さて、今回は

 

SEPT×オバケストラ
Entertainment Live Stage
「オバケストラ!」

 

 

振り返りつつ、出来上がるまでの経緯を含めて

 

綴りたいと思います。

 

 

少し長くなると思います。

 

ちゃんと伝えきれるように書きたいのでご了承ください。

 

 

いつもこうして3人、眺めていました。

 

「山田英真」氏は演出として

 

「小川智之」氏は音楽監督として

 

僕はSEPT主宰として、オバケストラ脚本として

 

 

そして3人ともが、一人の「観客」として。

 

 

キャストスタッフの精一杯の想いで

 

本当に素敵な物語になり、みなさまに届けられたことが

 

本当に嬉しく、感謝です。

 

 

今回、SEPTとして初めて

 

「ホーンテッドオバケストラ」

 

原作が存在するものでした。

 

 

原作者である「ゆーます」先生と出会い(普段はゆーますさんと呼んでおりますが、ここでは先生をつけさせてくださいね。ゆーますさんw)

 

「SEPT」と「ホーンテッドオバケストラ」

 

コラボ作品をやりましょうと。

 

 

正直、自分にできるのか、と言う不安も強かった。

 

今までSEPTは本当にインスピレーションで書き上げてきた。

 

ちゃんと原作の意図を汲み取れるのか

 

SEPTとして伝えたいことを紡げるのか

 

 

しかし、SEPTとして「挑戦」すること。

 

仲間たちが集い挑戦し続けてくれているSEPT

 

 

先頭を切って、自分が挑戦しないでどうするのだと。

 

そこから企画がスタートし

 

「オバケストラ!」が始まっていきました。

 

 

「舞台版は原作より過去である「大正」を背景に、舞台版オリジナルにしましょう。」

 

 

そこから舞台版の原案を先生が送ってくださり

 

目を通したとき、驚きだった。

 

 

送られてきたのは原案プロットと

 

キャラクター候補

 

そして、先生からの言葉

 

「舞台版はオリジナル、これを元に好きに広げていただいていいです。」

 

その言葉に、ゆーます先生の懐の広さを感じ

 

反面、両肩にのしかかる重圧の量が増えましたw

 

 

そこからまるで翔子さんのように多くの文献や伝記を読み漁り(w)

 

 

そしてSEPTとして、生演奏・歌・ダンス・アクロバット・殺陣・プロジェクションマッピングなど、盛り込む方法を考えていく。

 

 

それによって原案にはなかった展開を多々追加したり

 

結構な設定変更を相談させてもらいました。

 

その度に先生からの返答は

 

 

「GOサイン」

 

方向性や、描いている完成の絵が擦り合わせれていくなかで、信頼をしていただけたのは本当に嬉しかった。

 

 

胸を借りるつもりで挑んだこの「オバケストラ!」の世界。

 

 

とてもありがたい環境で物語を紡がせていただきました。

 

 

ひとつひとつを丁寧に

 

そしてただ華やかなだけのものじゃなく

 

伝えたい大切な言葉や想いを一つずつ選び連ねて

 

様々な「愛情」が散りばめらた物語へと紡がれていく。

 

 

その結果が

 

みなさまに届けることができた

 


Entertainment Live Stage「オバケストラ!」

 

 

です。

 

 

終わった後に先生と並び、キャストたちを眺め

 

「感慨深いですね」と素敵な乾杯をさせていただいたことは今後忘れることはないです。

 

 

 

ここからはキャラクターたちの紹介を

 

と思ったけど、長くなったのでこのブログのエピソードの主となる方々だけを先に。

 

まずは「ホーンテッドオバケストラ」原作チームを

 

 

最後に一緒に撮れましたw

 

義王役「霜月紫」くん

 

メリィ役「湯本健一」くん

 

イグナーツ役「伊織殿」(殿なので敬称略w)

 

ギュンター役「崎島勇人」くん

 

 

彼らは原作クロスーバー枠として、舞台版に出て来ることが決まっていました。

 

 

先生からのセリフの修正もいただきながら

 

原作キャラが具現化できたこと、本当に嬉しい。

 

 

義王、メリィ、イグナーツはとても繊細に緻密にキャラクター設定が出来上がっていた。

 

ギュンターはと言うと、原作に登場予定のまだ未確定キャラクター。

 

決められた設定を生きることの難しさ

 

近い未来で作られるキャラクターを先に生きる難しさ

 

みんなめちゃめちゃ悩んだと思うし

 

最後まで、どうこの原作キャラたちを魅せるか。

 

そして、生きるってことを伝えられるか。

 

 

精一杯、こだわってくれた。

 

そしてステージに立った彼らはまさにキャラクターとしてそこに「生きて」いました。

 

本当にありがとう。

 

 

続いては、

 

ちょっとしたネタバラシ。

 

先生との話し合いの中で

 

「ホーンテッドオバケストラ」原作キャラがいるのなら、「SEPT」オリジナルキャラも出しましょうと。

 

過去SEPTを観てくださった方は一発でわかったそうですが

 

そう、

 

 

「覚」役であり「絵空(えうろ)」役、「椿隆之」くん

 

「丈」役であり「ガルド」役、「笹川大輔」さん

 

 

言うなればSEPTクロスーバー枠ですw

 

 

まずは「覚」様

 

 

劇中のセリフでファーが言います。

 

ファー「美琴、『分かるらしい』だから。考えている事を言い当てられるって言うから付いたあだ名。本当の所は誰にもわかってないから、ね?」

 

そう、「覚」さんはSEPT Vol.7~FATALISM~に登場した神「絵空(えうろ)」様でした。

 

見た目も口癖もそのままなので、FATALISMを観た人はすぐにわかったと思いますw

 

「SEPT」という世界を常に渡り歩く、興味の対象にしか動かないわがままでお茶目で、お菓子が好きな神様ですw

 

 

 

「丈」様

 

 

丈「お前は、どうしたい?」

 

SEPT Vol.6~ SANZ~、SEPT Presents SANZ2という「SANZ」シリーズ

死ぬ間際の人を呼び寄せ、音楽と試練を用い「気づき」を与え、また現世へと戻す「SANZ」。

 

そのSANZの一つの最高責任者であり、自らもタクトを振るうことで導く「ガルド」様が「丈」様の正体でした。

 

最初は館の主人としてスーツ姿に身を包み

丈、覚、ルーのシーンから先、ガルドの正装を身にまとう。

 

笹川さんがSEPTシリーズに出た名前はガルド以外すべて「丈」の一文字が入っており、全シリーズ通して並行世界の同じ人間という裏設定。

 

今回それを組み合わせ、登場していただきました。

 

 

二人の意味を語るには、オバケストラのいる世界の神「ルー」の存在も必須になるので、その時に。

 

 

違う作品のキャラクターたちとオリジナルキャラクター達が一堂に会し、作り上げた「オバケストラ!」の世界。

 

 

原案設定を交えつつ、少しずつキャラ達を振り返っていこうと思う。