映画『オッペンハイマー』の巻 | Takaoの闘うブログ

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先月の28日

9時20分の上映に合わせて小山のシネマロブレへ足あと

 

 

 

 

その映画は『オッペンハイマー』

第2次世界大戦時、アメリカの原子爆弾の開発プロジェクト(マンハッタン計画)を率いて世界で初めて原子爆弾の開発に成功したドイツ系ユダヤ人の理論物理学者であるJ・ロバート・オッペンハイマーの物語

 

 

 

彼は自らが作り上げた物(原爆)が広島や長崎で使われ多くの人を殺してしまったことを後悔し、戦後は核兵器の使用に懐疑的となり核軍縮を呼びかけ水爆の開発に反対の立場を取ったことにより、その後、ソ連のスパイ容疑をかけられ危険人物とされFBIによる厳しい監視下に置かれ1967年2月18日永眠(62歳)

 

 

 

2022年12月16日

米エネルギー省のグランホルム長官は、オッペンハイマーを公職から追放した1954年の処分は『偏見に基づく不公平な手続きだった』として公的に謝罪した※このことは映画で触れていない※

 

 

 

 

 

 

第2次世界大戦時、ドイツは原爆開発成功寸前であり、それを知ったアインシュタインはアメリカのルーズベルト大統領に『早急な原爆開発』を進言

 

 

 

これが切っ掛けとしてマンハッタン計画がスタートし、白羽の矢が立ち開発のリーダーを務めたのが後に『原爆の父』と呼ばれたオッペンハイマー

 

 

 

日本でも京都大学(湯川秀樹さん他)や理研(武谷三男さん他)により開発が進められてたからね、、、

 

 

 

何が言いたいかというと

 

 

 

紙一重の状態で誰が『原爆の父』になってもおかしくなかったし

 

 

 

もしアメリカよりも開発が早かったらドイツや日本がどこかに原爆を落としてたはず

 

 

 

 

 

 

その後、核兵器の使用に懐疑的となり核軍縮を呼びかけ水爆の開発に反対の立場を取ったオッペンハイマー

 

 


1949年にノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹夫妻の部屋を訪れ、夫妻の手を固く握り「自分が研究したことが原爆となって罪もない日本人を殺すことになってしまい申し訳ない」と涙をポロポロ流し謝罪したアインシュタイン

 

 

 

核抑止論に警鐘を鳴らし、核の廃絶と軍備をなくすことを繰り返し訴え続けた湯川秀樹

 

 

 

核の平和利用(俺は断固反対)に希望を持ち、原子力平和利用三原則の原型となった『公開・自主・民主』)を提唱した武谷三男

彼らに共通するものは核開発に携わった者として、それらが政治主導で進むことへの危惧だったと思うんだよね、、、

 

 

 

どうでしょう?

 

 

 

 

 

 

ずっと言い続けてることだけど、原子炉内で核分裂させるのが原発で空中で核分裂させるのが原爆である

 

 

 

つまり原発=原爆でしょ?

 

 

 

いくら『平和』って言葉をつけたって『核の平和利用』は『安全』でも『安心』でもないのはもう知ってるでしょ?

 

 

 

 

 

 

東京電力は先月26日に新潟にある柏崎刈羽原発7号機の原子炉に核燃料を入れた

 

 

 

ただ再稼働に必要な地元の同意が得られず再稼働の見込みは立っていない

 

 

 

地元の同意が得られないのはわかっていたはずなのに、どうして原子炉に核燃料を入れたのか

 

 

 

狂気の沙汰である

 

 

 

 

 

 

映画を観終わり表に出ると夏日の下で子供たちが水遊びをしてはしゃいでいた

この何気ない日常こそ『平和』であり、それを守るには我々1人1人の意識が必要だとあらためて感じた12時37分なのでした

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで映画『オッペンハイマー』おすすめですわんわんラブラブ

※ちなみにアインシュタインさんは少ーーーし、湯川さんと武谷さんは名前すら出てきませんので悪しからず(_ _)※