今回は・・・

 

 

アイオラ(私です)の司る愛すべき場所「怒の溜まり場」

 

作中では異様にテンションの高いオラついたパーリーピーポー感満載の場所w

特殊技能チームというか、この集落はスマイリー役のハマショー以外、歌、ダンス、アクロなどを主戦場にしている。

 

必死で、答えを掴もうとするみんなの熱い想い。

毎日もっと高みを!と本当に貪欲で最高な溜まり場だった。

 

 

そんな「怒の溜まり場」

 

ネーミング的に、アイオラさんがブラッドと出会い

 

アイオラ「怒の・・・なんにするか。集落、でもない。コロニー、でもない。・・・うん、溜まり場だ。」

ブラッド「つまりあれだな・・・アンガーフィールドってわけだ!ウェーイ!」

アイオラ「そういうとこな?」

 

こんなやりとりから始まったのではなかろうかと。

 

 

そこへ新しく連れられてきたのが「八神貂矢」。

 

演じてくれたのは「清水大樹」くん

 

 

場当たりで二人で撮っておいて良かった・・・。

 

大樹はSEPT3回目の参戦。

織譜(ゲスト)→アロン→貂矢。

 

回を重ねるごとに、大樹の魅力が止まらない。

今回、同じチームとして、相棒として、こんなにも熱くて、ひたむきな大樹と一緒に戦えたのは本当に誇らしい。

 

語るべくもないほどのダンスの技量。

飄々としているにも関わらず熱い想いの溢れ方。

加えて今回は歌にも挑戦してくれた。

物語で重要な最後の歌、みんなで歌わないと成立しない歌。

 

「挑戦したいです。」

 

まっすぐに、そう言ってくれた大樹に感謝です。

 

毎回、相棒としてステージに上がる前に、がっちりハグをし気合いをもらえたこと、最高の相棒でした。

 

 

【貂矢】


現実世界では「衣麻里」と共にユニットを組み、がむしゃらに踊ってきた。

元来ストイックな性格で自らの技能を磨く事に余念がなく、メキメキと頭角を現していった。

だが、いつからか自らが高みに上っていくほどに、衣麻里が思うように歌えなくて、苦しんでいる事に気がつく。

 

同じように努力を重ねる衣麻里、頑張っている衣麻里に「もっと頑張れ」とは言えなかった。

自分に劣等感を感じて、いっぱいいっぱいになってるのは側にいてわかった。苦しんでいる衣麻里を思いやることしかできなかった。

 

大切な人のために、俺だからできること、俺にしかできないことを探した。

でもそれが見つからなくて、見ているしか出来ないもどかしさにイライラして。

やりきれなくて、行き場のない怒りを心の中に溜め込んで、振り絞った心にもない笑いでまた傷つけて、思うようにできない想いが自分さえも蝕んで、心が自分に対する怒りで溢れていた。

 

そんな時に引き寄せられるようにミラリオンに迷い込みます。それも、衣麻里と一緒に。

 

「怒」の仮面を付けられ、自分が、何故怒りの集落に連れてこられたのか、最初は理解出来なかった。

 

ブラッド達との日々、表現し合えることの楽しさを心で感じながら、それを認められない自分。映し鏡のように共感できてしまう人達と共に過ごし、踊り、想いを目の当たりにすることで、気持ちの変化が生まれていく。

しかしイゴールが去って行く事をきっかけに今の自分に疑問が生じ始める。

 

ふと思い出す衣麻里の顔はどれも辛そうに歌う顔ばかり。

 

怒りとは裏腹に笑ってごまかそうとする一同に押し殺してきた想いが溢れ出す。

 

「笑ってなかったんだ」

 

そう言い残し怒りの溜まり場の代表を奪おうとする。

全力でブラッドと戦い、負けを認めさせ、その心中を聞いて行くなかで、自分の思いを吐露し始める。

 

貂矢「大切なものの守り方がわからなくて、笑ってごまかして、目を背けて、そんな自分が許せなくなって、でも行き場のない怒りを飲み込めなくて、苦しくなる。」

ブラッド「・・・はっ、怒りだけじゃ人の心は完成しない、か。」

貂矢「はは、でもだからこそ、考えるんだ人は。」

 

