPTはたくさんの人がいて、その全てが連動していく、それを受け止めるのは本当に大変だったと思う。でも、最後まで頑張ってくれてほんまにありがとう。
演出助手・浦野和樹 くん
 
 
そんな演出部を支えて、物語を支えて、いつもほんまに感謝してるよ、はましょ、ありがとう。
演出助手補・浜崎正太郎
 
 
物語を生きるみんなを鮮烈に、そしてかっこよく仕上げてくださり、物語に重厚な部分を作り上げてくださった
殺陣師・加藤智彩さん
殺陣師補佐・村上貴弘さん
 
 
いつもSEPTを楽しんでやってくださり、今回もイラストキャストの4着をお願いさせていただき、着た時のものすごい具現化。感動と感謝でいっぱいです。
衣装製作《イラストキャストのみ》・加藤佑里恵さん
 
 
三羽烏や2119年チームなど沙月さんの描いた衣装を具現化し、そのほかの衣装も作り上げてくださった
衣装製作・山内里紗さん
 
 
イラストの存在する武器のめちゃめちゃ素敵な具現化本当に感謝です。久しぶりの再会にして、お仕事の現場で会える嬉しかったです。
武器製作《イラストキャストのみ》・水野大さん
 
 
創厳の刀や、2119年銃やナイフなどその精巧な作りに感動と感謝でいっぱいでした。
武器製作・創木希美 さん
 
 
RAMから絵空様のお食べになるお菓子までその全てを司ってくれた。なべちゃんはアクション補佐から小道具担当、代役、なんでもこなすスーパーマン。感謝でいっぱいなSEPTの古い愛すべき仲間たち。
小道具・斎藤このむ/渡辺誠也
 
 
ステージに上がる前にここでみんなのスイッチが切り替わるんです。みんなが最高の形でステージに上がれるように作り上げてくださったこと、感謝しかありません。
ヘアメイク・yukoさん/松尾なずさん/東 久乃さん
ウィッグアレンジ・雪村ゆきさん&れぅさん
 
 
一番最初に物語の世界観を余すことなく伝えてくれて、グッズとして物語が終わった後もこの世界を伝え続けてくれる、ビジュアル・グッズデザインをいってに担う不動のSEPTの最強の看板。
アートディレクター・ツカモトタダシくん
 
 
SEPTの特設ホームページをずっと作り続けてくださり、作品ごとの入り口として、世界観の表現をしてくれること、いつも本当に感謝してます。
特設HP・ニシシキ くん
 
 
ビジュアル撮影から始まり、レコーディング、稽古場、ゲネ写真まで、その全てをカメラに収めてくれる、SEPTの誇る素敵カメラマン
フォトグラファー・中田昌志くん
 
 
今回もまたあらたなにSEPTの輪を広げ、多くのキャストたちと出会わせてくださった
キャスティング協力・舟橋清美さん/林信行さん
 
 
Jeffさんとのご縁を繋いでいただき、その橋渡しとしてご尽力いただいた
音楽コーディネーター・道免友彦さん
 
 
最初から最後まで、たくさんご尽力いただきました。
稽古場から当日までSEPTを支え続けてくださり、本当にありがとうございました。
制作・Real heavenの皆様
制作プロデューサー・秤谷建一郎さん
 
そして多くのご尽力いただいた博品館スタッフの皆様
本当にいつも支えてくださりありがとうございます。
 
そして当日手伝いに駆けつけてくれたSEPTの仲間たち。
その存在にいかに勇気付けられ、そして心おだやかに過ごせたか。ありがとう。
 

 

そしてもう一つの挑戦のライトノベルを関わってくださった

 

シナリオライター「七篠トリコ」さん

そして挿絵を描いてくださった「沙月ゆう」さん

 

これもまた夢の形でした。

僕は漫画が大好きで、でも、ラノベもすごく好きになって。

まさか自分の書いた本をライトノベルにしていただき、しかも挿絵まで入れていただけるなんて。

僕がこだわりすぎて、とても悩ませてしまいましたが、素敵な出来上がり、本当にありがとうございました。

 

 

そしてすてきな映像を届けてくださった

宣伝映像:「cine future」の皆様。

たくさん話し合って、まるでアニメやゲームのOPのような素敵な映像。好きなんです、こういうのが本当に。

途中浮かび上がる台詞、選びは関係性を全部伝えて、台本も読んでもらった上で、洗い出していただきました。

実はこの段階からキャラクターの関係性、出てたんです。

そこで蓮の時にRAMやシンの台詞を選んで入れ込んでいるのがめちゃめちゃ楽しくて、しかもそれに気がついた人までいて、ガッツポーズでした。

 

 

 

今回もまた、こんなにも多くの方々に支えられて

 

FATALISM ≠ Another storyをお届けすることができました。

 

ステージからキャストが言いました。

 

「スタッフの皆様、ありがとうございます」

 

と。

 

その時スタッフのみんなは立ち上がり、ステージにお辞儀を返してくださっていたそうです。

ステージから客席後方は照明によってあまり見えないのです。それを一番理解しているのはスタッフの皆さん。

それでも、ちゃんと返してくれるんです。

 

そんな素敵なチームでやれていたことに本当に感謝でいっぱいだし、ただただ誇らしく、そして感動でした。

 

 

これにて僕の振り返りの儀は完遂いたしました。

 

 

再演であり、再演でない。

そんな新たなチャレンジを迎えた今回。縁は巡り、今一度同じ博品館劇場でその幕を開けました。

 

新しい形で挑む今作、不安がなかったわけではありません。

もちろん、企画から劇場に行ってゲネプロを終わるまでに最高の準備はしました。

 

それでもキャストが、スタッフが

そして観に来てくださった皆さんが一緒に歩んでくれたから

 

数多ある答えの中から最高の答えを、みんなで選び抜いていけたのだと思います。

 

 

キャストのみんな、スタッフのみんな、

 

観に来てくださった皆様、応援してくださった皆様、

 

改めて、本当にありがとうございました。

 

 

次回のSEPTもどうぞ、ご期待ください。

 

 

そしてまた、もう一度会えますように。

 

 

杉浦タカオ

 

 

 

 

 

 

 

 

っと、主宰としての思い。

 

 

最後は諷経として

 

心、

 

 

おだやかに。

 

 

諷経