(729) 「高校野球」って 凄い! | Miyabiomi天狗の風

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傘寿を過ぎ、今、これからの日本を支えて行く子どもたちが、正しく育っていくために。先ず、大人がしっかりしなければ!と、言いたいことを、易しい言葉で叫びます。

    8月23日(木)   葉月   処暑  綿柎開

 

 朝、門まで新聞を取りに行く時、この頃は、

「きょうは、いくつ 咲いているかなあ!」 と 楽しみなのが 大きいのと、中くらいの 二つの大きな鉢の、ハイビスカスなんです。

今朝は 真っ赤、オレンジ など、四つの花が、朝日をあびて、笑っているように、咲いていました。

 東京は 大丈夫なんですが、西の方では、また、台風の連発で、大変なんです。

 

    高校野球って 凄い!

 

  100回記念大会という 今夏の 「高校野球」は 大感動, 大興奮のうちに終わりました。

 プロ野球を見ても、ジャイアンツが勝っても、負けても、極めて冷静なのに。

  どうして、高校野球に、今、大興奮なんでしょうね。

 

   一度だけ 甲子園に行ったんです 

  1996年 というから、24年も前になるんですね。

全国私立小学校夏期研修会が 神戸であり、その最終日に、午後から、その決勝戦を観に、甲子園に馳せ参じたんです。  先にも後にも、この時一回なんです。

 

   そして、今でも、語り継がれる、あの「奇跡のバックホーム」 たまたま、三塁側 松商応援席近くで、私、見習い天狗は、見てしまったんです。 

 

    あの大感動は 今も 覚えています

 

  松山商業 対 熊本工業 の決勝戦。 3対3の同点。 延長10回の裏。 ワンナウト ランナー3塁。

熊工、 バッター本多。 でっかい ライトへフライ。 ライトは、守備固めで、代わったばかりの矢野。

誰もが、タッチアップで、サードランナーがホームを踏んで、熊工がサヨナラ勝ち。 優勝!と思ったんです。

  物凄いいい球が、ホームベース上の キャッチャーのミットに、ダイレクトで 飛び込んで来たんです。

 アウトです。 

 一度上がった 一塁側、熊工応援席の歓声が 悲鳴に代わり、 

 今度は、三塁側 松商側から、大歓声が上がったんです。 その声の一部が 私なんです。知らない松山のおばさんと、手を取り合って、飛跳ねていたんですね。

 試合は、11回に 3点入れて、松山商業が 優勝したんですが。

 

   これが、今も、何度も、語り継がれている 「奇跡のバックホーム」 なんです。

 

  24年経った今も、あの盛り上がった 大興奮は、しっかり記憶にあるんです。 

 

    それぞれ 凄い チームです

 

 この夏は、例年以上に、テレビで 「高校野球」を よく観ました。

 実に面白いんです。

 

  関心を持った、私の地元「日大三高」。   最初から、優勝候補と騒がれた、「大阪桐蔭」 

我が故郷 秋田の「金足農業」 あと、愛媛「済美高」は、あまり見ませんでしたが、ベストフォーに 勝ち残りました。

 

  選手も、学校の様子も、 様々なエピソードなども、結構知ると、分かると、余計楽しく見られれんですね。

  「大阪桐蔭」の ドラフト 1位候補が、ずらりと並ぶ 超エリート集団。根尾、藤原など、ただ、ただ 凄いです。

片や、秋田は、純粋の秋田 農業っ子、素朴な 「雑草魂」。  エース 吉田君は、 予選から、ずっと、一人で、投げっぱなし。先発9人も、ずっとそのまま、途中、秋田の学校では、9匹の子豚誕生。

 

結果は、「桐蔭」の一方的勝利でしたが、グランドでも、日本中の 75%が、金足を応援したそうです。

 

  大会後も、優勝した「桐蔭」の凱旋風景よりも、「金足」の 歓喜の 帰郷の様子 を ニューストップで、扱っていました。

 

   何で プロ野球より 面白くて 感動 興奮するの

 

   一つは、予選を含めて, 全国 3781校の勝ち抜き戦です。 そのうち 56校が、晴れて甲子園です。 兎に角、一回負けたら、その時点で、終わりです。 特に、3年生は、野球から、暫くは、サヨナラなんです。

 

  だから、負けられないのです。必死にならざるを得ませんね。

 

  だから、力いっぱい、投げるんです。一球も手抜きしません。

 力いっぱい、打ちますね。 終始、気を遊rめていません。

 守備に着くのも、戻ってくるのも、全力疾走です。

 フォアボールでも、全力で 一塁まで 走ります。

 

  プレーの総てが、キビキビしていて、気持ちがいいんです。爽やかなんです。

  だから、観ていて、その一生懸命さ、真面目さ、謙虚さが、伝わってくるんです。 

 

  テレビでは、選手の表情も、よく見えますが、実に、美しく輝いています。

  土にまみれ、顔に泥をつけたまま、泣いて、笑って、光っているんです。

 

   それが、私たちに、最高の 感動を、くれるんですね。大興奮させてくれるんですね。

 

  「高校野球」が 終わると、何か、もう、夏も終わりで、何か つまらなくなるんです。