怒の集落の中で様々な人と話すことで、 衣麻里を思うことで、自分が思いっきり踊っていなかったことに、自分の怒りこそが衣麻里に伝わり、自分自信をも傷つけていたことに気づく。

 

 「”あいつのために”が、”あいつのせい”になってたんだな」

 

自分自身と向き合い、なんのために踊ってたのか思い出した。

 

「自分一人じゃ感じる事ができない喜びを一緒に、思いっきり踊って感じたい。そして、楽しみたいよ。」

 

 

お次は・・・

 

ブラッド役「Jeity」くん

 

写真みんなで撮ったから撮った気になってたパターン。

なのでSEPTの最古参の一人「ウチクリ内倉」氏との写真を引用。

 

Jeityも大樹と同じくSEPT3回目

大我→大和→ブラッド。

 

こう見ると今回も「大」ってつければ良かったかなぁw

 

ブラッドはJeityだからこそできたキャラクター。

おバカキャラに見えるが、その実、誰よりも人を見て、空気を読んで戯けているという役。

 

Jeity自身、めちゃめちゃ熱く、ブラッドにかける想いは並々ならぬもの。最後のシーンに行く前には必ず僕と裏で二人になる瞬間があり、

 

「・・・お願いします。」

 

そう、気合いを入れて望んでいた。

 

そして、アーティストであるJeity、劇中で歌ってくれた「Another world」も「大切なもの」も最高のパフォーマンスだった。

心を載せて歌えるJeityが生きてくれたからこそ、ブラッドは輝き切ったのだと思う。

全力で答えてくれて、感謝です。

 

余談ですが

「ウェーイ!」に関しては最初から台本にあったもの。

しかしながら、あのウェーイな感じの出せる手を合わせる動きは稽古場でみんなで試行錯誤w

結果的にブラッドはウェイを万能語として使っていくというねw

 

 

【ブラッド】


歌のうまさはプロ並み、他にない才能を持っているが、見た目と違い肝心なところで自信がなく、大舞台になるほど結果も出なかった。

本人は自分の実力に気づけないまま、社交的でノリがいい楽しく過ごすことを演じてきた。

弱さを認めたくなくて、弱さを隠そうとして、人を観察し、取り繕う事で余計に小さな事で大きく感情が揺れてしまう。 がむしゃらに頑張ったが答えが出ず、またごまかして、歌う意味もわからなくなり、自分が許せずに苛立ちで心がいっぱいになり、現実から逃げた。

 

そんな時に引き寄せられるようにミラリオンに迷い込む。 

 

「怒の溜まり場」の長として生きていく中で、歌い、踊り、バカみたいにはしゃぎ、今足りないものはないんだと言い聞かせ、今の地位を守るために、時には高圧的になり、いつからか小さな世界に固執していった。

 

しかし貂矢が現れた事で大きく動く怒りの溜まり場。

 

イゴールが去り、その言葉の真意も受け止めながらも茶化してごまかし、貂矢に勝負を挑まれた時も自分の思いを何も言い返せず、自分と向き合えず逃げ続けた結果に思えた。

 

だからこそ、全力で貂矢と戦うことを受け入れ、全部を出し切った。負けを認めるしかないほどに出し切った。

 

なんだかスッキリしたかのように自分の思いを吐露してしまう。弱い自分を認めるように。

しかし帰ってきた言葉は、貶める言葉でも、高圧的なものでも、慰めでもない、貂矢自身も向き合い始め、思いの丈を口にした言葉だった

理由は違えど、自分を許せずに認められなかった貂矢と自分を重ね

 

「怒りだけじゃ人の心は完成しない、か。」

 

答えをもらったような気がした。

貂矢が向き合おうとした時、リーダーとして心から送り出すことができた。

そして自分を認めてくれるルベリアの献身的な想いに触れることで、自分と向き合い、自分自身を認めてなんのために歌うのか気づいていく。

 

 

続く・・・