さて、やっと触れられるMIRRORIONの中枢

 

「調律師」と呼ばれるもの達。

 

 

メインビジュアルからすでに5対5の構図を載せ

「喜怒哀楽」と「無」を表現しておりました。

 

脚本意図をいつも組んでくれるSEPT最強デザイナー「tadasix」に感謝です。

 

ここからはあえて、キャラ掘り下げ表を各自に渡しておりません。

多くはみんなの過去は共有するものであり、人ではないチームのある意味意思疎通を図るためです。

そんな人ではない者を生きてくれた人たち。

 

まずはこの人から

 

 

喜びを司る調律師、リゲル役「三上俊」さん。

 

まさかの衣装で2人で撮れていなかったので、3人のものを。くそう・・・、こういうとこだぞ、俺。

自分からいけないっていう、こじらせたコミュ障です。。。

 

今回初参加してくださった俊さん。

とても不思議なご縁でご一緒することになりました。

役者サイドからではなく、音楽チームから紹介いただき、即オファー。そして俊さんもすぐにOKをくださり、今回実現しました。

蓋を開けて見たら役者チームに知り合いだらけ、音楽監督小川さんの繋がりだというと、縁は巡ってるんだなぁとみんなしみじみしましたw

 

そして本当に素晴らしい先輩。本当にストイック。

現場でたくさんアイデアもらったし、同じ調律師としてコミュニケーションが取れたことが本当に贅沢な時間でした。

ステージは生物、その場の空気で違うことが起こるときもある。その全てに対応し、アイオラとしてちらっと見たりすると必ず目が会う。生きてるんです、そこにリゲルとして。

この当たり前なようで当たり前でないことが本当に難しい。

ずっと、尊敬の念が絶えません。

 

そしてリゲル、ルナ、アイオラで一緒に歌えたこと、本当に嬉しかったです。

ありがとうございました。

 

 

 

哀しみを司る調律師、ルナ役「天音みほ」ちゃん。

 

前作オバケストラに続き2回目のSEPT。

前作は2・5次元コラボということで、「九十」という妖狐を演じてくれました。

 

みほちゃん自身、同じSEPTで、キャラは違えど人ではないものを連続で演じるのはなかなかハードルが高かったと思います。

でも、気がつけばいつの間にか僕も俊さんも互いにフルメイクした後は「ルナ」って呼んでいました。ごく自然に。それが当然のように。

それほどに3人の調律師は互いをそういう認識で見ていたのだなと。

それはひとえにみほちゃんと俊さんが調律師を理解して生きてくれたから。ちゃんとどういう存在かを把握してくれていたから。

人じゃないものって結局想像でしかなくて、でもその想像を共有できていることに本当に感謝でした。

 

ルナが歌い、リゲルが舞い、アイオラが弾く

これができたのは二人のおかげです。

 

本当にありがとう。

 

余談ですが、

また脚本家がオバケストラに続き語尾を与えるというとんでもないことをやらかしたので、それも悩みの種だったのではなかろうかとw

でも新たに「うんうん」をちゃんと使いこなしてくれていて、感無量です。

多分あの語尾をあんなに自然に出せるのはみほちゃんくらいだろうと思います。

 

 

楽を司どる調律師、シリウス役「椿隆之」氏。

 

今回でもう5回目のSEPT。

彼の存在は僕にとって本当に大事な存在。

優しいんです、とにかく、人を見ている。

時には僕が辛そうな顔を少しでもするときもあり、多分つばぽん以外気がついてないときでもさらっとフォローしてくれる。

助けてもらってます、本当に。

 

今までSEPTでは「人以外」しかやってませんw

神(オーディン)→神(絵空)→神(オーディン)→神(絵空)→調律師(シリウス)w

めっちゃ神様wそして久しぶりの新キャラ。

一見狂気的な役に見えるシリウス。つばぽんは役にのめり込んじゃうタイプの最たる人だから、今回も役の話ししたりしましたが、結局何だろうね、当て書きなんですよね。

 

普段からの感情表現が苦手だから(つばぽんごめんねw)誤解されやすい、でも、本当の意味はそこじゃなくて、向き合えばこんなにいいやつおらんやん、っていうね。

 

シリウス=つばぽん

 

もちろん物語上どういうキャラなのかを最後まで見せない作りで後半になるまで悪者感ありましたが、この構図は最初から決まっていたので、本当に楽しみでしかなかった。

そして、SEPTにおいてつばぽんの代表キャラになり得るシリウスが出来上がったのです。

最高に素敵で、大切な仲間です。

 

いつも本当にありがとうね。

 

 

 

そして3人に私、杉浦タカオが生きた怒りを司る調律師「アイオラ」を加えたのが調律師と呼ばれるもの達でした。

 

調律師、それは"今回"のMIRRORIONにおいて生まれ、たまたまはじめに来た者達が「歌い手」だったことから、そう呼ばれるようになった者達。

できることはその名のごとく、均衡を保つように"見守ること"のみ。

助言しても、否定してもいけない。うまくこのMIRRORIONにきた人々を「留まらせる」こと、ただそれのみが許された存在でした。

 

各場所で見届け、定期的に行われるこの世界の代表を決める戦いを促し、繰り返し、また見守ること。

シリウスは”楽=自由"を主張し、あえてその中に入ることはしません。

 

でも彼らもまた成長し、前に進もうとします。

MIRRORIONに来る者達の感情を受けて、同じように考えて、そして理解していく。

 

「喜びも、怒りも、哀しみも、楽しむことでさえも、どれか一つじゃダメなんだよ、全部揃うことで、人の心になるんじゃないのか?」

 

大空の言った言葉、これは人々だけではなく、調律師達にも響いていきます。

そして”個”を受け入れ、自らの思うままに感情を伝え、彼ら自身も選択をします。

 

「もうわかっているだろう、我々は4人で一つ、なのだから。」

 

ミクニから全てを聞いていたのか、それとも自由の果てに答えを見つけたのか、シリウスは全部わかっていた。

そして彼もまた、人のもつ感情を理解し、関わる者たちに答えを選ばせようとしたのでした。

この世界が終わる時、何が起こるのかを悟って。

 

 

MIRRORIONとは、心を映す鏡の世界。

疲弊した心を癒し再生する場所。

本当にMIRRORIONを必要とする者だけに見える異世界。

 

 

『無限』の可能性、だからこそ、心を映し出すようにMIRRORIONは"何度も"作られるのです。

 

 

 

ーそう、"何度も"です。

 

 

調律師の話、アリスを含みません。

彼女については大空と時間の管理者の説明の後に。

 

次回、管理者達にいきたいと思います。