(731) 何かおかしい スポーツの 世界 | Miyabiomi天狗の風

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傘寿を過ぎ、今、これからの日本を支えて行く子どもたちが、正しく育っていくために。先ず、大人がしっかりしなければ!と、言いたいことを、易しい言葉で叫びます。

         9月2日(日)   葉月  処暑  禾乃登

 

  正に、バケツをひっくり返したような雨。瓦が 壊れるかと感じるほどです。

 かと思ったら、 一分経ったか、経たないうちの、今度は、日が差して来ました。

 歩いて 15分の駅から、 妻が、今、物凄い雨で、暫く動けない。と、電話がありました。 

 

   豪雨が、局地的に、移動しているんです。  やっぱり、何か変?  

   

 

    何かおかしい スポーツの 世界

 

  女子体操の リオ オリンピック代表選手、コーチに絡む問題が、話題です。

 

    女子体操選手 コーチ 体操協会 本部長

 

  暴力があったとして、コーチに対する、資格停止 処分に対して、被害者の筈の 女子選手が、自分は 手を叩かれた。 髪を引っ張られた。などは認めたものの、問題になるような大きな暴力を受けたという認識はない。 

 と 言い、 これは、自分を、そのコーチから引き離し、別の自分たちの、体操クラブに引き入れる為の、策略。 と、反論。

 

 更に、協会 副会長、本部長の言葉の数々は、立場の弱い、選手への パワハラと、抗議したのですね。

  これは、オリンピックにも関連する、体操女子の話ですが、

 

       他にも いろいろ 

          メダルラッシュの アジア大会 オリンピックは

 

  少し前には、日大の アメフト部のことがありました。 

 また、日本ボクシング協会でも、会長の 権力ぶりが、競技の不正にも、繫がりかねない 問題を提議しています。 

 

 更に、あの 国民栄誉賞をいただいた レスリング女子選手が絡む 指導者の パワハラ問題もありました。

  今、予想以上の メダルラッシュに沸いて、アジア大会が 幕を下ろそうとしています。

 そして、二年後の、東京オリンピック・パラリンピックが、何かと、取り沙汰されています。

 

   それなのに、それなのに、「スポーツ界」が、おかしいのです。

 

    組織の問題。 指導上の問題。 パワハラ等々。 どう考えても、正常ではない気がするんです。

 

   ある、スポーツジャアナリストが 言っていました。

 

  その原因の 大きな ある部分は 二年後の この、 オリンピック・パラリンピック の自国開催にあるっていうんです

 その為に、兎に角、メダル、メダルと それだけが 目的のように、メダルを取るために、なり振り構わず、それぞれの スポーツ界が、権力争いをしながら、動いているように見えるのです。

 

     経済界の動きに 似ています

 

  国の、経済活動に似ています。

国が、それぞれの企業が、より高い収益、実績を上げるように、努力をします。

 その為に、企業競争をします。 これは、間違っていません。  当たり前のことなんですが、

 

 この競争が、過当になり、他社に負けないように、いや、他社を蹴落として、自社だけ、生き残るように、競争する。  こうなると、これは、問題です。

 

  その為に、「法」ギリギリのところで、いや、「法」を犯して、見つからないように、インチキをして、誤魔化して、勝ち抜いていく、としたら、これは、問題です。

 

  いや、もっと言って、正直にしていたら、淘汰されてしまう。としたら、これは問題です。

 

  メーカーなら、いい品物を造る商品開発は、当然ですが、それだけじゃないんです。 でも、その裏で、安い材料で、インチキ商品でも、上手く、巧みなルートに乗せて 大量販売、収益に つながればいいんです。  といっては、言い過ぎでしょうか。

 

 いい品物が出来たよろこびはエンジニアにとっては、最高のものです。

 しかし、世の中では、経済社会では、より、沢山儲かった よろこびの方を、更に優先するんです。

 

  これは間違っていますが、資本主義経済の生存競争の 正しい理屈かも知れないんです。

 

 

     クーベルタン男爵の言葉を、確認し合う

 

   近代オリンピックの父と言われる クーベルタン男爵の 有名な 言葉 があります。

  「国際協力」「平和」 を基調にして、 「オリンピック とは 勝つことではなく  参加することに意義がある。」  

 というものですが、  しかし、今や、その言葉は、あまり 語られません。

 

   2020年、I O C は、 日本オリンピック協会は、 この言葉を、改めて、看板に 掲げませんか。

 看板に、しなくても、トップの方々が、この言葉を、確認し合いませんか。

 

   そして、スポーツとは何か、

  競技ですから、勝ち負けは、当然です。 でも、勝つものがあれば、負ける者もいます、いや、負ける者の方が、数は 圧倒的に多いのです。

 最終勝者は、確かに偉大です。

 その過程で、ベストを尽くすこと、素晴らしいです。 でも、その為に、その裏に、何か、権力争いの様なものがあって、それに、選手たちが、いろいろ左右されるようなことがあったら、 いろいろ影響されるようなことがあったら、おかしいのは当たり前です。

 

   スポーツ には、フェアプレイ という言葉が、常について回ります。

 

  今ある、様々な、疑惑、嫌な部分、スポーツ という原点に戻って、 爽やかに、2020年 迎えられないものでしょうか。